2005年03月30日(水)「日本代表vsバーレーン代表 ○(1:0)」 |
 前半15分右CK、目の前に俊輔が!
いよいよ待ちに待ったワールドカップアジア最終予選だ。競争率が驚異的だったチケットも運良くゲットできた。
これまでは、テレビの前で胃をキリキリさせながらゲーム状況に一喜一憂して見ていたのだが、今日はあのしびれる戦いをスタジアムで見ることができる。
ワクワクしない方がおかしいだろう。
気合いを入れつつ、埼玉スタジアム2002へ向かう。
スタジアムへは最寄りの埼玉高速鉄道・浦和美園駅から連絡通路を歩いて約15分。乗客のほとんどは観戦客だった。
改札を出ると青い代表ユニフォームの集団があちこちにいた。
道の両脇には、テイクアウトの食べ物やが点在していて、おいしそうなにおいがぷんぷんしている。
代表の公式ユニフォームを売る店に混じって、代表の試合名物・あやしいユニフォーム売りの露店も点在。
いつもの雰囲気は高まってくる。
スタジアム前のゲートをくぐって正面広場へ。キックオフ約3時間前だが既に開門をしていた。
ここから少しばかり行列に並び、ボディチェック、荷物チェックを受け、スタジアム内に入った。
昨年からおなじみの選手入場の際に掲げる青いポスターも受け取る。
最近は毎回グレードアップしているみたいで、前回の北朝鮮戦で表が金色のJFAマークに変わり、今回は裏の写真がモノクロからカラー写真に変わっていた。
寒いのでJFAマーク入りの携帯カイロももらえた。記念撮影用のミックスゾーンもどきで記念撮影を済ませ、いよいよスタンドへ向かう。
今回の席は、メインスタンド・アウェー側コーナー付近、前から4列目だった。
埼玉スタジアム2002は、サッカー専用スタジアムのため、ピッチまでの距離が本当に近い。
入口からどんどん下に降りていき、自分の席を確保。思わず「ちかーい!」と歓声を上げてしまった。
これまでにサッカーを見てきた中でも驚異的なピッチまでの近さである。
それこそ、タッチラインはすぐ目の前である。コーナーもすぐそこだ。今日は俊輔を近くでいっぱい見られそうで楽しみ。
キックオフまでにタッチライン際をテレビで見ているいろいろな人が歩いていく。
サッカー解説者の福田氏、SMAPの香取慎吾、うじきつよし、テレビ朝日の大下アナ、そしてサッカー解説者の中西哲生氏。
目の前を歩いていく度に手を振ったり声をかけたりして騒いでいた。それにしても面白い席だ。バーレーンの監督も歩いていた。
手を振ったら振り返してくれた。
キックオフ50分前、バーレーン代表がアップに出てきた。
目の前で見る選手達は、ごつくはないが上背もあり、みんな柔らかくバネがありそうな感じ。パス回しも相当うまい。
少し遅れて日本代表もアップに出てきた。サポーターの応援とスタジアムの歓声が一段と高まる。すごい雰囲気だ。
その後もゴール裏のサポーター集団はずっと応援を続けている。
アップの選手が引き揚げた後、大型ビジョンでスタメンが発表された。GKは楢崎、DFは3バック。右から田中、宮本、中沢。MFは5人。
中盤底が中田英と福西のダブルボランチを組み、ウィングバックは右に加地、左に三都主、トップ下が中村である。FWは鈴木と高原の2トップ。
最近おなじみの布陣である。1人1人発表される度に会場は大歓声に包まれる。すばらしい雰囲気。
ベンチスタートは、GK土肥、DFに三浦、MFは小笠原、中田浩、稲本、FWは柳沢と玉田。
キックオフ8分前、アナウンスがあり、いよいよ両チームの選手入場だ。
おなじみFIFAの入場曲がかかり、観客は総立ち。青いポスターを掲げて入場を見守る。
いつも思うのだがFIFAの入場曲はいい。自然と血が騒いでくる。
特にワールドカップやオリンピックなど大きな大会の出場権がかかる試合ではなおさらだ。
鳥肌を立てながら、ポスターを掲げながら、デジカメを撮りながら、忙しく選手を迎えた。
今日の埼玉スタジアム2002、入場者数は61,549人。ほぼ満員である。
大きなスタジアムにこれだけ人が埋まると壮観な眺めと雰囲気である。
