フルードが漏れる原因はこれだ

 次回紹介する別の部分も比較した結果、マスターシリンダーについているキャップ(と呼んでいいのか?)に、対策品/未対策品で決定的な違いがあった。写真左が対策品のキャップである。



 拡大すると、対策品にはクラックが入っていないが、未対策品にはそれがある。



 過去の検討結果では、このクラックに沿ってフルードが漏れ出す可能性が示唆された。クラックは、キャップの内側にある凹みの外側に発生し、計6箇所見られる。



 ではなぜ対策品にクラックが発生しないのか、改めて比較する。写真左が対策品だ。一見するとクラックの有無以外に双方に違いは無いように見えるが・・・



 対策品はキャップの内側にある凹みの延長線上に六角ボルトの「辺」があるのに対し、未対策品は「頂点」がある。違いがわかるだろうか。



 たったこれだけの違いである。ただし、なぜこの構造の違いだけでクラックが入る/入らない、のかまではわからない。


 今回はこれでおしまい。次回はキャップやマスターシリンダーの内部構成部品を詳しく見るとともに、対策品と同等のキャップになるような改善が未対策品に対してできないかを検討していく。