- 今回はAさんに誘われての3人での山行だった。ヤビツ峠への平日のバスは、休日より1時間遅い出発で満員だった。ヤビツ峠からは大山に行く人が多く、距離の長い塔ノ岳に向かう人は少数派だった。良い天気だった。フジを見ながら車道を登山口へ向かった。
- 登山道は植林の尾根から広葉樹の尾根へと変わっていった。鳥がたくさん鳴いていた。ホトトギス、 ツツドリ、ジュウイチの鳴き声を聞きながら登った。
- 二ノ塔まで登ると展望が開けた。残念ながら富士山は雲の中だった。二ノ塔からはミツバツツジが増えてきた。花を楽しみながら三ノ塔まで登った。三ノ塔からは目指す塔ノ岳がはるか先に見えた。
- ミツバツツジとシロヤシオを見ながら進むと烏尾山に着いた。数人の登山者が休んでいた。雲が取れて来て富士山が見えてきた。海と富士山を眺めながら昼食休憩にした。
- 行者ヶ岳付近は険しい岩場で鎖場が有った。すれ違いも多く注意しながら進んだ。周辺ではミツバツツジとシロヤシオが多く咲いていた。新大日を過ぎるとミツバツツジはつぼみになった。
- 塔ノ岳山頂の登山者は少なめだった。多くの登山者は下山後だったらしく、約10人の団体が奥の丹沢山へ向かうと、山頂は数人になった。ベンチの修理をしていた2人の作業者が目立つほどだった。風に吹かれて富士山を見ながら静かな山頂で休憩した。
- 下りは階段の多い大倉尾根だった。急な所では段差に苦戦しつつ下った。堀山の家まで下ると偶然にも知人のBさんが休んでいた。トレーニングで大倉尾根を往復しているとの事で、今年は初めて来たとのだった。
- 最後は疲れも出て速度が落ちてしまい、結局大倉バス停にはBさんに少し遅れて着いた。それでも全体的に休憩時間が少なめだったせいもあり予定より30分早いバスに乗ることができた。
- この日は天気も良く歩き応えのある山行だった。Aさんと「また丹沢に登ろう」と約束して解散した。