国歌独唱。まずはバーレーンから。観客は行儀良く起立して聞いていた。
次はいよいよ日本。毎回有名人の歌手が歌うのだが、直前までいつもシークレットである。
今回は森山良子さん。会場のどよめきの後、感情のこもったすばらしい歌声で観客を魅了した。
観客もかなりの人が歌っていた。自然と歌声が出る雰囲気である。
記念撮影をしていよいよ運命のキックオフ。
3/25にテヘランで行われたアウェーのイラン戦で負けているので、今日は絶対に勝たなければならない試合である。
現時点でB組の勝点は、今日北朝鮮に勝ったイランが7点、バーレーンが4点、日本が3点、北朝鮮が今日の対イラン敗戦で0点のまま。
日本の場合、負けはもちろんだが、ドローでもかなり苦しい。絶対に勝点3が欲しい一戦である。
バーレーンのキックオフで試合開始。
前半の立ち上がりは静かなスタート。日本はボールキープをしながらバーレーン守備陣のほころびを見つけようとするが、見つからない。
圧倒的に日本はボールを支配していて、時折前線にボールを運ぼうとするのだが、ことごとく読まれており決定機は訪れない。
ほとんどシュートも打てないでいる。しかし、前半15分を過ぎるとFKやCKが増え始める。キッカーは俊輔。もう目の前だ。
前半20分過ぎ、CK、FKが連続する。一見押し込んでいるのだが、ことごとくDFにはね返され、決定機は訪れず。
何か変わったことをしないと、単調な攻めでは今日のバーレーン守備陣は崩せないだろう。
その後もボールは支配するのだが、あえて持たされている感じ。バーレーンは中盤で積極的にプレスをかけてこず、ドローでもOKの雰囲気だ。
鈴木とバーレーンのGKが接触して倒れ、ロスしている間に前半45分が終わる。ロスタイムも1分で前半終了。
日本は、守備は集中していてバーレーンに速攻などで崩されていないのだが、攻撃はいただけない。
攻撃のスピードも遅いためか、バーレーン守備陣に余裕を持って対処されている感じだった。
FWが攻撃のタメを作れないし、加地、三都主の両サイドも効果的に上がれていなかった。危険なシュートもなかった。
後半はペナルティエリアでシュートを打って欲しい。
後半は日本のキックオフでスタート。
後半立ち上がりは、前半よりボールが動く展開。両チームとも前の方からプレスをかけ、ボールを奪う流れに。
日本もFWにボールが収まるようになり、サイドを突破したり前方に走り込んだサイドへもボールが供給されたりするようになった。
徐々に日本のペースになってきた。
後半12分、鈴木がエリア付近で切り返してシュート、GKが弾いたところを高原がつめたが、惜しくも止められた。
もう少し早く触ればゴールだったろう。大きなため息の後、スタジアム全体が残念がっていた。
しかしその直後、バーレーンのカウンターで一気にゴール前に進入される。そのままシュートを打たれたが、サイドネットに当たって助かった。
危ない。これを警戒しとかないと。
後半17分、俊輔がDF裏に出したボールを三都主が走り込んで粘り、強引にクロスを上げた。
フリーで受けた高原が、左足でボレーシュートするが、ゴール上に大きく外れる。
これには観客一同、大きなため息を吐く&派手に残念がった後、脱力した。大きな決定機だった。
せめて枠には飛ばさないと、点は取れないぞ。
後半22分、三都主がエリア前に持ち込み、高原へ。高原もDFを背にボールをキープ、反転して左足でシュートを打ったがゴール右に外れる。
高原は前線からの守備で貢献しているが、肝心のシュートが枠に飛ばない。
しかし、圧倒的に日本が押し込んでいく展開になってきた。得点のにおいがする。このいいリズムの時間帯に先制したい。
後半24分、鈴木に代わり、玉田を投入。アジアカップ・バーレーン戦で活躍した玉田のスピードで振り切ろうという作戦か。
後半27分、玉田への反則でFK。中村がゴール前にふわりと上げ、混戦になる。中沢から宮本と渡り、ルーズボールをバーレーンのサルミーンがオウンゴール!
