「消棒RESCUEもどき」の構造

 コストがかかるため、この実験検証に大量の消棒RESCUEを消費するわけにはいかない。そこで64gの二酸化炭素ボンベカートリッジを用いて、消棒RESCUEに相当するであろうものを作った。以降「消棒RESCUEもどき」と称す。



 各種可燃物に対する効果を検証する前に、消棒RESCUEもどきの構造を見ていく。構成は単純で、64gの二酸化炭素ボンベカートリッジにレギュレーターをつけただけだ。



 レギュレーターと書いたが、実際はゲージとニードルバルブが付いているだけで、ダイヤフラムを用いたような圧力調整機能はない。



 中には、矢印で示すような突起が出ている。この突起で二酸化炭素カートリッジに穴を開け、二酸化炭素を噴出するようになっている。



 左側が使用済みのカートリッジ。穴があいている。



 次頁では、消火実験に用いる可燃物選定の理由と、実験条件の設定を行う。