与倉前館

概説志苔館跡から西へ1200mほどのところに与倉前館跡がある。ここは志苔館の支館といわれ、志苔館の小林良景の弟政景が居住していた。しかし、永正9(1512)年志苔館とともにアイヌ民族によって攻め落とされ、そのまま廃きょになったという。与倉前館跡は、国道278号線、函館市高松町の根崎保育園の裏側にある。海に面した南側は20mほどの急ながけとなっており、ここからのながめはすばらしくよい。そのため、重大事件発生を知らせる「のろしば」としての役目が大きかったといわれる。戦後、ここには館跡を示す標柱があったというが、現在はない。[はこだて歴史散歩P221より抜粋]
根崎保育園南側の張り出し
    その他の写真
  1. 下から見上げたところ
  2. 眼下には根崎の町並みが見下ろせる
訪問記[2001/6/18]「はこだて歴史散歩」の記述をたよりに見に行った。遺構らしきものはないが館にしたくなるロケーションだ。
所在地北海道渡島支庁函館市高松町。
参考書『はこだて歴史散歩』