第1編集室時事対談時事対談・20102010・参議院選挙21世紀・パラダイムシフト

 
   
〔2010/参議院・選挙〕                     信頼性崩壊下の国政選挙!
 I       

               〔人間の巣・・・生体科学の時代へ
     
         
    
                              21世紀/パラダイム・シフト    
      
    
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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード                    編集長 :   津田 真

     INDEX                     

プロローグ    ・・・・・  真の意味での・・・維新! とは ・・・・・ 2010. 7. 3
No.1 〔1〕 “21世紀・維新”に・・・要求されるものとは 2010. 7. 3 
No.2 〔2〕 〔未来型都市〕〔千年続く・・・都市〕 とは?      2010. 7. 3
No. 〔3〕 〔人間の巣〕の展開・・・ 国家再建! 2010. 7. 6
No.      借金財政 年金・医療・福祉等 の問題は?> 2010. 7. 6
No. 〔4〕“2010/参議院選挙”・・・ 投票 2010. 7. 8
No.      <投票 = “何かが変わる” と期待して 2010. 7. 8

 

 

  プロローグ       wpe4F.jpg (12230 バイト)  《 軽井沢基地 》

                 真の意味での・・・維新! とは・・・

 

《文芸・担当》星野支折です!

  ずいぶん御無沙汰しておりました!《 軽井沢・基地 》からお送りします。今まで、何をしてい

たかというと、御存じかも知れませんが、 シンクタンク=赤い彗星・ビル/3Fを、拠点

に、〔人間の巣のパラダイム〕の考察に当たっていました。

  ええ...この間、量子力学や、医療生物情報科学の方の仕事が、ずいぶん、お忙しかった

ようですね。憚(はばか)りながら、私たちの仕事の成果も、数々のコメントとして、反映されている

はずです...」

 

                                     

「さあ...参議院選挙投票日が近づいています。“2010/参議院選挙”は、国民としても、

“非常に・・・難しい選択”...が、迫られることになりそうですね...

 

  “古き良き時代の・・・日本の社会構造は・・・国家の上流域(/司法・立法・行政...そしてマスコミ)

から破綻” し...下流域に拡散しています。すでに、“産業構造も・・・労使構造も・・・行き詰

まり”、を見せ...さらに、“国家財政は・・・破綻の危険水域”に...突入している様子です。

 

  そこで...私たちは、今こそ...〔真の意味での・・・21世紀・維新〕...を必要としていま

す。そして、その〔21世紀・維新〕ですが...どの政党政治家が言っている“維新”も...

“真の意味での・・・維新”...と呼べるものは、“皆無”...と私たちは見ています。

 

  せいぜい...“国家体制/行政システムの修正”や、“経済体制の再構築/景気浮揚策”、あ

るいは、“地方分権/道州制レベル”...そして、“時代錯誤的・・・憲法改正”と言った所でしょう

か。

 

  こういうものは、少なくとも私たちの考えでは...“維新”...とは呼ばないわけです。この

ベルでは、徳川・幕藩体制下の中で行って来た、“数々の・・・改革”枠内です。そして、それゆ

えに、〔明治・維新〕が、到来したわけですね。

 

  うーん...それでは...どのようなものが...“真の意味での維新/・・・21世紀・維新”

と呼べるのかということです。それは、少なくても、“現下/閉塞的時代の・・・突破力のある大

変革”...ということでしょうか。

 

  つまり...今回の、“2010/参議院選挙”を通して...どの政党/政治家も、“真の意味

での維新/・・・21世紀・維新”と呼べるものは...“皆無”...ではないか、ということです。

あまりにも、近視眼的であり...“維新”片鱗さえも、見当たらないということですわ...」

 

                             

「現在...人類文明は...

  未曾有の...“21世紀・大艱難(だいかんなん)の時代”、に突入しています。したがって、“21

世紀・維新”とは...少なくとも、“現下/文明史的な大艱難を・・・乗り越えて行くもの”...

で、ある必要があります。

  そして、次にやって来る...“文明の第3ステージ/意識・情報革命/・・・生体科学の時代

を、果敢に切り開いて行く、ことが求められます...そのことについて、次に、大局的に考察

てみましょう...」

 

  〔1〕 “21世紀・維新”に・・・要求されるものとは

 wpe4F.jpg (12230 バイト)house5.114.2.jpg (1340 バイト)        

 

「ええと...」響子が、バレッタ(髪留め)に、手を当てた。「支折さん...

