Soundmodem + UI_View32 設定方法


● (No.801) Soundmodem + UI_View32 設定方法 (2013年6月30日)
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半年前の JA0CAW局による "Soundmodem + UISS 設定方法" を基に、JE9PEL/1 が
"Soundmodem + UI_View32 設定方法" として、ここに順を追って補足をします。

(1)          (2)          (3)          (4)          (5)          (6)
          
(7)          (8)          (9)          (10)         (11)         (12)
          


(1) Soundmodem -> Settings -> Devices -> PTT Port設定
(2) UI_View32 -> Setup -> Comms Setup -> Host Mode を AGWPE選択
(3) UI_View32 -> Setup -> Comms Setup -> Host Mode -> AGWPE -> Setup確認
(4) UI_View32 -> Setup -> Station Setup -> Unproto port, address確認
(5) AGWPE Ports Information 自動ポップアップ
(6) UI_View32 最初に2回自動送信
(7) UI_View32 -> Messages -> Setup -> Message Retries -> Try 1 times設定
    ここの 1回の設定が重要。Try 1回なので、interval は任意秒数でよい。
(8) UI_View32 -> Messages画面でメッセージ送受信。下段の To, Digi, Text欄
    に記入しEnterキー押下で送信動作。Sent欄をダブルクリックして再送信可。
(9) UI_View32 -> Terminal で状況確認。(2)HostMode->None, TNCtype->TNC2の
    設定の時は、Terminal欄で送信可。
(10)UI_View32 の送受信の結果が、そのまま Soundmodem にも反映。
(11)UI_View32 -> Action -> Connect Aprs Server で、findu.com.ISS に反映。
    (事前に、UI_View32 -> Setup -> APRS Server Setup しておく)
(12)APRS Server にも ISS との送受信の結果が統計として反映される。





UI_View32 Messages

UI_View32 は基本的に地上APRS運用に特化したソフトなので、これを衛星通信に
応用する前に、APRSの概念および UI_View32ソフトそのものを理解しておく必要
があります。下に 参考URLと参考書籍を紹介しておきました。ここでは上の記事
の中で、特に送信に関わる (8)UI_View32->Messages画面について補足をします。

[画面上段のタブ]

  ALL: 送受信されている全てのメッセージ(他局を含む)を表示する。
  Mine:自局宛および自局が発信したメッセージだけを表示する。
  BLN: APRS Bulletin として発信されたものを表示する。
  NWS: APRS News として発信されたものを表示する。

[画面中段の履歴欄]

  Y: 宛先局からの ACK を受信(宛先局がメッセージを受信するとACKを返す)
     した時に、Y (Yes)と表示される。(ACK: Acknowledged, 承認 受領)
  N: リトライ完了後(後述)も宛先局からの ACK が受信できなかった時に、
     N (No)と表示される。(数字はメッセージの通し番号。100でクリア。)
     N表示のメッセージをダブルクリックすると再送信が可能。
  H: 宛先局へ送信しようとした以前のメッセージがまだ送信完了していない
     ため、送信しようとした今のメッセージが保留(待機)状態になった時に、
     H (Hold)と表示される。

[画面下段のメッセージ送信欄]

  To: 宛先局のコールサインを記入する。(ここで ALL, SAT 等は無意味か?)
  Port: メッセージを送るポートを指定する。APRS地上サーバー直接接続の
        場合は I (1ではない)とする。I とした場合は、Digi欄は入力不可
        になるので、衛星通信の場合は 1 を入力する。
  Digi: 衛星デジピータコールサインを入力する。(ISS の場合は RS0ISS-4)
        Digi欄をダブルクリックするか、Ctrl+D とすると、
        Main Screen -> Setup -> Station Setup で設定したデフォルトの
        デジパスが設定される。
  Text: この欄にメッセージを記述して、Enterキーを押すと送信される。
        APRSフォーマットでは最大67文字。画面右下の TH-D7欄にチェック
        すると最大45文字に制限される。
  Name: To欄の局のハンドル名を入力すると、次回からName欄にも反映して
        ハンドル名が表示される。衛星通信には必要ないか。

[Messages->Setup]

  自局が送信したメッセージに対して宛先局からの ACK が受信されなかった
  場合の再送信に関する設定をここで行う。上図(7)を参照。

  Retry interval: 再送信の間隔秒数。
  Try x times: 再送信の回数。
               再送信回数まで試みても ACK が受信できなかった場合は、
               このメッセージ送信は失敗したと見なされ、画面中断の
               履歴Status欄は N の表示になる。衛星通信では 1 を推奨。
  Retry on heard: チェックすると、メッセージ送信に失敗した場合でも
               その宛先局の信号を受信した時に、再送信を行う。
  Expire after x mins: Retry on heard欄がチェックされている時のみ有効。
               設定した時間が経過すると、Retry on heard機能無効になる。


[参考URL,書籍]

  http://www.ui-view.net/
  http://aprs.xii.jp/aprs/uiviewtop.html
  http://uz7.ho.ua/packetradio.htm
  http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr526.htm
  http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/14/14951.htm


[参考Video]

  
  http://www.youtube.com/watch?v=HZRl5hXMQWw


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