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   国立天文台・野辺山へのドライブ 

 

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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード                                担当 : 折原 マチコ

                                                                                      

 

         《Twitter Story》 

      【マチコ、支折の国立天文台・野辺山を見学!】 は、

                   こちら<ジャンブ> してください。

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                                                                                                                                                           (1998.9.30) 

    1998年/9月/・・・23日〜24日                      

                                                    

     往路...草加市/首都高速/中央自動車道/清里高原道路/野辺山                        216km                                                         

      復路...野辺山/国道141/佐久IC・上信越自動車道/藤岡Jct/   関越自動車道/

            外環自動車道/草加市                                                       228km    

                                                                                                   <総走行距離 :   444km>        

    wpe6B.jpg (35912 バイト)  【ボスの車】 この先/清里高原道路

   

「旅シリーズ担当の折原マチコです。お久しぶりです。    wpe60.jpg (38110 バイト)

 

 ええ...この秋は、尾瀬の至仏山への登山を計画していました。でも、ご存知のよ

うに天候不順のため、国立天文台野辺山へのドライブに変更しました。申し訳ござい

ません。尾瀬では夏の大雨で木道が流され、大洪水だったようですよ。また、栃木県

の那須でも、茨城県の水戸市でも、未曾有の大水害でした。

 うーん、それにしても雨の多い夏でした。6月10の尾瀬行きも、連日の雨模様。あ

の時は、入梅前の安定した晴天と、水芭蕉を狙っていました。ところが、もう梅雨に

入っていたとのこと。

 それから夏の気分もなく、もう9月23日。秋分の日です。さあ、憧れの天文台/野

辺山の電波観測所へ向かいます...」

 

 

  


    
マチコの・・・野辺山電波観測所レポート        

 

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    <天文台入口>               <数基の直径10mのパラポラ>

「駐車場から天文台の敷地に入っていくと、いきなり巨大なパラボラ・アンテナが幾

つも見えてきます。これは直径10メートルのミリ波干渉計...

  芝生の上に、スチールの説明パネルがずらりとあります。それによると、数基の

アンテナで干渉する波長を計測処理し、直径600メートルに匹敵する巨大パラボ

ラ・アンテナを形成しているとのこと。

  このシステムは、天体の構造を詳しく調べるのに威力を発揮しているとのことで

す。これらのパラボラ・アンテナは、レールの上を移動し、必要に応じて精密な位置

にセットされます。

  うーん...なるほどね...よく分からないけど...」

 

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<10mのパラボラアンテナを載せて、            <数基あるパラボラアンテナをコント

   レールの上を移動する車両>               ロールするコンピューター>

                         

「この向こうには、巨大な45m電波望遠鏡が見えます。そばへ行くとすごい迫力。こ

れは、波長1mmから10mmのミリ波を観測できる世界最大の電波望遠鏡です。

 ブラックホールの発見、星間分子の発見、銀河構造の研究などで成果をあげてい

るそうです...」

 

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<45m電波望遠鏡>                      <45m電波望遠鏡の内部>

 

「それから...

  直径80cmのパラボラ・アンテナを、T字型に84台並べた電波へリオグラフ。これは

太陽電波観測の主力装置とのことです...

 観測周波数は、17ギガヘルツと、34ギガヘルツ。太陽光球面のフレアの研究では、

世界をリードしているそうです...」

 

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<T字形に並んでいるヘリオグラフ>              <ヘレオグラフの向こうに、45m鏡>

 

 

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   <液体ヘリウムで、絶対零度近くまで冷           <ラックに収められた電子機器がギッシリ>

   やし、検出器のノイズを取り除く装置>                

 

    ボス(岡田)の寸評》


これらは、人類文明の最先端テクノロジーの風景です...

  かなり雑然としていて、工場やオフィスで日常的に見かける風景とあまり変わりありま

せん。つまり、こうした最先端テクノロジーをサポートしているのは、まさに身近にある工

場やオフィスで見かけるテクノロジーなのです。

  しかし、それにしても...パソコンも見慣れた風景になってきましたし、日常と最先端

の距離が、殆どなくなってきた気がします...」

 

                                               by Kenkichi Okada