  現在の、政党/政治家が言っている“維新”は...“真の意味での・・・維新”と、呼べるもの

ではないということですが...それでは、“真の意味での・・・維新”とは、どのようなものなので

しょうか。もう少し、詳しく説明していただけるでしょうか、」

「はい...」支折が、両手を組んだ。「そうですね...

  まず...“文明史的な・・・閉塞状況・・・21世紀・大艱難”...を乗り越えて行かなければ、

“維新”そのものが、何の意味も、持たないということです。社会体制が、如何に立派になっても、

“地球温暖化”が進み、“文明が衰退”して行っては、何の意味もないということですわ...」

「もちろん...」響子が、うなづいた。「そうですね...

  地球生態系そのものが沈没してしまっては、“維新”など、何の意味もありませんわ...」

「はい...」支折が、口に手を当てた。「そして、もう1つの要素は...

  “日本は・・・急速な高齢化社会が進行”、しているということです。これは、否応なく...“人

類文明の・・・水先案内の位置にある”...ということですわ。

  これまでのように、欧米を追随していたのでは...“世界の中で・・・日本衰退のドラマを・・・

大々的に演じて見せる” ...ということになります。これは...“壮大な喜劇であり・・・壮大

な悲劇”...につながります

「そうですね...」響子が言った。「すでに、そのドラマ序曲が、始まっているようですね...

  1年ごと政権交代し...“いずれの政権も・・・あまりにもお粗末”でした。そして、国民が、

ギヤ・チェンジし、民主党・政権にしたわけです。

  でも...鳩山・政権も、そして菅・政権も...“これまでと同じような軽薄さ・・・同じようなゴ

タゴタの中で・・・実質的な政権選択”が...なされたような気がします。政治・部長として、

木さん...菅・政権は、どのような評価なのでしょうか?」

「まあ...」青木が、向こうから言った。「評価は、これからでしょう...

  これまでの、“総理大臣・二世”とは違い...庶民派の叩き上げで...権力志向が強いとも言

われます。しかし、やっていることが、どうもバタバタしていますねえ。前・総理鳩山さんは、

想家肌だったのですが...菅・総理は、何をやりたいのか、まだ分かりませんねえ...」

「これから...」響子が言った。「何をするか...ということですね?」

「そうです...」青木が、腕組みをした。

「ともかく...」響子が言った。「菅・政権は、消費税を上げたわけですが...そんな旗しか、

なかったのでしょうか?」

「はは...」青木が、眼鏡の縁を押した。

 

                            

「うーん...」支折が、首を揺らした。「自画自賛するわけではありませんが...

  〔人間の巣のパラダイム〕展開し...【日本版/ニューディール政策・・・大公共事業に

よる日本列島改造・・・〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕・・・〔極楽浄土のインフラ建

設〕・・・】...となって行かない限り...日本は、この状況から、抜け出せないと思いますわ、」

「はい...」響子が、支折の方を向いて、大きくうなづいた。「私も、そう思います...

  他に、良い方法が無いのであれば...【日本版/ニューディール政策】...を実行に移す

べきですわ。

  そして...〔人間の巣・・・自給自足農業〕展開は...専守防衛・・・日本独自の国際平

和戦略”、を全世界に向かって、提唱するべきです。

  これは、“世界軍縮への・・・決定打/切り札”、になり得るものです。また、本来の使命であ

る...“地球環境復元・・・次世代ステージへの王道”...だということですね、」

「はい...」支折が、コクリとうなづいた。「私たちに...政治勢力としての力がないのが、残念

ですわ...」

「はい...」響子が言った。「ともかく、頑張ってみましょう。この道しか、残されていないのであれ

ば...必ず、道は開けてくるはずですわ、」

「はい...」支折が顔を上げ、小さくうなづいた。

「ともかく、...」茜が、支折に言った。「頑張りましょう!」

「はい!」

                           

「うーむ...」津田・編集長が、口を開いた。「各政党/政治家の言っている...

  “狭い範囲の・・・政策/改革/改善”では...“日本の閉そく状況/・・・世界の閉そく

状況” ...は、全くラチが開かないということですねえ...一体、私たちは、“どのような・・・

政権・選択”をすれば、いいのかということです...」

選択肢が...」響子が言った。「本当に...全く無い、のでしょうか?」

「うーむ...」津田が、脚を組み上げた。「これまでのように/今までのように...

