My Weekly Journal/第1編集室/時事対談/時事対談・2015/新春対談=グローパル世界・混沌の序曲 |
“万能型・防護力”/ 〔人間の巣/未来型都市〕の展開が・・・急務! |
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〔 2015年 元旦 〕 高杉光一です! 今年も、よろしくお願いします! 」 ★
一同が・・・揃って頭を下げた・・・ ★
早速、対談に入っていただきます! 高杉・塾長、今年は、どのような年になるでしょうか?」 「うーむ...」 高杉光一が、顎に手を当てた。「そうですねえ... 年々、着実に、巨大危機が本格化してくるのを実感じます。去年は、西アフリカで発生した“エボラ出血熱” が、世界中に衝撃を与えました。これは現在も被害が拡大していますが、それ以上に象徴的な意味をもってい ると、私は思っています」 「はい、」江里香が、コクリとうなづいた。 「私たちは...」高杉が、続けた。「毎年、“新春対談”で... “人口爆発・・・文明による環境破壊・・・そして地球温暖化” から来る... 人類文明発展史の・・・構造 的な危機・・・21世紀・大艱難(だいかんなん)” に、警鐘を鳴らし続けてきました。それが、予想以上の速さで、 年々、着実に、積み重なって来ていますねえ。 そして、ついに、“エボラ・ウイルスが・・・象徴的に動き出した”、という感じです。これは杞憂(きゆう/取り越し 苦労)に越したことはありません。しかし、“人類文明の暴走は・・・近々、破局が来る” というのは、70億人類 の共通認識だと思います。“何時、来るか?・・・近々!・・・今でしょう!”、ということです」 「はい...」江里香が、微笑した。 「地球生命圏の持つ...“恒常性/ホメオスタシス”が... “地球生命圏/全生態系の安定保持”のために...“ガン細胞化した人類文明の・・・本格的排除” を 起動したという...“かなり強い確信!” です」 「はい...」江里香が、両手を握りしめた。 「いいですか...」高杉が、脚を組み上げた。「私たちの体が... 風邪を引いたり、病気になったりした時...元の健康な身体を取り戻すために...生命体の持つ“恒常性 /ホメオスタシス”が起動します。これは、細胞の塊/個体/生命体が持つ、生命システムの安定化装置で す。 それは、傷の治癒力であったり...熱ショックタンパク質の様なタンパク質機能であったり...免疫システ ムの司令塔/ヘルパーT細胞以下の、“深淵で膨大な・・・遺物侵入に対する防御力” 、であったりします。 こうした“恒常性/ホメオスタシス”が、個体・種のレベルを超えて、生態系レベルでも存在することが、分 かって来ました。まあ、当然と言えば当然ですが...“生命システムの・・・全体性の一端” ...が見えて来 とも言えます。 つまり...“地球生命圏の深淵で・・・全生態系が安定化”...するために...治癒力が常時起動してい ているわけですが、それが...“一段と深い所で・・・何かのスイッチが入った” 、ということでしょう...」 「それは...」江里香が言った。「人類文明にとっては、“良くないこと” ですね?」 「もちろん、そうですが...」高杉が、大きくうなづき、口に手を当てた。「うーむ、かなり複雑です... 何故なら...“人類文明もまた・・・地球生命圏を構成する・・・主要な要件に変貌して来ている” ... からです。別の言い方をすれば、人類文明もまた、粗野で粗くても、“地球生命圏の人格・・・36億年の彼” の1部を形成し...“生命潮流そのもの”...だからです。この潮流の中では、“間違い/良くない” という ものは無いのです。 短いスパン、あるいは人類という立場に立てば、“滅亡/間違い” という概念は成立します。しかし、生命 潮流全体の中では、“間違い” は成立しないのです。“部分的な間違い” はそのままに...生命潮流は時 間軸上を茫々と続いて行き...“常に新しい命に・・・引き継がれて行く” からです。そこに“間違い” の入 る余地はなく、“全てが真実の結晶” です。 古生代/ペルム紀終末の、最大級の“種の大量絶滅”の後も、生態系は復元し、中生代に入ります。だか ら、大量絶滅は“間違い” ではないのです。さらに言えば、“この世に・・・間違い” というものは無いのです。 つまり、複雑で、難しい、と言ったわけです」 「そうですね...」秋月茜が、江里香にうなずいた。「その“種の大量絶滅”の後に... その、広大な生態系の空きニッチ(/ニッチとは・・・生物学で、生態的地位、を表す用語。そこから、隙間、くぼみ、の意味があります) に...中生代/三畳紀のアンモナイトや恐竜が出現してくるのです。彼等が生まれてくるのは、“間違い” の 結果ではありません。 だから...“種の大量絶滅”は、別名で“大量絶滅の母” とも呼ばれるのです。古生代/石炭紀の独特の 風景は、中生代/ジュラ紀・白亜紀の、恐竜が闊歩する風景に変わります。