生きものZi球紀行
back
更新履歴&TALK
取材日記
煩悩組立雑記
ZAC21xx 先勝 はれ(地球標準日6/8)
ザバットの捕食種採用理由は周知の事実とみなされているが、正式な発表に基づくものではない。この際はっきりさせておくのがマスコミの使命!と帝国軍広報部に取材を申し入れるも、機密に関するとのことで公式見解は聞く事ができなかった。残念。
ZAC21xx 先負 はれ(地球標準日11/24)
大陸帝国領のとある平原にて、レッドホーンの群れの撮影開始。さっそく優劣を決める「チキンゲーム」を媒体に収めることに成功。 ツノやエリマキの形は亜種によって様々。ここのは形や大きさは標準だが、エリマキの突起(兵器ZOIDSのビーム砲になっている部分)がない。そのためクビが少々涼しげで弱そうに見えるが、その分他の亜種よりも関節が大きく曲がるらしい。それが他よりも有利な条件なのかどうかはわからないが、とりあえずエリマキの見せ合いは派手かもしれない(笑)
ZAC21xx 赤口 あめ(地球標準日8/20)
特派員レポート第3弾、今回はレッドホーンの取材だ。基本的におとなしいと言われる野生レッドホーンだが、大地そのものが戦闘本能を持つとまで言われる惑星Ziの生物、「他のZOIDSにくらべて」という枕がつくわけで。その角の一撃の前には中古のリッキー君なぞひとたまりもないだろう。また、一度パニックに陥るとたいへんなことになる(らしい)ので、今回は望遠レンズによる取材が主になりそうだ。(ら)
ZAC21xx 先勝 はれ(地球標準日3/25)
今回は水棲ZOIDSであるハンマーヘッドの取材だ。回遊性のZOIDSということもあって、共和国と帝国、両方の領海を行ったり来たりすることになりそう。一応ID発信機は持っているものの、取材対象のハンマーヘッドは全身これセンサーと言われる索敵のエキスパートなため、水中撮影中は余分な信号を出せない。…まあ、野生のハンマーヘッドが泳ぎ回っている海域には彼等の生活を脅かすようなモノはないということで…でもやっぱりちょっと不審者として攻撃されないかビクビクのスタッフなのであった。(ら)
ZAC21xx 先勝 あめ(地球標準日12/6)
これまで共和国ZOIDSばかり取材してきたが、いよいよ帝国ZOIDSの精鋭・サーベルタイガーの取材に突入。
しかも今回のターゲットは個体数が極端に少ない、幻とも言われるブラックポイント種の取材だ。
取材地はZ-トラス・タキス、通称Z竹 −まっすぐでほぼ等間隔に節のある幹を持ち、その節ごとに数枚葉をつける特徴的な植物− の密生する密林地帯。といっても我々のサイズからしてみればあまり密生という感じはしない。密林というよりは、巨大な柱に支えられた神殿のようだ。さて、この神殿を我が物顔で歩き回る王様は、いかなる顔をみせてくれるのだろう(ら)
ZAC21xx 友引 はれ(地球標準日8/26)
今回の映像は、我々の取材時に録ったものではなく、過去の記録からひっぱりだしてきたものだ。というのも我々が出会ったとき、取材対象のゴジュラスたちはすでに子連れだったので、それ以前のコア放出のシーンなどは収録できっこなかったからである(T▽T)。かなり古い映像で、はたして水面下にコアがあるかどうかも定かでないが、いままで知られている限りでは、ゴジュラスが水につかるのはコア放出〜面倒をみる間だけなので、学会ではその映像として認められている。
ZAC21xx 先勝 はれ(地球標準日8/19)
いよいよ共和国ZOIDSの王者といわれるゴジュラスの取材を開始。大陸南部の熱帯地方、砂漠に分布するといわれているが、今回は砂漠地方のゴジュラスを取材することに。個体数が少ない上に取材地の渓谷はゴジュラスの背丈よりもかなり高い断崖だらけ。地球はアメリカ大陸のグランドキャニオンに酷似した地形のせいで、見つけるのにひと苦労だ。兵器としてのゴジュラスは最高速度75km/hとカノントータスよりも遅いのだが、野生のものは装備が軽い分もうすこし早く動けるようだ。しかし比較的動きが鈍いとはいえあの巨体とこの地形、今回は空撮班の出番が多そうだ。でもリッキー君にもがんばってもらおう。
ZAC21xx 仏滅 はれ(地球標準日5/12)