  “よりましな政策・・・よりましな政党/政治家”を、選択して行くことになりますが...どうも、

限界が来てしまいましたねえ。いずれを選択しても、“日本丸は・・・沈没してしまう...という

ことになりそうです。

  私たちは、これまでは...“政権交代さえすれば・・・何とかなる”、と考えてきたわけです。

そして、政権交代実現したわけですが...どうも、可笑しなことになって来ているようです。そ

もそも...“政治全体が・・・非常に劣化”...してしまっていたようです」

「それで、津田・編集長...」支折が言った。「どう、選択されるのでしょうか...?」

「うーむ...」津田が、口の上に手を当てた。「選択肢が無い、ということですねえ...

  どの政党を選択しても...ドボン...だということです。しかし、まあ...もう少し様子を見て

みましょう...」

「はい...」支折が、うなづいた。「でも、もう選挙の終盤ですが...」

「まあ、しかし投票は、まだ先です...」

「はい...」支折が、口をすぼめ、うなづいた。

 

 

  〔2〕 〔未来型都市〕・・・ 〔千年続く都市!〕 とは?

            wpe4F.jpg (12230 バイト)    

 

「茜さん...」支折が、両肘をつき、手を組んでほほ笑みかけた。「〔新党・茜〕の立ち上げ、お

めでとうございます!」

「はい...」茜が、口をすぼめた。「お人よしですから...何でも引き受けてしまいます」

  響子が、笑ってうなづいた。

「はは...」青木が、頭に手をやった。「悪気はないのです...」

「でも...」響子が言った。「助かりますわ...ほほ...<総理大臣候補・フリー・エントリー・

No.1>...でもありましたね、」

「あれも...」茜が、苦笑した。「そういうことに、なってしまったんですわ...」

「ええと...」支折が、笑いを指で押さえながら言った。「早速ですが...

  <総理大臣候補>の茜さん...日本の財政状況は、破綻が近いと言われます。日本の借

800〜900兆円もあるようですね...〔新党・茜〕/党首として、これに、どのように対処

するお考えなのでしょうか...?」

「はい...」茜がうなづて、モニターに目を流した。

「ともかく...」支折が言った。「国民としては...

  〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕・・・ 〔極楽浄土のインフラ建設〕 ...のミッション

もいいのですが...足元の現実にも...目を向けてもらわなければなりません。当面日本の

大混乱を、どのように収拾して行くつもりなのでしょうか?」

「はい...」茜が、胸にコブシを当てた。「それを...

  これから、皆さんのお智慧や、研究成果を拝借しながら、考察して行きたいと思います。まず、

破綻の危機にあると問題化している、ギリシアの借金/国債発行残高は...ええと、日本円で、

30〜35兆円ほどのようですね。

  でも...日本の場合は、対外的な借金はなく、むしろ債権国の側にあります...ええ...こ

の種の説明議論は、各方面で行われているので、ここでは、割愛(かつあい/思い切って省略する)

ることにしましょう」

「そうですね...」支折が、うなづいた。「“青写真/将来展望”の方を、お願いします、」

 

                            

「はい...」茜が、モニターをスクロールした。「そこで...私たちの提唱する...

  【日本版/ニューディール政策】= 【大公共事業による日本列島改造】= 〔人間の巣/

未来型都市/千年都市〕  〔極楽浄土/パラダイスの・・・インフラ建設〕  ...全国展

開/世界展開ということになるわけですね。

  これは、“文明の折り返し/反グローバル化”につながって行きます。そして、この流れは、

“大自然の征服から・・・大自然との協調/融合の流れ”...へと、発展して行くとものと思わ

れます...」

  支折が、うなづいた。

「ええと...」茜が、モニターに目を当てながら言った。「この...

  【日本版/ニューディール政策】は...まず全国的に、〔未来型の・・・農業基盤/都市基

盤〕を整備し、大量の仕事創出します。失業は、皆無になります。

  同時に、これは...“日本列島/日本社会の・・・インフラの再構築”...になるわけです。

このミッションの後には、〔未来型の・・・超安定化・社会/ 極楽浄土  〕、が残って行くことにな

ります...私たちが、子孫に残して行く、“かけがえのない・・・存在の器”...になりますわ」

「はい...」支折が、確認するようにうなづいた。「〔人間の巣のパラダイム〕による...〔超安

定化・社会〕を...ゆっくりと時間をかけ...熟成して行く...ということですね、」

「はい...」茜が言った。「ともかく...

  〔コンパクトな・・・未来型都市/千年都市〕...が創出されて行くわけですから...交通問

食糧問題医療問題あらゆるレベルの自然災害感染症等の問題は...〔人間の巣〕

“高機能空間/・・・万能型・防護力”で...根本的に解決されて行きますわ...」

「そして...」響子が言った。「“地球温暖化”“海洋酸性化”に対しても...

