そもそもLINとは、発電する見込みはあるのか?
これがLIN端子のついているオルタネータ。ヤフオクに出ているものを適当に選んだ。
これがLIN端子。4本端子があるが、実際に信号が出ているのは矢印の1本のみ。L端子(チャージランプ)もIG端子(レギュレータに給電)もない。これでは励磁できないではないか。発電するのか??
LINとは何かを調べてみたところ、Local Interconnect NetworKの略であることがわかった。センサなどの低速度通信に採用されている規格だそうだ。オルタネータとLINの関係だが、燃費向上のための充電制御用の通信に使われているのだろうと推察される。
一方、L端子もIG端子もないオルタネータを付けるとちゃんと動くのだろうか。実は動きそうなのだ。とあるLIN付きレギュレータICの説明を見ると、Standalone modeというのがある。
で、オルタネータが2000rpmになると(エンジン回転数が2000rpmという意味ではない)、発電を開始するというのだ。
ほんまかいなと思いつつも光明は見えてきた。Standalone modeの存在理由だが、何らかの障害が発生してLIN通信ができなくなったとき、発電停止を避けるためのモードではないかと推察する。Standalone modeというよりは、falesafe modeというニュアンスが強い気がする。
次頁では、オルタネータにプーリーを取り付ける。