サーモスタットカバーの割れ、その2

 サーモスタットカバーをストレートエッジの上に置き、歪んでいるかどうかを確認した。



 歪んでいた。結構隙がある。



 2つとも0.5mm程度の隙ができていた。



 なおクラックのない正常品には隙はほぼなかった。



 以上の結果から、クラックの原因が特定できた。それは、オーバーヒートによってサーモスタットカバーが歪んでしまい、クラックが入ったのだ。実際、この2つのサーモスタットカバーが付いていたエンジンは、それぞれオーバーヒートの履歴があった。下の写真は、サーモスタットカバーとともに頂戴したサーモスタット。軸が曲がり、オーバーヒートの影響を強く受けていることがわかる。



 0.5mm程度の歪みなら、強くネジ留めすることでなんとかなるのではないか。その点を次頁で検証していく。