草むらのヒーロー

 草むらのヒーロー。それは、雑誌「ノスタルジックヒーロー」の中に出てくる投稿コーナー。そこでは捨てられた・事故でそのまま放置され草木に埋もれかかった、たくさんの車たちが紹介されてきた。「おごれる者は久しからず」、わびさびですなあ。
 そんな中、草むらのヒーローたるAZ−1もしくはCARAが発見された。これは某県・某所に放置(?)してあるもの。所有者は不明。土に変えるにはまだ早い状態だが外装ははがされ、詳しい人ではないとAZ−1であることすらわからない。


 ご覧の通り、タイヤはない。ヘッドライトや天井のラジオアンテナがつく部分のプレートさえなく、取るものは取ったという感じ。写真ではわからないが、フロントとリアが若干つぶれている。またリア、チケットウインドウ、サイドクオーターガラスは完全に割れてなくなっている。室内に赤いものがあるが、これはドア部分のパネル。なぜドアパネルが取られてないのか理由はわからない。




 ディスクプレートはぼろぼろに錆びているが、シャシーには目立った錆が発生していない。さすがは現代の車だ。油断は禁物だが、この環境でこの状態を保てるのなら、錆に関しては目くじらを立てて心配するほどのものでもなさそうだ。



 写真を撮る際、犬にけたたましくほえられたためこの枚数が限界だったとのこと。情報提供のTAさん、写真撮影の森野さん、ありがとうございました。