スエーデン式サウンディング法(SS式)地盤調査とRES-P工法

A 鉄の棒(ロッド)が垂直に立てれる様に調査ポイントに約30cmの穴をあけます。
B 鉄の棒(ロッド)に鉄製のおもりを支える受け皿(クランプ;重さ5kg)を固定します。
C 受け皿(クランプ;重さ5kg)に鉄製のおもりを10kg2枚、25kg3枚を順番に乗せていき   ます。すべて乗せ終わるとスクリューポイントに、かかる荷重は100kgになります。

@ 写真A 図面で建物の配置を見て検討して、調査ポイント(通常4〜5P)を決定します。

D 静止した状態で100kgの荷重を掛けてもロッドが沈まない時は(自沈無し)ハンドルを回転させ
  て、ロッドが25cm沈むのに半回転(180度)計算で何回、回転したかを記録していきます。
E ロッドの長さは1mなので下まで沈みきってしまうと、おもりと受け皿とハンドルを下ろして1mの長
  さのロッド(ネジ式になっている)を取り付けて、BからEを繰り返し行います。

F 調査完了の基準
  {N値20以上の支持層を確認した時}
  {5m以上の安定層を確認した時}
  {調査深度が10mを越えた時}
  スウェーデン式サウンディング試験方法で信頼出来るデータの限界は、10mまでといわれています。
  10mを越えると100kgの荷重がダイレクトにスクリュウポイントに伝わりにくくなって来るためです。

Gロッドを引き抜き、土質のチェックと水位の有無を調べます。

H この試験結果に基づいて、地盤改良を行います。
   地盤改良にも色々な方法がありますが、我が家は、RES-P工法と呼ばれる細径管
  (φ48.6mm、長さ6.0m)の鋼管を約193本、杭打ち機により、支持層まで打ち込みます。
  この上に、布基礎が乗り、建築物の安定が保たれることになります。
スウェーデン式サウンディング法とは、750ニュートンのおもりを付けた、試験機を回転させ、支持基盤に達するまで、25cmごとにその回転回数を測定することで、簡易的、経済的に地盤の調査が行える方法である。

この試験により、地盤改良が必要な場合は、地盤改良材で締め固め、良質な硬度の地盤に改良することが必要である。

手    順

写真A
写真B
写真B、
写真C
写真C
写真D
写真D

スエーデン式サウンディング法(SS式)地盤調査

RES-P工法による地盤改良

写真E
写真E

■ 住宅の軟弱地盤を強くする基礎地盤補強工法で

Reinforced(補強)Earth(地盤)with Steel Pipe(鋼管)の略語です。

■ 軟弱な地盤中にパイプ(細径鋼管)を貫入することで地盤の支持力とパイプの支持力の    複合作用により、地盤の支持力増加と、沈下低減を図る基礎補強工法です。

RES-P工法の特徴

RES-P工法とは?

1. 地盤の地耐力を強化

2. 低振動・低騒音施工

3. 狭い土地でも施工可能

4. 優れた耐久性

5. コストパフォーマンスが高い

6. 残土処理が不要