待望の先制点が入った。スタジアムは大歓声に包まれた。自分も万歳を5回して、周りの人とハイタッチをして、席に座る。
ラッキーだが、半分以上は日本のゴールだったろう。いいリズムの時間帯で取れて良かった。
その後も日本のリズムで試合は進むが、点を取らなければならないバーレーンも前に出てプレスをかけてきた。
後半43分、バーレーンがロングパス1発から好機を作り、ゴール正面からシュート。楢崎がうまくキャッチしてOK。
後半45分には、バーレーンが右サイドからゴール前にクロス。ヘッドで合わせられるが、これも楢崎がキャッチ。
終盤に危ない場面が続く。ロスタイムは4分だ。長い。
しかし、その後も日本は集中力を切らさずに守り切り、主審の笛が鳴った。やった!勝利だ。内容はともかく、勝ったことは大きい。
これでB組の勝点は、イランが7点、日本が6点、バーレーンが4点、北朝鮮が0点となった。
あと残り3試合で最終予選は終了する。あと2勝すれば(勝点6点取れば)B組2位以内=W杯出場は決まりだろう。
次は6/3の対バーレーン&6/8の対北朝鮮、アウェー2連戦だ。
何としても頑張ってもらって、出場権を獲得してもらいたい。
試合終了後、選手はグランドを一周してくれた。中田英と俊輔はインタービューに消えていった。
目の前を歩いていく代表選手達に声援を送ってから、スタジアムを後にした。勝って本当に良かった。
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2005年03月26日(土)「サンフレッチェ広島vs東京ヴェルディ1969 ●(0:1)」 |
 キックオフ前記念撮影
今日はヤマザキナビスコカップなので、試合会場は広島スタジアム。古いスタジアムだが、ピッチとの距離が近く試合観戦には都合がいい。
ナビスコカップは今シーズンから代表ウィークに集中的に行われることになった。
開幕戦の前節はアウェーのガンバ大阪戦に4−2の敗戦。代表勢のいないガンバであったが、完敗であった。
そして今日が第2節。ホームゲームである。決勝トーナメント進出には勝利しかない。
朝から天候も良く、暖かい。絶好のサッカー観戦日和である。
自分の指定席に陣取り、試合前のアップを眺めていた。アウェー側なので東京ヴェルディの選手達がかなり間近に見える。
今日の注目選手は何と言ってもワシントン。長身の重量FWだ。足元も柔らかい。来日して結果も残している。
キックオフしてから、中盤でサンフレがプレスをかけ、うまくボールを奪う形ができている。
ヴェルディのサイドからの突破もほとんどないし、ワシントンへも効果的なボールは供給させていない。
まずまずの立ち上がり。
そして前半17分、前線に上がったハイボールをうまくマイボールにしたガウボンがDFを振り切り、GKを1対1に。
やった!と思ったシュートは、ポスト左をかすめていった。自分は意識を失って倒れそうになった。
こんな決定機を外すと後で必ずつけが来る。ぜひとも決めておきたかったシュートだった。
前半43分、ヴェルディのCKにワシントンが頭で合わせゴール。0−1に。大変良くない展開である。
いい形を作りながらゴールが奪えないうちに、先制された。それも前半終了間際の時間帯。
いやな気分のままハーフタイムを迎えた。
後半はヴェルディのサイド攻撃が機能し始める。
そんなに決定機もなかったが、結構ボールは支配されていた。
そして後半25分、駒野がゴールライン寸前でDFをかわしクロスを上げる。
いい所に走り込んできた佐藤がボレーシュート。しかし枠外にそれていった。
絶好のゴールチャンスを逃してしまった。残念。
その後もサンフレは攻め込むのだが、あと一歩が出ず時間ばかり過ぎていく。
そしてロスタイム3分が終了し、タイムアップ。結局0−1の敗戦であった。
今日はストレスのたまる試合であった。
これで予選リーグ突破は厳しくなった。さらに残念。
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2005年03月12日(土)「サンフレッチェ広島vsFC東京 △(0:0)」 |
 試合前のアップ、吹雪!
