旅物語

2003年11月16日(日)「ホットメール」
 今回の旅で、ホットメールを大いに活用しました。宿泊した宿では、お客さんにパソコンを開放していたので、 毎日のように旅の様子を知らせることができました。本当に便利になりました。

 しかし、ネット犯罪の手口を関連企業に勤務する宿泊者から知らされ、ちょっとひるみましたね。

2003年11月14日(金)「車中にて、その2」
 新幹線の中、混んでいた自由席で相席になった外国人男性。自己紹介からはじまりました。 オーストラリア人でシドニー出身。話しているうちに、大学の工学の教授らしいことがわかりました。

 小倉と福岡で「コンフェレンス(会議)」に出席するのだということでした。英語と日本語をごちゃ混ぜにしながら、話に花を咲かせました。 お終いにはノートパソコンまで持ち出して、知人の大学の先生を紹介してくれたり、我が子の卒業式の写真なども見せてくれ、 日本語も学んでいると教科書を広げ、近々「イグザミネーション(試験)」を受けることなども話ていました。

 私も別れ際に名刺を差し出して「メール下さい」と頼みました。ちょっとした国際交流となりました。

2003年11月14日(金)「車中にて、その1」
 ひとり旅のなんといってもいいところは、周囲に目が注がれることです。車窓から景色を眺めるもよし、相席の人と話すもよし。 今回帰りの中央本線で、74歳の女性と相席になり、約2時間おしゃべりをしました。 住んでいるところ、御嶽山についての信仰の話、家族の話などたくさんしました。
「もう、会えないね」、「お元気で」といたわりつつ別れました。

2003年11月13日(木)「鎌池、小谷温泉ツアー」

鎌池湖面

 宿が主催したツアーで参加者は9名。コンビニでそれぞれ昼食の用意をして、2台の車に乗車、間もなく現地に到着。 草刈り鎌の形をした池で、ブナの森です。三々五々周囲2qをひと回りました。 紅葉は少々盛りを過ぎているようにも見えましたがきれいでした。

 池にはたくさんの落ち葉が沈み澄んだ湖面がまたきれいでした。たくさんの人で賑わっていました。 帰りに小谷(おたり)温泉の露天風呂(無料)に行きましたが、かなりの人出なので私は遠慮しました。

 初顔合わせなのに和やかな会話を楽しみながら秋の一日を過ごしました。

2003年11月12日(水)「白馬散策」

雪化粧した白馬三山を望む

 久しぶりにお天気が回復して、散策日よりとなりました。先ず、人気のジェラート屋さん「イタリアーノ」へ寄り、 巨峰と栗味に舌鼓を打ちながら食しました。それから白馬の絵画を収集した三枝美術館も訪れ鑑賞。 道ばたにある「足湯」にも浸かりました。ほこほこと、全身に温もりが伝わってくるように思えました。

 雪化粧した白馬三山が青空に映え美しい。川原の側で景色を眺め「パンの山」特製のパンを頬ばり、ゆったりと過ごしました。 オリンピックで、かなり様変わりした白馬村ですが、まだまだ、たくさん林があり、 道ばたに落ち葉をいっぱい降らせるほどの自然が多く残っていました。

2003年11月11日(火)「薪ストーブ」
 さすが白馬は朝夕の気温差が大きく、こちらへ来た当時はぶるぶると震えていました。 零下1度を記録して、戸外の水たまりに氷が張ることもありました。日を追って、体の方が慣れてきて余り寒さを感じなくなりました。 それでも、朝夕には薪ストーブの真ん前に座布団を敷いて体を温めます。

 勢いよく燃えていたストーブは、やわらかな炎となり、やがてオキとなります。それでいて温もりを与えてくれます。 石油ストーブは消すと、すぐに寒くなるけれど薪ストーブは、部屋全体を温めて、消した後も温もりが残るとということでした。

2003年11月10日(月)「黒部ダム見学、そして黒部平まで」

黒部平

 昨日(10/23)降った雪で、山はきれいに雪化粧していました。 真っ青な空、紅葉した山並みと、ダムを望みここまで来たのだからと、雪山を身近に見ようと思い立ち黒部平まで足を伸ばしました。 期待にたがわず、荘厳で美しい山々を眺めることができました。