  “文明の折り返し/反グローバル化/”・・・〔人間の巣のパラダイム〕で...“王道を行く

・・・解決策”、というわけですね、」

「はい...」茜が、響子にうなづいた。「それから...

  〔人間の巣〕は...“頑丈な構造物に・・・適量の土をかぶせる”...わけですから、“脱・冷

暖房社会”を目指し、生態系と協調して行くことになります。人工物としての、“冷暖房・・・巨大

エネルギー消費は・・・生態系の風景/システムとは・・・マッチしない”...ということです、」

「それは...」響子が言った。「ええと...何でしたかしら...

  “文明の第2ステージ/エネルギー・産業革命/・・・自然を征服する=機械科学の文明/”

と、いうことだったかしら?」

「はい...」茜が、ほほ笑んだ。「それに象徴されるのが...

  “自動車と・・・核エネルギー”、ですわ...核ミサイルや、原発は...“文明の第2ステージ

/エネルギー・産業革命”“遺物”ということになります。放射能汚染危険が伴う、無用の長

は、すみやかに廃棄して行くべきですわ...いいことは何もありません」

「はい...」響子が言った。「それに対して...

  次世代と、予想されるのは...“文明の第3ステージ/意識・情報革命/・・・自然と融合する

= 生体科学の文明/”...ということですね...“量子コンピューター”“量子通信”から入り、

生物情報系意識との融合に、なって行くのでしょうか...?」

「そう予測されています...

  〔人間の巣〕は...クリーン・エネルギー/バイオマス・エネルギーで、十分に運営可能です。

これは、“生態系の風景にマッチし・・・協調して溶け込む・・・”、ことができるものですわ...

  そして、これが支折さんの言われた...〔真の意味での・・・21世紀・維新〕...ということ

になるでしょうか...

  現在...各政党/政治家の言っているレベルでは...“文明史的な閉塞状況・・・21世紀

・大艱難”を突破する...“人類文明の・・・水先案内” には遠く及びません...」

 

                           

「はい...」支折が、ゆっくりとうなづいた。「ええと...それから...

  “耐核シェルターなみの・・・万能型・防護力”は...“日本独自の国際平和戦略・・・絶対平

和主義”の...【専守防衛/最強の盾】になりますわ。

  それに、〔人間の巣〕は...基本的には、“頑丈な構造物に・・・適量の土をかぶせる”...

という構造ですから...〔非常に安価で・・・世界中のどの地域でも可能な・・・超安定都市〕

創出できます。それと、自給自足農業が、社会を安定化させますわ」

「はい...」茜が言った。「ええと...これは...

  この方面の仕事をされて来た支折さんに、お聞きしなければならないのですが...財政再建

や...教育・福祉は...過渡期の問題として...どのように、解決されて行くのでしょうか?」

「はい...」支折が、肩を張り、コクリとうなづいた。「そうですね...

  それこそ、私たちが、 シンクタンク=赤い彗星・ビル/3Fで考察して来た課題です」

「お願いします!」茜が、頭を下げた。

「はい...」支折が、うなづいた。

  遅れてやってきたマチコが、みんなに頭を下げ、静かにテーブルに着いた。


  〔3〕 〔人間の巣〕の展開・・・ 国家再建    

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借金財政 年金・医療・福祉の問題は・・・?>        

                    


「ええ...」支折が言った。「次は...

  現在...“破綻の危機にある・・・借金財政の問題”ですね...まず、それ等について、“明

快な解決法”を提示します。それさえも解決できないようでは、“現状の政治不信と・・・同列に

並ぶ”...ということになりますわ」

「はい...」茜が、コクリとうなづいた。「これは、研究されて来た、支折さんの方から...直接、

説明をお願いします」

「はい...」支折が、唇を結んだ。「ええ、この問題は、実に単純な構図解決されます...

  【日本版/ニューディール政策】= 【大公共事業による日本列島改造】= 〔人間の巣/

未来型都市/千年都市〕全国展開によって...“現在・・・日本に山積する諸問題が・・・

根本から解決される”...ことになりますわ...」

「はい...」茜が言い、ふと、顔を上げた。目を細め、轟音のする窓の方を眺めた。

  ヘリコプターが、どんよりとした空の中に見えた。地上近くまで高度を下げ、雑木林の方から軽

井沢基地に降下し来る。ブラッキーの定期便ヘリだった。軽井沢基地には、1週間に1度、飛来

して来ていた。

「ええと...」支折も、ヘリが無事着陸するのを見て言った。「まず...47都道府県に...

