日本の城リファレンス:page16(馬出し・門・塀・破風・石落とし)
▼馬出し
近代城郭の馬出しが完全に残っているのは、兵庫県にある篠山城のみであるが、戦国期の土の馬出は多く残っている。丸馬出しは武田氏の城、角馬出しは北条氏の城、などと各大名家に特徴がある場合もあり、見ていて楽しめる。城の出入り口を虎口と呼び、入り難く出やすい事を目標にしている。如何せん説明不足なのだが、説明し出すと膨大な字数が必要となってしまうのでこのへんで勘弁して欲しい。
▼門・塀・破風・石落とし
門は余りにも種類が多いので割愛。城特有のものとして高麗門と櫓門がある。
破風は"はふ"と読む。これも同じ理由で割愛。城には唐破風と入母屋破風が多い。
【石落とし】
石垣なんかを登ってくる敵に対して石や熱湯を落として撃退する。相手に見られない工夫が施されている
【狭間】
櫓や塀から鉄砲や弓を撃ちまくる。弓用は縦に長方形で放ちやすく、鉄砲用は(図参照)丸型で狙いやすくしてあるのが基本。
【塀】
昔は板塀だったが燃えやすい上耐久性低しということで土塀になった。石灰や漆喰で塀を白く塗るのは城郭に石垣とのコントラストで美観をそえるため。
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