ロシア物語【イルクーツク編】

2004年07月07日(水)「ある朝のブレックファースト」
 イルクーツクホテルでは、各自が自分の好きな時間に朝食を取ることができました。 ツアー仲間が食事をとっていたところへ席を取ると、前の席にドイツ人のおじさんが座っていましました。 話しかけたいのですが、私の即席の英語では伝わりそうもないので応援を頼みました。

 男性のみなさんは海外での仕事の経験もあり英語は堪能のようです。譲り合ってTさんが受けてくれました。なんとそれはドイツ語でした。 “ドクターT”はドイツ語も話せるのかと感心しきりの私でした。

 やっぱり話が通じることはいいことですね。その場がとても和んだ雰囲気になりました。

2004年07月07日(水)「石のアザラシ」
 バイカル湖のほとりのお土産店では、魚の薫製とかユーモラスな石のアザラシやその他シラカバで作った民芸品なども売られていました。 あまり、荷物にならないので一つ、可愛い小石のアザラシを買い求めました。

 机の上に飾っていますが、何とも愛らしくて癒されています。

石のアザラシ1石のアザラシ2

2004年07月07日(水)「琥珀のイヤリング」
 ロシアは琥珀の産地で多く取れるようです。エルミタージュ美術館に「琥珀の間」があるくらいですから。 ツアー仲間の女性ふたりは、イヤリングにと購入しました。

 おみやげ屋さんには、いろんな琥珀の装飾品が並べられていました。値段も安くて手頃でしたが、あれこれ迷っているうちに買いそびれてしまいました。 どこへつけて飾ろうかと考えているうちに面倒になったのが正直なところです。

追記
 『プーチン大統領からブッシュ大統領へ「贈り物攻勢」。・・・中略・・・最も高価な品は、 4万5千ドル相当のロシア産の琥珀をあしらった歴代大統領の肖像画集。』と8月11日付朝日新聞で報じられていました。

2004年07月07日(水)「バイカル湖は、ただ大きかった」
 私は真っ青な美しいバイカル湖をイメージしてきました。周囲には住宅もなく、大河の森の中、自然の真っだだ中に、 ぱーっと広がっているものと期待してきたのですが、そうではありませんでした。しかも曇りとあって普通の水の色をした湖でした。

 それはそうでしょう、あれだけ大きい湖ですから眺めることができるのは、ほんの一部分ですから。 期待が大きかっただけに、がっかりしたのはいうまでもありませんでした。

 むしろ、冬のバイカル湖の方が見るものが多いかも知れませんね。 (「摩周湖をイメージしたんじゃろう」と、家族。そう言われてみれば、思い当たります。) (帰国後談)

2004年07月07日(水)「世界遺産、バイカル湖」
“ バイカル湖”は確かに世界遺産です。私たちはとても期待して、そのバイカル湖に対面しました。そしてバイカル湖はとてつもなく大きいのです。 その広さは琵琶湖の約50倍だというのですが、私にはぴんときません。

 とにかくでっかい湖で、世界で最も深く、水深(最深)1,637m。しかも透明度が40mと、これも世界一だというのです。 6月までは雪解けがあるそうです。

 湖面は20p〜2mほど氷りつき、車が往来できるそうです。固有の生物も沢山住んでいて、特にバイカル・アザラシもいます。 どのようにして、ここに住むようになったのかは、まだ解明されていないとバイカル生態博物館で説明を受けました。

2004年07月07日(水)〜08日(木)「木造建築博物館」
 シベリアの豊富な木材を利用して作られたログハウスは、(多分19世紀)重厚で大家族が住んだ大きな建物と、 夫婦ふたりが住んだといわれるものとがあり、中庭はきれいな場所で、囲いの外側には家畜を飼う汚い場所と区別されていました。

 厳しい寒さの中での生活、暖炉の上にベッドが作られたり、こぶし大より大きめな石が山盛りにされていて、 それに水を振りかけてその上記をうちわのような葉っぱで体を温める。 その独立した部屋にはイスも用意されていて、家族が集う一家団欒の場でもあったようです。

 特に中庭には木製の板敷きがあり、かってはコサックダンスが踊られていました。 木製の教会も数棟みられ、いずれもロシア正教の流れを汲み、内部はイコンで飾られていました。 民家や学校でも必ず祈りの場があり、イコンが飾られ人々は祈りを捧げていました。 とてつもない厳寒での、人々の暮らしの工夫が見て取れました。

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