マツダのブース

 マツダのブース。3台の車が展示されていた。




 この3台の車には、それぞれストーリーがある。「前向きに今日を生きる人の輪を広げる、人とクルマのWell-Aging」。Well-Agingとは、直訳すると「ええ感じの年の取り方」、本文中には「人もクルマもいつまでも元気にいきいきと生きる」と表現されている。



 「クルマとともにいきいきと生きた方々の物語」のパネルが展示されていたので、それを見ていく。
 FDの例を中心に紹介されていた。





 ロードスターやFCの例。



 以上の説明を見てマツダ思いを言い換えると、「人とクルマの感動的・感傷的な繋がり」、「車は人の幸せを演出するパートナー」と位置づけているように見える。ノスタルジック2daysに出展している他のブースでは見られない独特の内容だ。個人的には何か気持ちが悪い。

 「車は人を幸せを演出するパートナー」というと聞こえはいいが、現実世界をよくよく見ると、人の幸せ=宴会で楽しい思いをする、車の役割=宴会会場へ向かうための移動手段、という構図になりがちである。これは、車は単なる移動手段ではないとする多くの自動車会社側の主張と相反してしまう。こういった所期の思いとは異なる方向に進んでしまうことが、なんとなく感じてしまう気持ち悪さの正体ではないか?? マツダはこのことに気がついていないのではないか。「みんなで集まって、なんとなく楽しい」で終わってしまうマツダ主催のミーティングは、いくらでもあるからだ。


 以上を踏まえた上で、次頁からCLASSIC MAZDAの取り組みを見ていく。