2003年11月09日(日)「栂池自然園」

栂池自然園にて

 お天気がよいというので、栂池自然園へバス、ゴンドラ、ロープウエイを乗り継いで訪れました。標高1900メートルもあるところです。 紅葉はすっかり終わり、ダケカンバの白い幹がきれいに立ち並んでいました。それはそれで、きれいでした。

 木製の遊歩道を過ぎると、足もとがぬかるみ、歩きにくい登山道でした。 しぃ〜んと静まりかえった自然の中、都会の雑音から離れて身も心も洗われるような気持ちになりました。

 4時間くらいかけて、ゆっくり歩いて自然園入り口近くになる頃には、大雪となり、私は強い風で吹き飛ばされそうでした。 翌日、白馬(しろうま)三山はもちろん、北アルプスは白い雪が降り積もっていました。

2003年11月08日(土)「相馬御風」

相馬御風の生家

 私は相馬御風を全く知りませんでした。家は代々神社仏閣建立の棟梁の家柄。 さすが生家は、大きくはないけれど立派なたたずまいでした。

 御風は早稲田出身で、今なお歌いつづけられている校歌「都の西北」を作詞。童謡や校歌を多く作詞、絵画や書にも才能を発揮されたようです。 この生家を案内して頂いた方もご親戚だとか、おだやかで温かみのある人でした。 相馬御風の業績の一端に触れるいい旅でした。

2003年11月07日(金)「加賀の井酒造見学」

加賀の井酒造

 この酒造所は由緒ある家柄でした。創業はなんと、1650年。前田利常公の時、本陣が置かれたところです。 そんな酒蔵を案内され、お酒のできるまでの行程も詳しく説明してくれました。感心することしきりの私でした。

 いい香りのする酒蔵。あまりお酒に強くない私でしたけれど、いい気分にさせられました。 そして、お正月用にと「加賀の井大吟醸酒」を購入しました。

2003年11月06日(木)「糸魚川観光」

フォッサマグナ・ミュージアム

 駅に降りるとすぐ、郵便局へ小遣いを下ろしにいきました。ATM機が1カ所しかなく、 先客が何度も繰り返して使用していたのでお客さんが3人待つことになりました。

 待っている間に、私の前に並んだ中年男性と私の後の中年女性とで話が始まりました。「今日、この町に観光に来ました」と話すと、
「こんなに遠くまで来て頂いて」とふたりとも感心しきり。
「フォッサマグナ・ミュージアムへは歩いて行こうと思っています」と私。
「もし、よかったら私の車でご案内しましょう」と、中年女性が申し出てくれました。

 ちょっと、不安がよぎったのですが、人柄が良さそうなので申し入れを受けました。 フォッサマグナ・ミュージアムはもちろんのこと、いろいろと土地の説明を受けながらドライブしてくれました。 とても、気さくないい方でした。そして、次の観光場所、加賀の井酒造前で下ろして頂いたのです。

2003年11月05日(水)「善光寺参り」

善光寺

 宿の人に善光寺へは、バスで1時間ほどで行くことができると聞いて、到着翌日、白馬駅前から午前8時45発で出発。 約1時間ほどで到着。長野駅まで、ゆったりと流れる時間と紅葉した田舎を眺めながらの車窓を楽しむことができました。

 善光寺には老若男女が大勢集い、みんなで線香の煙を手で引き寄せながら浴びて、無病息災を祈っていました。 私もその仲間入りをしました。

2003年11月04日(火)「4年ぶりの白馬」

白馬より白馬三山を望む

 ’99年に、「エベレスト街道トレッキング」のために、足を鍛えようと訪れて4年。久しぶりに、民宿「白馬風の子」を訪ねました。 いつもと変わらぬ温かな歓迎を受けました。既にHPで紹介している宿です。登山の基地として、ずっとお世話になっています。 お子さんも、それぞれ見違えるほどに成長していました。月日が過ぎる早さを身にしみて感じました。

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