いよいよ待ちに待った2005シーズンのホーム開幕戦。相当前から楽しみにしてきた一戦である。
今シーズンは大幅な戦力補強もあり、開幕前からかなり期待が高まってきていた。
前節、清水エスパルスとの開幕試合では、1−1のドローだったものの、昨年の開幕戦とは少し違う雰囲気を与えてくれた。
そして今日はFC東京戦である。開幕戦では新潟相手に攻めまくって4−0の勝利。勢いのあるチームだ。要注意。
キックオフ2時間15分前、ビッグアーチ着。季節外れの寒波でビッグアーチは吹雪である。
先着プレゼントの数々をゲットし、いつものサンドイッチ&ジュースをもらってサンフレッチェクラブ・サロンへ。
初めて利用したのであるが、こんな悪天候の日にはありがたい。
端のテーブルでサンドイッチを食べていると、すぐ脇を「こんにちは」とあいさつをしながらスーツ姿の男性が入ってきた。
誰だろう?とよく見てみると、小野監督ではないか。サポーターにあいさつを済ませると、再び小野監督はすぐ脇を通って控え室に消えていった。
もちろん、「がんばってください」と激励をしておいた。
寒いのでキックオフ30分前に指定席へ。
今シーズンはSA席である。SS席に近いところを選んだので、昨シーズンのSB席よりかなりセンターサークルに近い。
悪天候対策のため屋根の下にしたのだが、今日は吹雪のためあまり意味はなかった。
気温は0.6℃、天候は吹雪。最悪のコンディションである。
それでも観客は15,465人入った。天気が良ければ2万人は超えていただろう。
前半キックオフ。吹雪で視界も悪い。
しばらくは中盤でプレスのかけ合い。膠着状態が続く。
前半の中盤以降、両チームとも中盤がやや開き始める時間帯があり、両チームに決定機が訪れる。
サンフレ最大のピンチはGK下田がファインセーブ。ナイスキーパーだった。
攻撃的なチームが、がっぷり四つに組み合った感じである。
前半の残り5分ぐらいはFC東京にボールを支配され、悪いリズムに。
セットプレーも続き、やばかったが、なんとかしのいでハーフタイムへ。
後半に入り、少し雪は弱くなったものの、まだ降っている時間も長い。
サンフレッチェの守備は堅く、FC東京自慢のサイド攻撃はかなり封印できている。
FC東京はDFや中盤底あたりでボールを奪うとポストめがけて一気にロングボールを当て、サイドに振る攻撃。
けっこういやらしく狙ってきたが、右サイド石川、左サイド戸田共にスピードで振り切られた場面はほとんどなかった。
しかし、FWのガウボンへのマークがきつく、なかなか前線でキープができない。
その先にはなかなか進まない展開。
その後、サンフレもチャンスは作るのだが、最後の詰めまで行かない。
FC東京の守備陣を混乱させた攻撃も、最後の最後で阻止された。
しかし、昨シーズンよりは期待を持たせる内容ではある。
結局、2枚目のイエローをもらった駒野が退場。
終盤攻め込まれた場面はあったものの0−0のドローとなった。
もう一歩、もう一息、もう一ひねりあれば勝っていたと思うが、そこが遠い。
次戦に期待したい。
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2005年01月29日(土)「日本代表vsカザフスタン代表 ○(4:0)」 |
 前半5分、28玉田の先制ゴール!
今年最初の代表戦は横浜国際総合競技場で開催される。
ワールドカップ・アジア最終予選に向けての大事なシーズン初戦なので、相手はどうであれ見に行きたかった。
また、土曜日開催でスタジアムは2002年ワールドカップ決勝が開催された横浜国際総合競技場ということもあり、観戦決定。
通常週末の横浜・東京遠征になるが、はるばる出かけてきた。
スタジアムに着いたのは試合開始3時間半前。20分ぐらいかけて列に並びスタジアム内部へ。
雨が予想されるので、屋根のかかっている1階席の中間付近に陣取る。
新しいスタジアムだけあって、独立シートにドリンクホルダー完備である。うらやましい。
また、陸上トラックがあるものの、スタンドまでの距離は広島ビッグアーチよりかなり近いように感じる。
トラックには緑の人工芝が敷かれ、ビッグアーチより格段に雰囲気はよい。
しかし、これから試合開始までが長かった。
おまけに寒い。時折雨が降ってきたものの屋根のおかげで濡れることはない。十分な防寒対策はしているのが、じっとしているとしんしんと冷えてくる。
寒さとの戦いとなった。さらに、待つ以外にすることがなく暇である。
試合開始、50分前ぐらいになって両チームのアップが始まった。
ようやくスタンドも盛り上がってくる。カザフスタン代表には知っている選手は皆無。
日本代表は、Jリーグ選抜とも言える国内組で構成されている。
先発は、GKに23川口能活、3バックのDFは、2田中誠、3松田直樹、22中沢佑二。
中盤MFは、ダブルボランチに4遠藤保仁、15福西崇史、右サイドに21加地亮、左サイドに14三都主アレサンドロ、トップ下は8小笠原満男。
FWは、11鈴木隆行と28玉田圭司の2トップである。 このところ定着している3−5−2の布陣。
