大防館

概説 「大防館」は仮称です。
 堀跡などが残っていた、という話は聞いたが残念ながら調査はされなかったらしい。従って城館跡かどうかは未確認で名称も付けられていないため字名を取って仮称としておいた。
 如来寺、広徳寺は中世には城館としての役割を持っていたのではないだろうか。周囲を調査してみると、土塁、堀、虎口、郭等と思われる削平された部分が見つかる。(中略)中世には、寺社は陣をはるには中心的存在と考えられている。郷中の地形、古来よりの遺構を調べることにより、神越郷の郷中としての存在が見出せることと考えられる。[『美浦村の古墳と古墳群』より]
土塁と櫓台
    その他の写真
  1. 国道125号線から見える櫓台
  2. 本堂西側の土塁は枡形虎口の土塁か
  3. 墓地北側の藪中にある大防古墳群第3古墳は物見台だったかもしれない
訪問記[2001/04/16]ここの城郭遺構は調査されていないとの話を聞きました。大きな土塁や櫓台が残っているだけに残念です。
[2002/12/15]如来寺墓地北側の藪中にある大防古墳群第3古墳は物見台にでも使われたかもしれない。
所在地稲敷郡美浦村木原。如来寺境内およびその周辺
参考書『美浦村史研究六号』