CP亜種のレイノスは成長が早いとは聞いていたが、これほど早いとは思わなかった。宿主のプテラスのコアはまだ手足が出る気配もないのに、レイノスはのほうはあれよあれよという間にほぼ成体と同じ外観にまで成長してしまった。
そして宿主のコアを巣の外、崖下に放り出した!宿主の繁殖をさまたげるCP種は残酷で狡猾、という人もいるが、丸くて安定の悪いコアを、誰に教えられたわけでもないのに尻尾の付け根に器用に乗せて捨てる様は、大自然という職人のこだわりとでもいうべきものを感じさせる。(ら)
ZAC21xx 仏滅 はれ(地球標準日5/6)
レイノスCP亜種の托卵シーン撮影。といってもあっという間の出来事で、水しぶきに邪魔されたこともあり、コア放出の瞬間は媒体に収めることができなかった。ZOIDSのコア放出は、どんな種類であれ、ある程度の時間がかかるものだが、このCP亜種のレイノスだけは、宿主がいなくなる=他者都合のタイミングでコアを産むことができる。そのメカニズムはいまだ学会でも論議の的だとか。(ら)
ZAC21xx 先負 はれ(地球標準日4/17)
いよいよ宿主のプテラスの巣に接近。ごうごうと流れ落ちる滝の音に聞き入りながら、プテラスの巣作りを見学。といっても天然の水たまりをベースに水流を岩でせき止める程度だが、なかなか心地よさそうなプールができたようだ。このあといよいよCore Parasiteが展開される。その前に我々の荒くれプテラスをどっかにやらないと。どうもこいつは翼を持っているZOIDSをみると見境いなくつっかかってゆくくせがあるらしい。(ら)
ZAC21xx 先負 はれ(地球標準日3/31)
レイノスCP亜種を追って、高原地方へ。今回は巣の撮影が主だが、やはり導入部は空撮映像が欲しいところ。というわけで現地の放送局に事情を話し、空撮用プテラスを借りる。プテラスは本来それほど好戦的ではないはずだが、今回借りたヤツは誰が仕込んだのか、やたら飛ばしたがる。おかげでレイノスを上から同速度のピントで撮影という、プテラス使用では普通考えられない図が撮れた(レイノスが 托卵相手を探して低空飛行をしていたおかげでもあるのだが)。が、身のほど知らずにも喧嘩をふっかけようと急降下をしたがったのにはまいった。後で聞いたら、元戦闘記録用のプテラスだという。しかもプロパガンダ用の敵機撃墜場面専門だったらしい。自分でもシャッターチャンスをガンガン作ってたんだろうな。やれやれ。(ら)
ZAC21xx 赤口 あめ(地球標準日3/17)
バリゲーターの狩り編の取材も無事終わり、いよいよレイノスの取材だ。
レイノスはその分布範囲の広さにおいて他の追随を許さない(らしい)が、住む場所によって様々な亜種に分かれている(亜種の多さに関しては、地球産フィンチにひけをとらないといわれる)ため、今の分類分布図ではアバウトすぎる、という学者も多い。地殻変動時に絶滅寸前まで追い込まれたが、共和国軍の保護政策が効を奏して、また前線へ部隊を送り込めるまでになったそうだ。 が、環境に特化した亜種はほぼ全滅状態というのが現在報告されている状況だ。
今回はじめての飛行ZOIDS取材だが、ここで我々は大きな問題にぶつかった。共和国のレイノスといえば最高速度マッハ3を超す超音速飛行ZOIDSだ。野生の状態でも、尻尾の付け根のジェット機関を使えば音速に近い速度を出すことができるという(もっとも体にかなり無理を強いるらしく、高速で飛べるのはごく短時間ということだが)。おまけにレイノスの巡航高度はかなり高い。成層圏まで行くものもあるという。ウチの空撮班のサイカーチス『スカラベ号』はそんな高度まで上がれないし、速度に至っては、高速機関を使わず滑空するレイノスについていくことすら覚束ないだろう(中古だし)。
幸い今回の取材対象は、数ある亜種の中でも変わった習性を持つCP亜種の誕生から巣立ちまで。ほとんど「空を飛ぶレイノス」を追う必要はないかと思われるが、今後のために高速飛行ZOIDSを購入できるよう上層部に申告せねば。予算おりるかなあ…(ら)
ZAC21xx 友引 くもり(地球標準日2/2)
バリゲーターの狩りの様子を撮影。大陸中央近くの湖沼地帯は、様々な種類のZOIDSが見られる貴重な場所だ。今回ヘルキャットが喰われるところを記録媒体におさめることができた。スタッフのなかにはヘルキャット好きもいて、このシーン撮影では涙していたが、リッキー君の背中の大望遠レンズ越しにも豪快な狩りから目を逸らせないようだった。(ら)