試合開始5分前、代表サポーターの応援もいっそう高まり、両チーム選手入場。
おなじみFIFAの入場アンセムがスタジアムに流れると、自然と気持ちが高まってくる。
入場者数も、時間の経過と共に増え、46941人に。まずまずの入りである。
19:22キックオフ。立ち上がりから日本はカザフスタンサイドに押し込んでいく。
カザフスタンはコンディションが悪いのか下手なのか、なかなかボールキープできず、日本のスピードにもついていけない。
日本は局面局面でボールを奪い、攻撃につなげている。間もなく点の入りそうな雰囲気だ。
前半5分、相手のクリアミスをPエリア付近で小笠原が浮かしてゴール前へ放り込む。玉田がボールをコントロールし、
右足で痛烈なシュートを決めた。幸先よく先制した。今日は大量得点の匂いがする。
日本のプレスが面白いようにかかり、カザフスタンはボールキープもままならない。
右サイドの加地の積極性が目につく。FWの玉田の動きもいい感じである。
そして前半11分、三都主の左からのCKを相手DFがクリア。このボールを、ゴール前に詰めていたDF松田が左足でシュートし、
ゴール右隅にシュート。立て続けの2点目である。普段はリベロの先発である宮本がケガのため欠場しているため、
ポジションを争う松田の気迫が乗り移ったかのようなゴールか。
前半24分、三都主が右サイドからFK。ゴール前に浮いた球を放り込むと相手DFと相手GKが重なり、直接ゴールへ入った。
前半だけで3点目。これで試合は決まった。あっけない。今日のカザフスタンは弱すぎて物足りない。
その後もセットプレーからチャンスをつかみ、ゴールに迫った。
前半は3−0で終了。
後半のキックオフ。福西に替わり30阿部を投入。阿部は、初のA代表デビューとなった。
その阿部、鈴木が倒されたFKで右サイドからゴール右スミを狙うが、GKがクリア。惜しかった。
後半16分、小笠原からのスルーパスに玉田が反応、DFを振り切り左足でゴール右スミにゴールが決まる。ナイスゴールであった。
玉田は今日2ゴール。これで4−0。試合勘もずいぶん戻ったことだろう。
その後も日本は攻め続けたが追加点は奪えず。時折日本陣内Pエリア外あたりで軽率なファールをしているのが気になった。
結局試合は4−0で終了。日本の完勝であった。相手が弱過ぎるとは言え、内容的にはまずまずなシーズンスタートであろう。
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2004年11月23日(火)「サンフレッチェ広島vs大分トリニータ △(0:0)」 |
 後半17分、チアゴ痛恨のPK失敗。。
今日はホーム最終戦。スタンドも時間の経過と共に埋まり、21589人に。キックオフ時には、スタンドはかなり埋まった感じになった。
全選手サイン入りのタオルマフラーを始め、先着プレゼントの品々をゲットし、いつもの席へ。
対戦相手は大分トリニータ。よく知っている選手はマグノアウベスと高松ぐらい。要注意なのはマグノアウベスだ。
対するサンフレッチェ。DFの核リカルドが出場停止。西河が入り、中盤の構成もやや変わっている。
ホーム最終戦なので、今日はぜひとも勝ってほしい。
前半序盤は中盤でのプレスのかけ合いで主導権争い。両チームともチャンスを作りつつあった。リズムは悪くない。
後半18分には、大分の吉田が最終ラインを抜け出し、GKと1対1になったが、下田がナイスセーブ。本当に危ないところだった。
以降はサンフレペースか。後半38分には、大木のヘッドがクロスバーを超え、残念。中盤でもボールが回り、まずまずの展開で前半終了。
後半が始まっても一進一退の展開。17分には、森崎浩司が中盤からドリブルで持ち上がりそのままエリアに進入。
DFに倒されてPK獲得だ。一気にスタジアムは盛り上がって応援タオルの乱舞になったが、PKキッカーのチアゴが外した。
こんなのをきっちり決めておかないと今の攻撃力では勝つ確率は相当少なくなるはずなのに…。
後半24分には、大木が中盤から速攻で抜け出し、DFをかわしかけたところでブロックされて、大分DFにレッドカード。
数的優位に立つが、以後攻めるも攻めきれない展開が続く。
大木に変えて前田、DF吉田に代えてFW盛田を投入。3→4バックで攻撃態勢に入るがそこまで。
結局0−0のドローで試合終了。
結局、今シーズンホームゲーム全18試合中17試合を観戦した。観戦試合の戦績は5勝9分3敗である。
力負けはともかく、引き分けが多すぎる。「勝ち試合→途中失点→もやもやしたドロー」のパターンも結構多かった。
来シーズンも出来る限り応援に行くので、もう少し何とかしてもらいたいものだ。
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2004年11月20日(土)「サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 ○(3:2)」 |
 後半38分、前田俊介の決勝ゴール!