今、人類文明が滅んでも、生命潮 流は続くのですわ。 最後の“種の大量絶滅”...中生代/白亜紀終末/恐竜絶滅の時は、巨大隕石の衝突が起因と言われ ますね。そして、次に来る...“人類文明暴走由来の・・・種の大量絶滅” ...の後には...“地球生態 系の広大な空きニッチには・・・ホモサピエンス由来の・・・より進化した哺乳類/新人類” が出現するの かも知れません。 その文明にとっては、近々起こるかも知れない、“種の大量絶滅”は...まさに“母なる・・・大量絶滅” と いうことになるわけです」 「はい...」江里香が、深くうなづいた。「“新人類” が出現するのでしょうか?」 「うーん... 中には...これ以上の進化は無いという学者の声も聞こえて来ますが...パラダイムシフトの向こう側の ステージは、誰にも分りませんわ。私は、進化はないと考える方に、多大な無理があると思います。奢り(おごり /思い上がり)です」 「ともかく...」高杉が言った。「話を戻すが... “文明の暴走”により...“地球温暖化”で海水面が上昇...“海洋酸性化”で“地球表層の相転移”が起こ る、というのは穏やかではない。“知的生命体”どころか、“知性を暴力にしか転化できなかった・・・野蛮な 種” ということになりますねえ、」 「あの...」江里香が言った。「“恒常性/ホメオスタシス”が起動したのは、“良くない” というのは?」 「そう...」高杉が、うなづいた。「つまり... 人類文明もまた、“36億年の彼”の1部を形成していて...複雑しに絡み合っていてもなお...生命潮流 の“恒常性/ホメオスタシス”が、“排除に起動” したということです。その意味は、複雑です。 ま...こうした“上位情報系システム”が、人類文明の視界に入ってくるのは、“文明の第3ステージ/意 識・情報革命” が本格化してからでしょう...」 「あ...」「江里香が、言った。「つまり... “文明の第1ステージ/農耕・文明の曙” があり...現在の、“文明の第2ステージ/エネルギー・産業革 命” があって...次に、“文明の第3ステージ/意識・情報革命” が来るということですよね...?」 「そう、予測される、ということです... とりあえず、“21世紀・大艱難” を乗り越えなければ、“文明の第3ステージ/意識・情報革命” の時代は、 力強くは、やって来ないでしょう」 「はい...」 「その通りですな...」 大川慶三郎が、腕組みをしながら、口を開いた。「何というか、良い因子は何もありま せんなあ。開放系システムとして、人類文明を太陽系へシフトして行くのも、頭打ちですから、」 「うむ、」高杉が、真顔でうなづいた。 「ともかく...」大川が言った。「宇宙開発での...大イノベーション/大技術革新は起こらなかった... まだ、小惑星探査機/“ハヤブサ”が、小惑星/“イトカワ”から物質サンプルを持ち帰ったのが、スクー プという段階です。火星に大型探査体が到達するのも、だいぶ先のことでしょう...」 「うーん...」 秋月茜が、唇に指を当てた。「そうですね... “太陽系空間への本格的な進出は・・・人類文明史の時間軸の中では・・・もっと後に記述されている” ...という事の様ですわ。現代科学では、まだ見えない、靄のような障害は...“ストーリイの世界軸の中 に・・・その様には記述されていない”...という感性/直観を感じます。 違和感は、そこから来ていると思います。あ、このように言うと、反発があるとは思いますが...」 「うむ...」高杉が、うなづいた。「ともかく... 旧約聖書で象徴的に記述されている、『ノアの洪水』 の様な大試練が身近に迫って来ます。そして、困った ことに...“世界に・・・指導者が不在” だということです。 アメリカのオバマ大統領も...そして、我が日本の安倍首相にしても...“戦争ゴッコ” や “経済ゴッコ” に終始しています。白けた話です。 混乱と欲望の中で、文明が崩壊して行くというのも...まあ、確かに...“ノアの洪水にも似た・・・1枚の 絵” ...にはなるわけですが、“座視する” わけにもいかないわけですねえ...」 「我々は...」大川が言った。「とりあえず... “万能型・防護力”/〔人間の巣/未来型都市/千年都市 → 極楽浄土〕 の全国展開/世界展開を、 全力で、急ぐということでしょう!」 「うむ!」 「そうですね!」茜が、強くうなづいた。「不要と判断した、“凍結/大型公共事業”を復活している時ではあり ませんわ!そうした予算は全て、“日本版・ニューディール政策”/〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕 の全国展開に投入するべきですわ!」 「はい!」江里香が、唇を結び、顔を上げた。「今年こそ、その方向へ、1歩を踏み出して欲しいと思います! そういう意味で、今年こそ、良い年でありますように願っています!」
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