◆ イグアノドンをモノリットする ◆

(2000/08/22 撮影 at フルンドッホ, モンゴル)
キャンプに戻り、バルスボルド博士に「イグアノドンの歯の付いたアゴが出た!」
と喜々として報告する。すると博士も喜んだ様子で僕の肩をポンポンと叩き、
昼食後にすぐ見に行こう、ということになった。
現場に着くと、博士はじっと化石を見つめ、硬化剤をかけながら
「よし、掘り出そう」と言った。
そこからの作業は早い。化石の周りをスコップでザクザクと掘り
(掘っている時にもいくつか化石の断片が見つかった。)
変な形の骨を1個の固まりとして
石膏で固めて(ジャケット)取り出した後、
アゴの骨を取り出す作業にかかる。
こちらは、モノリットという手法を使うことになった。
ジャケット
は今まで何度かやったことがあるが、モノリットをするのは初めてだ。
まず、化石の周りを四角く深く掘り下げ、それをすっぽり囲むような
木枠を作ってはめ込む(写真)。
この後、化石の上に紙を敷き、上から石膏をたっぷり流し込む。
それが固まったら板でふたをして、底を掘ってひっくり返して、
底の側も板でふたをする。四角い木の箱になったらできあがり。
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2000/10/01 T.Minewaki
2000/10/02 modified T.Minewaki
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