前節は名古屋に序盤主導権を握られ2失点。その後は盛り返したものの1得点のみで1−2敗戦。
その後の天皇杯4回戦(J1初戦)では、J2の横浜FCに内容で圧倒され0−1敗戦。状況は大変よろしくない。
特に天皇杯の敗戦はいただけなかった。
今日はジュビロ磐田との対戦。華麗なるパス回しで鳴らしてきた磐田であるが、第2ステージは低迷している。
タレント揃いのチーム相手であるが、今までの悪い流れを断ち切り、久しぶりにホームでの勝利を見たい。
キックオフ2時間10分前にスタジアムに到着。まだ開門前だった。来場者プレゼントもすべてゲットしていつもの場所に陣取る。
試合前のアップでは、ジュビロの選手たちに注目した。第2ステージこそ低迷しているが、それでもジュビロである。
代表選手や経験者もごろごろしている。先発メンバーのほとんどは名前と顔が一致するぐらいだ。
特に、気をつけて見たいのは名波。黄金の左足は必見である。
立ち上がりはジュビロがサンフレ陣内に押し込んでいく。
どんどんパスを回され、こぼれ球も拾うことができずに苦しい展開。しかし、この時間帯をしのぐと少し落ち着いた。
今日の先発メンバーには前線のターゲットとなるチアゴが、5ヶ月ぶりにケガから復帰している。
チアゴにボールが収まると、その後の攻撃がつながり、決定機につながりそうな雰囲気を漂わせてくる。
いい雰囲気できていた前半16分、エリア付近に進入したチアゴから森崎浩司へ。浩司が粘って折り返し、チアゴが飛び込んでゴール。
1−0。ケガから復帰したチアゴがゴールしたことで、なかなかいい感じである。
チアゴも相当うれしかったようで、1人ベンチまで駆け寄り、ベンチメンバーや監督に祝福されていた。
その後もゴール前でのチャンスが続き、スタジアムも一気に盛り上がった。
その後の前半はうまくプレスも効いてサンフレッチェが主導権を握って終了。
やはりチアゴがからんだ攻撃は迫力があり、チャンスにつながっている。
本日の入場者数は、18172人。人気チーム相手なので結構よく入っている。指定席のアウェー側もかなり埋まった状態だ。
後半開始早々の2分、今度は左サイドの服部がエリア付近まで持ち込み鋭いクロスを送り、走り込んできた森崎浩司がゴール。
2−0だ。いい時間帯に得点できた。ナイスゴール。
その後はジュビロも押し込んでサンフレ陣内でボールが回るようになる。
嫌な雰囲気が漂い始めた後半23分、クロスを下田がパンチングで逃げたが、エリア内で高く上がったボールを福西が
ボレーシュート。きれいにきまって2−1。福西にはだれもチェックに行かなかったミスであろう。
2−0リードしてから後半の失点。ガンバ戦と同じ流れにならないことを祈るのみだ。
祈りも通じず、後半30分。クロスに飛び込んだ成岡に決められ2−2の同点だ。勝利に暗雲が垂れ込めてきた。やばい。
後半36分には大木に代わってユースで活躍中の前田俊介が入る。ボールを持ったらドリブルで仕掛けるプレーにスタンドは沸く。
そして後半38分、チアゴに代わってポスト役をこなしていた盛田からこぼれたボールを前田が思いっきりシュート。3−2リードに。
ジュビロにボールをキープされながらも、なんとかはね返してロスタイム3分をしのぎ、タイムアップ。
実に約2ヶ月ぶりの勝利だ。ジュビロ相手だからなおさら気分が良い。
これで自力でJ1残留が決まった。めでたい。来期もここでJ1の試合が観戦できるかと思うとうれしい。
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2004年10月31日(日)「サンフレッチェ広島vsFC東京 △(1:1)」 |
前節まで3試合連続してドローが続いている。
今日は中位〜下位をさまよっているFC東京が相手なので、ぜひともすっきり勝って勝点3をゲットしたいところ。
ホームゲームなのでぜひとも頑張ってほしい。
試合前から小雨が降り始め、キックオフあたりでは本降りとなった。
メインスタンドなので屋根のある後方の座席に陣取り観戦開始。
いつもアウェーチームのサポーターには感心するが、今日の試合でもFC東京のサポーターは元気良く応援を続けている。
東京からアウェーの地・広島まで1000kmはあろうかというのに熱心だ。
立ち上がりは一進一退。FC東京とのプレスのかけ合いが続く。
サンフレッチェのペナルティエリア前で梶山の強烈なシュートがあったが、下田がはじき出す。冷や汗をかく。
その後、サンフレッチェがFC東京陣内に押し出し、FKやCKを連続して得るようになった。
エリア前でのFKは2回、工夫が見られたものの、惜しくも枠をとらえることができなかった。
しかし、FC東京もなかなか押し返すことができずにいたCKのチャンス。
前半15分、森崎浩からゴール前を経由して森崎和へ。狙いすましたシュートが先制ゴールとなった。
その後も、何度か決定機を作ったものの一進一退。
そんな中でも、ベットは前線でのボールのキープやらチャンスにつながるパス出しやらで違いを見せつけていた。
前線の盛田も頑張ってはいるものの、安心して見られるポスト役にはなっていない。
せっかく前線に放り込んでも、そこでチャンスはつぶれてしまう。
後半はFC東京がサンフレッチェ陣内に攻め込み、ペースを握られる。
後半7分、右からのクロスをルーカスに決められ、1−1の同点。悪い流れだ。
しかし、FC東京もそれ以上のたたみかけるような攻撃はしてこない。
お互いにチャンスをつぶす膠着状態が続く。
選手交代もあったが、結局、1−1のドローでゲームセット。4試合連続の引き分け試合となった。
今日も勝ちは無し。選手達は一生懸命プレーしているのだが、いかんせん結果がついてこない。
もう1ランク、全体をレベルアップしないと勝つことはできない感じだ。
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2004年10月17日(日)「サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 △(2:2)」 |
 前半31分、森崎浩司の素晴らしい追加点!
