キーシリンダーのシャッター落ちを直す、その2

 矢印で示すのが、問題となっているスプリング。



 取り外したら折れていた。写真右は正常品。



 ここから組み立てに入る。正常品をキーシリンダー本体に入れる。方向性があるので注意。



 シャッターを取り付ける。写真では撮影用にシャッターがぴったりと収まっているが、実際はスプリングを正常品に交換したため、シャッターが浮いてしまう。



 中蓋を取り付ける。これは置くだけ。



最後に両面テープか接着剤で蓋をかぶせる。



 蓋の周囲を削っているため、カシメることはできない。また切削面は綺麗で違和感はない。



 完成したらAZ−1に取り付け。例の切削面は、ドアパネルに隠れてしまうため、少々汚く削っても見映え的には問題無い。



 シャッター落ちを直してきたが、これが重症化すると中蓋までおかしくなっているものがある。下の写真は、キー位置に関係無く、中蓋がクルクル回ってしまうキーシリンダーの例である。



 原因は、矢印に示す位置にある突起がとれて無くなっているため。



 ここがダメになっている人は、ドナー用のキーシリンダーの物が使えるので、交換しよう。