  とりあえず...1〜数か所特区を作ります。そこで、〔人間の巣/・・・自給自足農業〕を展

開する、基盤整備の公共事業を開始します。その後、〔人間の巣〕建設が開始されます。

  この時点で...“全国的に・・・大量の雇用創出”、が起こります。また、様々な資材の発注

が出始め、“産業界も・・・内需でフル回転”になります。

  これまでのような...“穴を掘って・・・埋めるような仕事”ではなく...〔未来型都市/千年

都市〕・・・〔極楽浄土/パラダイス・・・インフラ建設〕 が、ゆっくりと、始動して行きます。

  この...【日本版/ニューディール政策】が...おそらく...“閉塞的な人類文明をリード

して行く・・・世界の水先案内役”に...なって行くと思われます」

「はい...」茜が、ゆっくりと、うなづいた。「...国内的には...

  “全国的な・・・雇用創出”と...“豪雨化した梅雨の雨で・・・脆弱性が露呈してきた、日

本の社会インフラの・・・未来型都市への再編成が進む”...ということですね。

  そして...“日本が成功すれば・・・世界が動く”...ということになりますわ。〔人間の巣と

・・・自給自足型・農業社会〕...の展開は、世界中の何処でも可能な...かつて、確実に存

在した...“郷愁の・・・社会形態”なのですわ...」

「はい...」支折が、しっかりと、うなづいた。

 

                           


「さあ...」支折が、頭をかしげ、モニターをのぞいた。「日本国内の状況ですが...

  全国的・雇用創出公共事業の後...順次、〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕に、

して行くことになります。

  そして、ここが肝心な所なのですが...“社会工学的な・・・精華”を十分に発揮して...〔人

間の巣のソフトウェアー領域 ・・・ 新/民主主義のプログラム〕を...設定して欲しいと思い

ます。そして... 〔多様な・・・極楽浄土〕 に...人類文明を導いて行って欲しいと思います」

「ええと、いいですか...」茜が言った。「少し、補足しましょう...」

「はい...」支折が、うなづいた。

「この、 〔多様な・・・極楽浄土〕 というのは...

  この...【生態系の・・・多様性・複雑化の・・・ベクトル空間】では...資本主義や、社会主義

や、共産主義というような...“単一構造/大規模化の試みは・・・みな失敗している”...

ということですわ。 失敗の理由は、明白ではないでしょうか...

  つまり...【多様性・複雑化の・・・ベクトル空間・・・生態系空間】の中では...“経済的ダイ

ナミズムによる・・・単一構造化/グローバル世界化”...は...“エントロピー増大の方

向・・・すなわち、生命現象のダイナミズムとは、逆方向のベクトル”...になっている、とい

うことですわ...」

「要するにさあ...」マチコが言った。「経済的ダイナミズムと...

  生命現象多様性・複雑化のダイナミズムとはさあ...相性が非常に良くないということかし

ら...パラダイムが、違うのかしら...?」

「おそらく...」茜が言った。「価値観背景が、異なっているのかも知れませんね...」

「はい...」支折が、ゆっくりと両手を揃えた。「それゆえに...

  私たち/生物体にとって...〔極楽浄土/パラダイス〕というものは、〔人間の巣・・・の

/規模〕で、【多様性・複雑化のベクトル】の流れの中で...実現が可能...かも知れないと

いうことです」

「はい...」響子が、口元に笑みを浮かべ、うなづいた。「それについては...

  私が、高杉・塾長にうかがっていますわ。〔極楽浄土のインフラ建設〕、の方をご覧ください」   

                            <詳しくは、こちらへどうぞ・・・・・《極楽浄土のインフラ建設》>

 

                           


「さあ...」支折が、姿勢を正した。「話を戻しましょう...

  〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕に...入居した人々については...“衣・食・住と

・・・平均的な医療”が、保証されます。それゆえに、“年金給付は・・・停止”して行きます。そし

て、この財源を、“赤字財政の解消”に、投入して行きます...」

  茜が、無言でうなづいた。

「また...

  “福祉関係の・・・経費”も...“防災・感染症対策等の・・・経費”も...“万能型・防護力”/

人間の巣の・・・高機能空間が...ゼロに近い所まで、軽減してくれるはずですわ...」

「はい...」響子が、細い指を口に当てた。「そうした総合的効果は...非常に大きいですね」

「そう思います...」支折が言った。「また、余分な土地は...

