- 仙涯嶺を越え、3日間の山行も最終段階になった。越百山への緩い坂を登り南北に長い山頂に着いた。誰もいない山頂で最後の展望を楽しんでいると、南側の稜線から高校のパーティ8人組が到着した。このグループを見送った後、木曽谷側へ下山し始めた。
- 下りはすぐにシラビソの樹林帯になった。以前通った伊那谷側への道に比べだいぶ歩きやすかった。次々と日帰りの登山者とすれ違った。越百小屋では小屋番が久しぶりの好天に忙しそうに布団を干していた。
- シラビソの森を下って行くと上の水場に着いた。この付近ではメボソムシクイなどの鳥の鳴き声が多かった。尾根を離れて林道へ下る途中には下の水場が有った。この付近ではハルゼミがたくさん鳴いていた。
- 福栃橋からは林道を下っていった。ゲートのところの駐車場には車が30台ほど停まっていたが人影は無かった。車道を歩き続け伊奈川ダムの先まで下ったときに車が停まってくれて須原の手前2.5kmの分岐の所まで乗せてくれた。
- 須原駅の手前まで歩くと谷の向こうに木曽駒の稜線がびっくりするほど高いところに見えた。