- 宇津ノ俣峠からの信越トレイルハイクも三日目になった。桂池のテント場では夜間に少し雨が降った。
- テントを撤収して歩き始めた。熊ノ巣池は紅葉がきれいだった。雨がかすかに降った。小鳥が鳴いていた。稜線に出てからは幅広の登山道になった。黒岩山シェルターは展望が良かった。紅葉もきれいだった。
- いったん下り、急坂を登り返すと林道に出た。小雨が降ったがすぐにやみ、青空が見えてきた。ソブの池へは、林道の緩い下りだった。最初は紅葉がきれいだった。後半は杉が多くなった。富倉峠へは紅葉のきれいな林道歩きだった。富倉峠も眺めが良かった。林道を歩いた後、涌井への山道の下りになった。涌井で交通量の多い国道を横切った。
- 涌井からの林道の登りで池やキャベツ畑を見た。30歳位の男性スルーハイカーとすれ違った。足の疲れが出てきたので、ゆっくりと登った。水場が有ったので水を補充した。涌井新池からはカラマツ林の登りだった。カエデの紅葉もきれいだった。やがてミズナラの森になり黄葉がきれになった。毛無山山頂は小道を南へ少し進むとベンチの有る展望地に出た。千曲川の展望がきれいだった。
- 毛無山を下り希望(のぞみ)湖に出た。正面に斑尾山が見えた。希望湖からいったん下り、崩れた所を迂回路で通ると再び登りになった。丘まで登ると広葉樹の植林になった。再び下ると沼ノ原湿原だった。ススキの穂が伸びていた。
- 沼ノ原湿原から一登りすると赤池手前のブナ林になった。黄葉がきれいだった。冷たい風が吹いていた。ブナ林から下ると赤池のテント場に着いた。池の周囲の紅葉がきれいだった。他のテントは無かった。夜は星空がきれいだった。
- 翌朝、暗いうちにサポートのI氏が赤池にやってきた。テントをたたみ、ランプを付けて一緒に出発した。しばらくは林道歩きだった。月は半月だった。林道には分岐が数ヶ所に有った。次第に夜が明け明るくなっていった。
- 袴岳への登山道に入った。すぐにトラバースの道になった。遠くに鍋倉山方面の山が見えた。妙高高原駅方面への分岐には、入り込まないよう木の枝が置かれていた。分岐からしばらくは右側が杉植林だった。
- ブナ林になり、袴岳山頂に着いた。西側の展望が開けた。少し雪の付いた妙高山は、山頂部が雲の中に隠れていた。
- 袴岳からの下りは、ブナの黄葉が逆光に輝いてきれいだった。下り切ると袴池と袴湿原の間に着いた。左へ100mほど進むと袴池だった。紅葉がきれいだった。袴湿原には木道が設置されていた。木道は散策用に屈曲して付けられていた。湿原が終わると樹林の下りになった。
- 万坂峠では時々車が通った。ゲレンデに入り、登山道を登って行った。脇の紅葉がきれいだった。少し風が冷たかった。北西側に視界が開けたところでは地平近くに虹が見えた。
- ゲレンデを登って行き、最後に少し樹林帯に入ると、リフト終点の1310m地点に着いた。少し汗をかいていた。遠くに鍋倉山が見えた。リフト終点からはブナ林の登りになった。上り下りを繰り返した。良い天気で少し風が吹いていた。北峰を過ぎたところで60歳くらいの男性スルーハイカーに会った。
- 斑尾山山頂に着いた。これで昨年歩いた分を合わせ、信越トレイルの踏破が完了した。登って来たスルーハイカーに写真を撮ってもらった。出発する男性を見送った後、I氏からの差し入れのミカンを食べながらゆっくりくつろいだ。
- 北峰まで戻った後はゲレンデの下りになった。少し滑りやすいところが有った。最後に少し登り返し、車道をI氏が車を置いた「斑尾高原山の家」まで歩いた。着替え後、I氏に飯山駅まで送ってもらった。