ZAC21xx 大安 はれ(地球標準日1/6)
カノントータス編が終わり、次のターゲットはバリゲーターだ。トータスの冬眠を録った高地から、また亜熱帯の低地へ移動。カノントータスはわりと広い範囲に生息していたが、バリゲーターはもう少し生息範囲が狭い。駆動できなくなるほど気温の低くなる地域には棲んでいないらしい。ところでトータスもそうだったが、古代駆動系ゾイドは、ずっと成長しつづける。とある村には、タイガーをひと呑みにしたバリゲーターの言い伝えもあるらしいが本当だろう か(>>村に残るレリーフ)。養殖兵器ゾイドはみんな標準値に達すると成長を抑制されてしまうし、野生のものもある程度大きくなると兵器になるべく捕捉 (&成長抑制)されてしまうので、そんな馬鹿でかいのは見当たらない。いずれそんな幻の超巨大野生ゾイドも追ってみたいものだ。(ら)>>番組
ZAC21xx 先勝 くもり(地球標準日11/17)
冬眠するカノントータスを撮影するため、ロケの現場を北部高地に移動。リッキー君にもヒーターをたくさん積む。でもなんか動きが鈍い。それもそのはず、この日は撮影中に白いものがちらほらと舞いはじめた。我々取材班員も動きが鈍いかも…こんな日はあったかい鍋物に限る。(ら)>>番組
ZAC21xx 友引 くもり(地球標準日11/12)
カノントータス食事シーン撮影。 兵器用に改造されたZOIDSは殆どの場合、頭部全体を改造されてしまうため、目で物を見ることはないし、口から物を食べることはない。ウルフやタイガー、ライガーなどのファングを持つものは「噛み付く」という行為自体が武器となるため顎を残しているものが多いが、ファングを持たないものや頭が小さすぎてコクピットを置くのにいっぱいいっぱいなものは、口そのものをなくしてしまう。要するに何が言いたいのかとゆーと、
「ををを、野生のトータスには口が!!」
ってこと。
ところでこのシーン、モサモサと呑気に喰っているようだが、実際の大きさと餌の材質(鋼並みの強度を持つ金属植物)のせいで、じつは物凄く神経に障る音がする。(ら)>>番組
ZAC21xx 仏滅 はれ(地球標準日11/2)
午前中、カノントータスのひなたぼっこ風景を撮影。のどかな風景だが、うちのリッキー君もウォームアップ中のため、機材は手運びしなければならなかった。改造されたZOIDSは機動性能もアップしてるはずだが、リッキー君は中古(年寄り…?)のせいか、ウォームアップがのろめ。古代の駆動系を残す種類のZOIDSは、温度調整の機能が低く、ひなたぼっこもあまり長くしすぎるとオーバーヒートを起こすらしい。カノントータスは装甲が厚いので表面温度がかなり高くなっても平気らしいが…そういえばスタッフがリッキー君の甲羅で目玉焼きを作ったことがあったなあ。(ら)>>番組
ZAC21xx 赤口 はれ (地球標準日10/18)
ウルフ子育て編も無事終り、いよいよカノントータス編開始。カノントータスはあたたかく水の多い地方に多く棲むので、砂漠の乾燥と温度変化に慣らされた我々スタッフは環境の変化にしばし戸惑ってしまった。
さて番組でも述べているが、カノントータスとバリゲーターは近い親戚だ。駆動系に必要な条件は非常に良く似ている。ということでカノントータスを追う我々の前に、バリゲーターが現れた!こんな近くに出るとは撮ってくれと言っているに違いない!と、撮影したはいいが、編集の段階で使う箇所がカットされてしまった…もったいないのでこっちに紹介してしまおう。(ら)>>PHOTO
ZAC21xx 先負 あめ (地球標準日10/9) 視聴者からのお便り紹介
帝国在住のスタッフ・ゲーレン森野から、おたよりが転送されてきたので、ここに紹介。
しゅざいはんのみなさん、こんにちは。
いつも、たのしいばんぐみを、つくってくださって、とってもうれしいです。
わたしの家族は、みんなどうぶつがだいすきです。
だから、「いきものZi球紀行」は、みんなでみてます。
おかあさんも、おとうさんもだいファンです。
コマンドウルフのこどもは、すごくかわいいです。うちでかいたいくらい、ちょーかわいいです。でも、おかあさんは、ダメだっておこりました。 (T-T)
