エゾライチョウ（オス）
エゾライチョウ（オス）
北海道特有のゲームである蝦夷雷鳥（現地では山鳥と呼んでいます）の写真です。北海道 で山鳥というと蝦夷雷鳥のことなので道外ハンターの方は注意してください。いわいる本当 の山鳥は北海道ではほとんど見ません。キジも高麗キジのみでこの生息数も非常に少なくな っています。北海道では数年前まで高麗キジは禁鳥でしたがいまは解禁されています。 エゾシカやキタキツネに関しては写真等がよくでていますしその特徴的な外見から他の動物 と混同する事はないと思います。しかし、蝦夷雷鳥についてはほとんどこの様な写真がなく、 また本州方面では同科の雷鳥が立山の天然記念物としてしか生息していないようなのでほとん ど見たことが無いのではないかと思います。
蝦夷雷鳥は非常に美味なゲームなので、もしエゾシカ猟等で北海道に来た場合は捕獲してみ ては如何でしょうか。近年かなり減ってきていますので希少なものになってきています。 ただし、ライフルでは熊や鹿以外を射獲すると違反ですので必ず散弾銃を使用してください。 多分近射になるので使用装弾は7.5〜5号程度で十分でしょう。
大きな鳥ではないですが、胸肉はボリュームがあり新鮮な場合、さしみでもOKです。変なく せも無いので万人向けのワイルドミートでしょう。他の鳥と同様に射獲後すぐに腸を抜いてく ださい。
オス・メスの写真です。大きさはタバコの箱との比較で見てください。上にいるのがオスで 下がメスです。同じ剥製を２アングルから撮っています。この剥製のエゾライチョウは数年前 に道東で射獲したものです（オスメス別個の場所で獲っているのでつがいだったわけではあり ません）バックが近くフラッシュの影が出てしまったので輪郭がわかりずらいかもしれません が心の目で見てください(^_^;)。
オスの場合、喉の下が黒く、目の上の所に赤い色もついています。メスはこれらの色が無く
全体にくすんだ感じです。また、足に羽毛が生えているのも大きな特徴です。蝦夷雷鳥はオス、
メスとも狩猟鳥ですので猟場でシビアな判別の必要はありません。また、外見が似た禁鳥もほ
とんどいません。