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Kakapo History

 1905年にカカポの問題に取り組んだフットン(Hutton)とドラモンド(Drummond) の次の言葉を覚えておくべきでしょう。  「その知性は尊敬に値する。その無力は同情に値する。その鳥をよく知っている 者なら誰でも、その優しい気性故にその鳥を慕う。親切に感謝で報い、犬のように 情愛深く、仔猫のようにお茶目なのがこの鳥である。」

Hoki nibbles on a human's hand

Hoki combs human's hair with her beak, oh my!

Hoki explores human's ear!

 こうしてこんな事態になったわけです。ほんの一握りの鳥だけに。数百年前の夜、 どんな感じだったはずか想像してみて下さい。これらの巨大な島々の丘々、草原、 山々じゅうを歩き回っている、本来の姿の何千の鳥。空を渡って、遠雷のように聞 こえる音、あちこちから湧き起こり混じり合う。物語や空想ではありません。別世 界のおとぎ話ではないのです。それは私達自身の持っている、不思議な故郷。

 なぜカカポを救うの? なぜ絶滅の縁にいる生物を救うのか? マーク・カーワーダイン(Mark Carwardine)は、 Last Chance To See という本で答えています。

 「あらゆる動植物は、その環境の不可欠な部分であって・・・もしそれらが絶滅すれば、他の多くの種も絶滅するかもしれない。しかも、自然保護は私たちの生存にも正しく調和するものなのである。動植物は、人命救助の薬品や食物を私たちに提供してくれ、農作物の受粉も果たし、また、多くの産業生産にも重要な成分を提供してくれている。皮肉にも、私たちに最も必要なものは、大きくて美しいものではなくて、見にくくてあまり劇的なものではないのだ。

 保護にはもう1つの理由がある。私はこれが最も大切なことだと信じている。なぜ多くの人々が、サイやパラキート(尾の長いインコ)やカカポやイルカを保護するために自分の生活を捧げてきたのかという理由である。しかも、それは単純なことなのだ。もしそれらの生物が居なかったら、世界は 随分と貧しく、暗く、寂しい場所になってしまうだろう、ということだ。」

目下この文書は定期的に編集・更新しております。今後の進展を期待していて下 さいね!
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