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ここでは、メディアアートの作品「MusicTrain」を紹介します。   
MusicTrainの概要

 

ミュージックトレインは、音の構成を視覚化することができるメディアアート作品です。
電子ピアノを演奏すると、列車が走ります。12本のレールは、ドレミファソラシの7つの音と、その間の5つの音に対応しています。ドの音を演奏すると、ドのレールの列車が、レの音を演奏するとレのレールの列車が前進します。
このシステムを使用して、競馬のような、ゲームをすることができます。演奏を始める前に、列車をスタート地点に並べます。曲が弾き終わった後に、どの列車が先頭にいるかを予想します。列車の位置は、曲の中での、ドレミの各音の出現頻度を表しています。一般的に、ハ長調の曲では、ドやソの音の出現頻度が高くなりますが、上の動画で示されるように、きらきら星では、ソの音の出現頻度が最も高かったことがわかります。
このように、ミュージックトレインでは、特定の曲の、音の構成を視覚化することができます。

コンセプト 
(1)曲中に含まれる音の成分を視覚化する。
(2)ゲーム的な要素を取り入れる。
システム構成

レールや車両は鉄道模型のNゲージという規格の市販品を利用しています。レールから車両に電源を供給する仕組みになっています。

PCに、USB経由で、電子ピアノとArduino Megaが接続されています。Arduinoメガには前進、後退、停止が制御できるモーターコントローラが接続されています。モーターコントローラは、レールに接続されています。
配線の整理のために、Arduino Megaのシールドを自作しています。

 

制作過程
2025年7月制作開始。
リレーど正負逆転できるコントローラを使用していたが、同じことができるモータードライバに変更。
ZゲージからNゲージに変更。Zゲージは車両をレールに乗せるのが難しく、途中で車両が停止してしまうことが多かった。
2025年8月7日に基本的な部分が完成。
展示記録