前回のホームゲーム・東京ヴェルディ戦は、仕事の都合がつかず観戦することができなかった。
これまでカップ戦も含め全てのホームゲームを観戦してきたので、とても残念である。
今日のガンバ大阪戦はちょうど1ヶ月ぶりの観戦となるため、楽しみにしていた。
ガンバは現在J1セカンドステージ第2位である。
長身のマグロンが戦線を離脱してから、細かくパスをつないで相手DF陣を崩す攻撃が機能して得点力が増している。
特に前節はセレッソ大阪に7−1と圧勝しており、得点ランク2位の大黒はハットトリックを記録している。
これにフェルナンジーニョ、二川らが絡んでくる攻撃陣は危険で要注意である。
立ち上がりはほぼ互角。お互いにプレスをかけ合ってチャンスをつぶし合っていた。
しかし、前半13分ショートCKから小村がヘッドで先制ゴール!1−0とする。なかなかいい出だしである。
その後もまずまずの試合運び。前半31分には、前線に飛び出した森崎浩司が豪快に蹴りこんで追加点。2−0とする。
課題の2点目が取れていいムードが広がった。
前半44分には、大木が身体ごと押し込んだように見えたが、手に当たってノーゴールの判定。惜しい。このままのスコアで前半終了。
後半は一転して、首位を狙うガンバがサンフレ陣内に押し込んでくる。
ゴール前の決定機を辛うじてクリアしていたものの、後ろから前線に飛び出してきた吉原にボレーで決められ2−1に。大変リズムが悪くなっている。
さらにその7分後、またしてもスルーパスに素早く反応した吉原を捕まえきれず、最終ラインを突破されゴールを決められた。
試合は2−2の振り出しに戻る。何とももったいない。
その後は選手交代もあり一進一退の展開。
いくつか決定機はあったものの、ゴールを決めることができない。
ロスタイムの3分も過ぎ、ゲームセット。前半の展開からすると勝ちゲームだった。
ホームでのこのような試合を勝ちきれないことが今の課題か。
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2004年09月18日(土)「サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス △(2:2)」 |
 前半11分、マリノス松田選手が一発レッドカードで退場
約1ヶ月ぶりのホームゲームである。対戦相手がスター選手ぞろいの横浜Fマリノスということで大勢の観客が予想される。
マリノス戦は今季既にカップ戦を見に行っているのだが、主力選手のケガやら代表招集やらでスター選手はほとんどいなかった。
それゆえ、今日の対戦は楽しみにしていたのである。
ベンチ入りメンバーには、ドゥトラとユ・サンチョルが欠場しているものの、安貞桓や奥、久保、中澤など一通り揃っている。
選手のアップを眺めていたが、さすがに王者マリノス。スター選手が目白押しである。
キックオフして間もなくの前半11分、森崎カズの決定的な突破を松田が阻止し、一発レッドカードが出された。
いきなり数的優位でいいのだが、前節の清水戦と同じような展開。前節は数的優位を生かせず、0−3で大敗しているのだ。
そうこうしていると、セットプレーから坂田に押し込まれ先制された。いやな予感が的中する。
しかし、前節と違ったところは前への意識があり、前半23分、ゴール前から服部が強烈なシュート。ゴールで1−1の振り出しに戻した。
さらにサンフレはたたみかけ、コーナーキックから折り返しを小村が押し込み逆転。スタジアムは盛り上がった。
数的優位があるので、もう少し楽に試合が進められるかなと思っていたのだが、さすがそこは王者マリノス。
ほとんど11人のチームと変わらないパフォーマンスでサンフレッチェゴール前まで押し込んでくる。
セットプレーもかなり取られ続けた時間帯もあった。前半はそのまま2−1で終了。
後半も1人少ないマリノスが互角以上の展開を見せ、サンフレッチェを押し込んでゆく。
さすがである。特に、奥のボールキープ、ドリブルや安貞桓のドリブル、坂田のドリブルなどかなり脅威である。
