大日城

概説 東村北小学校の真裏には、古墳と古墳を土塁で繋ぎ、これを防御線に組み入れた郭が2面顕在している。この状態は古代と中世の同居を、現時点でも確認できる、希少価値のある遺構といえる。また、中世城館研究の上でも、古墳を破壊せずに、他の目的のために併用させたことに意義が深い。[「阿波崎城跡・平台郭跡」より抜粋]
 ここ大日城は美浦村木原城の城主近藤氏の元居たいわゆる伊佐部城と考えられる場所である。
大日城跡の現在は「美しき」ゴルフ場
    その他の写真
  1. 古墳と古墳が土塁で繋がっている珍しい遺構
  2. その土塁の上から(前方に古墳がある)
訪問記[2001/12/31]残念ながら「阿波崎城跡・平台郭跡」報告書にある遺構のほとんどは今は無い。だが幸運にも4号古墳と3号古墳を繋ぐ土塁およびそれらの周辺の土塁は現存していた。まったく期待していなかっただけに感動だった!今日はゴルフ場も休業だったようで周辺部を(勝手に)散策させてもらった。
所在地稲敷郡東町伊佐部。利根ゴルフ倶楽部敷地内。観音寺裏山。
参考書「阿波崎城跡・平台郭跡」