  原則として、大自然に還元して行きます。ですから、今までの“治山治水の・・・経費”も、膨大

なものが、浮いて来ることになります...」

「はい...」茜が、言った。「そして...

  世界的にも...〔人間の巣・・・自給自足型・農業社会〕...広がって行くことが、予想

れますわ。“地球温暖化対策”を、急がなければなりません。北極圏で、永久凍土融解が進ん

でいます。緊急対策には、〔人間の巣〕を展開するのが、最も迅速で、多角的で、効果的です、」

「はい!」響子が、強い口調で、うなづいた。「その通りです!

  “COP・16(気候変動枠組み条約・・・第16回締約国会議/2010年11月/メキシコ)が、近づいています。ここ

で...“持続可能な・・・経済成長”を捨て...“文明の折り返し/反グローバル化”・・・〔人

間の巣のパラダイム〕へ...“レールのポイントを・・・切り替える”ことを...強く提唱したい

と思います!」

 

                           

 
「また、話を戻します...」支折が、モニターを見ながら言った。「ええと...いいですか...

  “年金給付の・・・停止”ですが、肝心な所ですので、もう少し詳しく説明しましょう。過渡期

おいては、何かの事情で、〔人間の巣〕出て行く場合は...その時点から、“年金給付を・・・

復活”をすればいいわけですね。

  それから...最先端医療を受けたい人の場合には...可能の範囲においてですが...〔人

間の巣〕を出て...高度治療を受けることも可能です。過渡期においては、こういうことが多い

のかも知れませんね。

  でも...〔人間の巣〕では、“衣食住と・・・医療”保証され...その社会基盤は、しだいに、

盤石なもの育って行くと思います...」

「はい...」茜が、支折にうなづいた。「ええ...つまり、こういうことです...

  〔人間の巣〕では...“年金も、生命保険も・・・不要になる”、いうことですね。だから、“給

付を停止”します。

  そして、〔人間の巣・・・自給自足型・農業社会〕が、本格的に動き出せば...そして、“支配

階級のない・・・共同社会の形態”を選択するなら...超安定な...“スロー・フード/スロー・

ライフの社会”が実現します」

「それが...」響子が言った。「 〔極楽浄土のインフラ建設〕 へ...可能性を開く、ということで

すね、」 

 

「はい...」支折が、響子にうなづいた。「ええと...話をまとめます...

  〔人間の巣〕人口が増えて行けば...“莫大な年金資金が・・・宙に浮き・・・赤字財政の

補填...に当てることができます。また、福祉関係の費用大幅に軽減され、赤字国債返済

に使えます...

  私たちは...赤字国債は、最終的にはチャラ(/差引ゼロにする)でいい、と思うのですが...とり

あえず、返済して行くということです。でも、〔人間の巣〕全国展開が完了すれば...何年先

かは分かりませんが...赤字国債などという概念は、消失して行くのかも知れませんね...」

「はい...」茜が、支折を見た。「ええと、支折さん...

  それでは...既存の産業構造との関係は...どのようになるのでしょうか...人々が、工業

地帯を離れ、分散して自給自足・農業社会へ移り始めたら...既存の産業システム急速に空

洞化して行きますが...」

「はい...

  それには...過渡期の問題として...分散した〔人間の巣〕に、“人員を派遣してもらう・・・

という形式”で...産業を維持します。

  〔人間の巣〕が...特定区域の産業人員派遣し...それぞれに責任を持ち、“国家シス

テムとして・・・バランスを維持して行く”...ということになりますわ」

「うーん...」マチコが言った。「〔人間の巣〕から...工場派遣される...ということよね?」

「そうです...」支折が言った。「これで...

  “赤字国債/医療/福祉/食糧問題”などの...解決方法は、分かっていただけたと思い

ます」

「はい...」響子が、脚を組み上げた。「この方法なら...

  非常に分かりやすい構図なので...多分、大丈夫だと思いますわ。国民にも、支持していた

だけるのではないでしょうか。

  現在、“2010/参議院選挙”真最中なので...私たちとしては、“この選択肢を・・・提示

する”...とわけですね、」

「はい、」支折が言った。

「うーん...」マチコが、腕組みをし、肩をかしげた。

 

                           


「あ...」茜が、小さく手を上げた。「ひとこと...くり返しになりますが、説明しておきます...」

「どうぞ、」響子が言った。

「私たちは...

