互換パーツの探し方


1.AZ−1とワークスの関係
 AZ−1の歴史を見ても分かるとおり、AZ−1はスズキからパワートレイン関係の供給を受けて作られたものである。従ってエンジン関係に互換パーツが多い。しかし問題もある。エンジン部品の多くはアルトのものであるが、アルトの大半はAT車であるため、MTであるAZ−1に使えないものが多い。それに加えてターボ車の内訳を見るとSOHCターボが圧倒的に多いため、DOHCターボであるAZ−1の部品を解体屋で見つけるのは困難となっている。互換パーツは多いのだが、将来欠品となったとき解体屋等で実際に入手できる可能性は低いというわけだ。油断はできない。


2.互換パーツの探しに必要なもの
 まずアルトやワゴンR関係のパーツリストとCARAのパーツリストが必要である。ちなみに、AZ−1のパーツリストは絶版となっているため、コピーサービス等でないと入手できない。
CARAのパーツリスト    9900B-80097
550ccアルトのパーツリスト  9900B-80079-002
660CCアルトのパーツリスト  9900B-80093-021
ワゴンRのパーツリスト    9900B-80099-021


3.パーツカタログの見方
 CARAのパーツカタログを見ると、部品番号が69D00とか69D01とか書かれているものがある。これらのパーツは、ごく一部の例外を除いてCARA専用パーツとなっている。この部品番号のものは、他のスズキ車に互換パーツがないと考えてよい。
 一方AZ−1のパーツカタログには、部品番号がP100と書かれているものがある。これはAZ−1専用のものであることを指している。しかしそれ以外の部品番号の書かれているものは、他のマツダ車に互換パーツのあることが考えられる。