それから、おやのウルフが、こどもをまもるために、わるいセイバータイガーとたたかうばめんがすごかったです。 わたしは、おやのウルフがまけて、こどもがタイガーにたべられちゃったらどうしようって、すごくすごくしんぱいで、ハラハラドキドキしました。でも、おやのウルフがかって、タイガーがにげたので、ほんとうによかったです。
わたしは、ゾイドのなかでは、カノントータスがいちばんすきです。それは、とってもかわいいからです。 だから、こんどはカノントータスのばんぐみをつくってください!そうしたら、「いきものZi球紀行」が、もっともっとだいすきになります。 これからも、おもしろいばんぐみを、たくさんつくってください。わたしも、たくさんおうえんします。
(杉並区・野下のし子さん 7才)
のし子さん、すてきなお手紙をどうもありがとう。取材班では、こんなすてきなお手紙をもらって、みんな、とてもよろこんでいます。みんなゾイドが好きで好きで、番組を作っているのですが、やっぱり見てくれて いる人から感想をもらえるととてもうれしく、 「つぎもがんばろう!」という気持ちになります。のし子さんの熱いメッセージにお応えして、次回はカノントータスです!おたのしみに!そしてこれからも『生きものZi球紀行』を 応援してくださいね。
生きものZi球紀行 取材班一同
というわけで次回はカノントータスに決定。(リクエストは引き続き募集中です)
ZAC21xx 友引 くもり (地球標準日10/1追記)
天の助けか、親ウルフが気付いてやってきた。テリトリーを守るため彼らも必死だ。至近距離で見たせいもあって、番組内の淡々としたナレーションと劣化処理された静止画像からは想像できないような大迫力のバトルだった(だったんだってば)が、やはりこーゆーのは遠くで「すげー」と か言いながら見るのがよろしい。死人がでなくてホントによかった…。 (ら) >>番組>>PHOTO
(地球標準日9/11)
コマンドウルフの幼体が陸に上がってから70日ほど経った今日、なんとウルフたちのテリトリーに野良ゾイド、しかも旧帝国軍の精鋭ZOID・サーベルタイガーが現れた。50年以上昔の、中央大陸戦争の生き残りか!?このとき地上取材班は大望遠カメラを使わず、かなり接近していたので半ばパニック状態に。野良ゾイド はもう年寄りで塗装もはげ、弾薬も尽きて久しいらしいが、なんといっても戦闘兵器、しかも乗り捨てられ凶暴になった巨体に、ほとんど丸腰の民間人が太刀打ちできるわけがない。はたして我々取材班の運命やいかに!? (ら) >>
ZAC21xx 先勝 あめ (地球標準日8/23)
いよいよ仔ウルフが完全に水から上がる日が来た。今日は雨、水中から陸上に上がるには絶好の日だ。濡れた大地を踏みしめて、完全に水から出たときにはスタッフ一同思わず万歳三唱。浮力の助けを借りずに体重をささえなければならなくなったのでしばらく足元がおぼつかなかったが、その姿がなかなか愛らしく、個人的に写真を撮りまくるスタッフの姿も。どんなサイズでも(たとえ自分の何倍もあろうとも)生きものの子供は可愛いものである。(ら)>>番組
ZAC21xx 先負 はれ時々くもり (地球標準日8/20)
概要編の撮影。捕食系ゾイドということが判るような画…ということで3日間追ったが、大きな獲物には遭遇しなかった。だいたいは小さな昆虫型などを捕食するようだ。赤い甲虫ゾイドを食べているシーンを撮影したが、これが遠目にも、色味がまるで人間を喰い散らかしてるようでかなりエグいということで、没になってしまった。(ら)>>番組 >>PHOTO
ZAC21xx 大安 はれ (地球標準日8月吉日)
「生きものZi球紀行」プロジェクト開始。今日は中央大陸内での機材運び用の機体を探しに中古ZOIDS屋に行く。メインの機体用に、動く取材小屋という表現がぴったり合いそうなカノントータスを購入。カモフラージュ用にいろいろ塗ったり張ったりしても機嫌をそこねない、温厚な奴を選ぶ。もちろんカノン砲はついていないが、架台はそのままだったので、そこに大望遠カメラを設置。なかなか具合がよい。明日は空撮用の飛行ZOIDを探しに来よう。(ら) >>PHOTO
▲PAGE TOP▲