  “資本主義/市場経済”は...まもなく、“後退期に入り・・・急速に終息して行く”...と

しています。現在の市場経済が、“地球温暖化/気候変動/人口爆発”の中で、今後も持続

するとは...全く考えられない、ということですわ。

  もちろん、貨幣経済は続くでしょう。でも...“文明の折り返し/反グローバル化”が始まり、

〔人間の巣〕世界展開して行くでしょう。何故、〔人間の巣〕かと言えば、世界中どこでも建設

が可能であり、安価で、“万能型・防護力”に優れているからです。

  私たちは、“文明の・・・新しいステージ”に、突入して行くことは確実です。つまり、それが、

“大自然との融合・・・となる・・・生体科学のステージ”...ということになります」

「はい...」響子が言った。「つまり...

  “エネルギー・産業革命/自然征服のパラダイム”から...“意識・情報革命/自然との

融合のパラダイム”へ...“文明のステージが・・・大きくシフトして行く”、ということですね。

  その、パラダイム・シフトを抜きにしては、“国家の将来展望/中期・長期の青写真”は、そ

もそも、描けないということですね?」

「はい...」茜が言った。「全ては...ダイナミックに...大きく変動しています」

「うーん...」マチコが、大きくうなづいた。「そうなるとさあ...

  “2010/参議院選挙”も...各政党は、何か(むな)しいことを言っているわよねえ...」

 

「そうですねえ...」政治・部長の青木が、口を開いた。「さて...では、そっちの方の話に、移り

ましょうか?」

「そうですね...」津田・編集長が、横でうなづいた。「梅雨集中豪雨の中で...再び...“日

本社会のインフラの・・・脆弱性が露呈”...し始めています。

  “2009/衆議院選挙”も、同じでした。“全国的な・・・豪雨/土砂災害・・・気候変動”、の

中で、あえて...“社会インフラの・・・再構築のテーマは回避” し...国民の審判を求めまし

た。どうやら、また... “同じ轍を踏む” ...ということに、なるのでしょうかねえ。

  しかし、それはもう... “轍” (てつ/わだち、車輪のあと)ではなく...“土砂災害のあと”ですね

え。これは、政党/政治家として... “政治的・・・絶望” ...の臭いさえしてきます...」

「はい...」青木が、眼鏡の真ん中を押した。

 

  〔4〕 “2010/参議院選挙”・・・投票   house5.114.2.jpg (1340 バイト)

                 


「さて...」青木が言った。「決断ですが...

  “2010/参議院選挙”においても...“ 脆弱化が露呈している・・・日本の社会インフラ

の再構築”は...“政治課題・・・歴史的争点”...としては、浮上して来ません出した。

  ということは...“既存の社会インフラで・・・毎年大災害を受けつつ・・・莫大な災害復旧

経費も負担し続ける”...ということでしょう。いったいこれは、政治的には...“議論の必要

もない・・・暗黙の了解/既定路線”...ということなのでしょうか?

  こうした “明瞭な大問題” が、政治課題に浮上しないとは...まさに、各政党/政治家の、

 “犯罪的怠慢・・・大タワケの事態” ...と断じざるを得ません。こんなことで、“1億2000万

人の国民の命”を...本当に任せられるのでしょうか!」

「まあ、そのとおりですねえ...」津田が、腕組みをした。

グチを...」青木が言った。「くり返すわけですが...

  “2009/総選挙”も...今回の“2010/参議院選挙”も...日本の政治“国民から乖

離”し...“自分たちの好きなテーマで・・・選挙をしていた”、ということでしょうね。これは、

法・立法・行政...そして、マスコミ/公共放送に、 “共通している病根” ですねえ。

  要するに...“存在の器・・・国家/社会/家庭”の中の、目的追求システムを、自分たち

住処(すみか)とし...私物化して...特権意識を持ってしまっているのです。そして、“勝手に

好きなことをやっていて...本来の機能マヒしてしまっているわけです...」

「あ...」マチコが言った。「相撲協会にも...共通しているわよね?」

「みんなそうです...」青木が、マチコにうなづいた。「さて...私たちは...

  “こうした・・・国政選挙/2010/参議院選挙”で...何を評価し...どのように、〔主権

行使〕を、したらいいかということですねえ...」

「はい...」茜が、頭を反対側に傾けた。「そこで、私たちは、 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕 を、

旗揚げしたわけですわ」

「まあ...」青木が、眼鏡に手を当てた。「そういうことですねえ...」

 

「さて...」津田が言った。「状況説明は、これぐらいでいいでしょう...

  あとは、どう決断するかです。 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕 投票しても、“無効・投票”

なるだけのことです。積極的に、推奨できるものではありません...」

「はい、」茜が、うなづいた。

「そうかといって...

