歌舞伎 連獅子  

日時:2003.06.29(sun) 22:00 〜 NHK教育放送「芸術劇場」
分類:歌舞伎舞踊

配役:
狂言師右近、後に親獅子の精:中村鴈治郎
狂言師左近、後に仔獅子の精:中村壱太郎
僧・遍念:上村吉弥
僧・蓮念:中村亀鶴

内容:
 幕が上がると正面、左右に雛段が広がる。長唄、囃子方が居並ぶ。
 右近が白毛の、左近が赤毛の小さな獅子頭(手獅子)を、手に登場。その獅子頭を震わせながらの舞。鴈治郎が孫との共演で、親獅子が仔獅子を谷底に突き落とし、這い上がってくる仔獅子を演じる。
 二人が(作り物の)蝶に手引きされるように、花道に消えていく(左近が先、右近は後にゆっくりと)。
 ここで間(あい)狂言が入る。狂言師の出で立ちで僧・二人が登場。宗派が異なる二人(日蓮宗と一遍宗)が宗論を始める。太鼓と鉦を打ち鳴らす二人。突然、嵐が吹き荒れて阿弥陀堂へ逃げ込む二人。退場。

 かわって舞台に2つの台が運び込まれ、紅白の牡丹の木が立てられる。(花道から)親獅子が登場し、上手の台の上へ。頭髪は引き摺るような白髪。続いて仔獅子(赤毛)。二人とも能衣装。牡丹の花をつけた枝を両手にする。台の牡丹の木が取り払われる。長い頭髪を勢いよく振り回す。囃子方の演奏も激しくなる。目を回しそう。

参考資料: 歌舞伎ハンドブック(\1,500 三省堂)

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更新日: 03/07/13