サンフレッチェもいい形でボールを奪うこともあるのだが、トップにボールが収まらず、ゴール前へのパスの精度が悪いなどで、分厚い攻撃につながらない。
大変淡泊な攻撃で得点の匂いを感じさせないのだ。
マリノスは途中から総攻撃をかけてきた。奥に代えて久保を投入。
数的不利にもかかわらず、前線に久保、坂田、安の3人を残して守備の対応をしてきた。
それでもサンフレの攻撃を抑え切ってしまうのだから大したものだ。
マリノスに押し込まれているうち、後半19分、Pエリア前で坂田がスピードに乗ったドリブルからニアサイドの足元へシュート。
見事に決まって同点に追いつかれた。敵ながらあっぱれなゴールであった。今日2ゴールである。
3トップに久保、安、坂田が並ぶと、見ているだけでも存在感というか迫力がある。
その後は数的優位も生かせず、ゲームセット。前節の反省を生かし切れなかったのが残念。
勝たないといけない試合だった。正直なところ、あらゆる面でマリノスがサンフレッチェを上回っていた印象である。
まだまだチーム力を上げていかないと、優勝争いどころか、残留争いに首を突っ込みそうな気配だ。
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2004年08月21日(土)「サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 ○(2:1)」 |
 前半終了間際、ベットのFK
J1のリーグ戦が中断してから、A代表戦のキリンカップ、ナビスコカップ予選リーグ最終戦、レアル・マドリードやFCバルセロナの親善試合などを
見てきたのでそんなにご無沙汰していた感じはないのだが、既に2ヶ月近く経っていた。
今日は第2ステージ、ホーム開幕戦である。前節はアウェーで負けているので、ぜひとも今日勝って勝ち点3を得たいところである。
しかし、ケガやアテネオリンピックへの招集などで、いまだ中心選手は揃わず、苦しい戦いを強いられそうである。
キックオフ1時間半前にスタジアム着。いつもの指定席エリアに陣取る。
観客はまばらであったが、徐々に埋まってきて、最終的には13,257人となった。まずまずの入りといったところか。
セレッソは森島、西澤、徳重、JFLから新加入の古橋が要注意である。
サンフレッチェは、1トップのチアゴ、盛田ともに欠場。なかなか基本戦術通り戦えない苦しさがある。
FWは茂木、中山のツートップ。ボランチが森崎カズ、ベット。左MFが木村、右MFが初先発の高萩。DFが左から服部、小村、リカルド、高柳。
GKは下田の布陣。若手が多くて、楽しみ半分・不安半分といったところか。
試合開始。なかなかボールキープできず主導権はセレッソか。
トップでボールキープできず、それから先の展開が続かない。
相手にボールを回されながらDFラインもずるずる下がり、苦しい展開。
それでもどうにか押し返しつつあったところで、パスミスからボールを奪われ、カウンター一発で先制された。大変悪い流れである。
その後も得点の可能性を感じさせない試合展開が続き、前半終了。
後半開始から選手交代。機能していなかった茂木と木村に代わって、大木と吉田。
3バックにして、服部・高柳をMFに上げているようだ。右MFの高萩も上がっている。
点を取りに行く布陣になった。
立ち上がりも連携がいまいちなのか、前半と似たような展開。
前線でボールが収まらず、ポストの役割ができていない。もう少しキープして欲しいものだ。
しかし、徐々に流れが良くなり、セレッソゴールにも押し込んでいくようになった。
そして後半29分、FKから大木がヘッドで同点ゴール。
ようやくスタジアムは沸き始めた。
次第にサンフレッチェが押し気味にゲームを進め始め、後半38分、服部がエリア左からクロス。
ゴール前の混戦から高萩が思いきり蹴りこみ逆転ゴール!!!
高萩のゴールは、値千金・チームの窮地を救うトップチームでのプロ初ゴールであった。
ロスタイムは2分。そのまま守りきってゲームセット。久しぶりの白星で勝ち点3をゲットした。
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