パビリオン内のアトラクション

 「空飛ぶクルマ ステーション」では、展示だけでなくアトラクションも用意されていた。そのアトラクションとは、空飛ぶクルマに乗って飛行している様子(離着陸とか地上の景色とか)を全面ディスプレーに映し出すというもの。
 アトラクションの待機時間中にタブレットを渡された。これ、空飛ぶクルマに自分好みの色を塗ったものが、全面ディスプレーに映し出されて飛んでいくというもの。というわけで色を塗ってみたが、実にセンスがない。



 ディスプレーに映し出されたところ。配色がひどすぎる・・・



 アトラクション終了後は、着陸した空飛ぶクルマ・ミャクミャクと一緒に記念撮影できる時間も設けられた。なお飛行中の画像はない(全面ディスプレーの画像を撮影しても、ごく一部の切り取りにしかならず全く伝えきれないため)。





 最後になったが「空飛ぶクルマ ステーション」の感想を。クルマ関係だから行ったのだが、行かなくても良かったなあというのが感想。少なくとも、貴重な予約枠を取ってまで行くところではなかった。あと、私にとっては万博初の全面ディスプレー投影アトラクションだったのだが、おかげで少々気分が悪くなってしまった。VR酔いほどひどくはなかったが。
 他にも残念だった点は「空飛ぶクルマとはなんぞや」といった説明が無かったこと。タイヤが付いていないのにクルマだと言い張る理由がわからないし、クルマだと言い張ることで航空法関連の規制にひっかからないようにするためなのだろうかとも思ってしまう。

 空飛ぶクルマの実物を見てわかったのは、技術的には可能でも普及はしないだろうということだ。空を飛ぶメリットと、事故発生時のリスクの大きさ・機体製造コストなどを考えると、とてもじゃないが成立しない。ガンダムパビリオンのように、遠い将来こうなるだろうというSFではなく、成立しえない近未来を見せられてもなあ・・・というのが万博大賛成の私の意見である。