「割振り」とはピアノ調律師の専門用語で、基準となるA音を含んだ鍵盤の中央の1オクターブを平均律に調律することです。平均律ではオクターブ以外の音程の振動数の比が単純な整数比ではない(純正ではない)ために、3度、4度、5度、6度のような協和音程でもうなりを生じます。調律師が「割振り」をするオクターブ内では、これらの音程の1秒間に発するうなりの数が、普通の人の聴力でも数えられる範囲にあります(1秒間に11回以下)。調律師はこのうなりの数を基準通りに調律することによって平均律を作っています。割り振りトレーニングソフトは、この割り振りをPC上でできるようにしたものです。 |
割り振りトレーニングソフトは、張能調律事務所が企画・制作・販売を行っているソフトです。(ソフトウェアの開発は、音楽研究所で行いました。) |
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割り振りのためのうなりの回数は、表で覚えます。理論値で調律がうまくいかない場合は、インハーモニジシティの影響が考えられます。ソフトでは、インハーモニジシティを考慮する機能も備えています。 |
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割り振りトレーニングソフト |
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