  各政党/政治家が、声をからして叫んでいるように...“政治的な・・・健全性/正当性”

何度選択しても...“社会インフラの・・・再構築が進む”...と言うわけでもなさそうです。

もし、その気があるのなら...当然、それが、“政治的・課題”になっているはずですから...」

「はい...」茜が、うつむいた。「私たちに...その力がないのが、いけないんですわ...」

「いや...」青木が言った。「我々は、政治集団ではありません。思想集団ですからねえ...」

「ま...」津田が言った。「これが、“国民の・・・ジレンマ(進退両難)、そのものだということです」

「全くです...」青木が言った。「政治が、どうにも陳腐化しています。まあ、それゆえに、“未曾

有の国難”なのですが...」

 

投票 = “何かが変わる” と期待して

        〔新党・茜〕           

 

「私は...」茜が、壁面スクリーンに映し出された、茜色の空を見つめた。「 〔新党・茜〕/〔新

党・あかね〕  を、旗揚げしたわけですから...今回の“2010/参議院選挙”は、これに殉

(じゅん)じます...

  今までは、女性弁護士として先輩格の、社会民主党/福島瑞穂・党首支持してきました。こ

れは、もちろん、私たちの主張と一番近いということがあったわけですが、今回は、 〔新党・茜〕

の旗を上げたわけですから、当然の選択になります...」

「そうですね...」青木が言った。「我々も...

  “本格的な・・・政権交代の実現”、ということで...長年、民主党支持してきました。今回

は、その政権交代が実現し...目的を達成したわけです。そこで、私たちも、 〔新党・茜〕 の方

に回ることにします。

  しかし、これは“無効・投票”になるだけに...積極的推奨するのには、問題があります。こ

このところを、どう考えているのか...茜さんに、お聞きしましょう」

「はい...」茜が、腰から膝の方に、両手を滑らせた。「そこが...問題ですわ...

  その“無効・投票”が...“何らかの形で・・・有効に・・・生きてくるかどうか?”...というこ

とです。でも、どうなのでしょうか...“有効・投票”であっても、落選者のものは、ムダになるわけ

です。そうならば、最初から“無効・投票”であっても、そこには、“参加する意味”はありますわ」

「まあ...」津田が言った。「その通りでしょう...

  肝心なのは...それが、 〔新党・茜〕 基本方針...【日本版/ニューディール政策】や、

【官僚組織のリセット/国家・OSのバージョンアップ】 【公共放送・NHKの解体再編成】

に...どのように、結びついて来るかということですねえ...」

「そこは、編集長...」青木が言った。「実際のところ、どうなのでしょうか...?」

「うーむ...」津田が、うなった。「それは...

  この “巨大な・・・政治不信” を...何処まで国民が...真剣に受け止めているか、によ

るでしょうか。そして、もう1つは... 〔新党・茜〕 基本方針を...どこまで国民が、受け入れ

るかによります。もちろん、 〔新党・茜〕 信頼性にもよるわけですね...

  もし...“過半数の国民が受け入れれば・・・ 〔新党・茜〕への無効票も・・・絶大な威力”

を持つことになります。そして、そのことを、どんな形にせよ、国政の場で表現することになります。

“まともな方法”ではありませんが、もともと陳腐なものにしてしまったのは、政治なのですから、」

「うーむ...」青木が、うなった。「そうですねえ...」

「まあ...

  それほどダイナミックなものではないでしょうが...ある程度の票数が集まれば...それは、

“一定の表現力を持って・・・歩き出す”...ということになります...」

「そうですわ...」茜が、うなづいた。「そのために、 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕 を旗揚げし

ました...

  私たちは...“2010/参議院選挙”を...妨害するつもりはありません。ですから、積極的

な投票を訴えることはしません...もし、投票する政党が、無いなら...“無効・投票”を覚悟で、

 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕  に...“清き1票”をお願いします。

  それから...投票率の低いと言われている若者は...是非...〔人間の巣/未来型都市

/1千年都市〕創出するために...“小さな1票で・・・大きな1歩”...を“踏み出して欲し

い”と思います。結局、そこに住むことになるのは...“若者の世代”なのです...」

「そうですね...」青木が言った。「自分たちの将来のために...是非、〔人間の巣〕推進して

欲しいと思います」

 

「ええ...」茜が言った。「最後に...もう一度、お願いします...

  “無効・投票”を、覚悟なら... 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕  に...そして、 〔秋月 茜〕

に...“清き1票”をお願いします。それが、〔人間の巣〕を推進して行くことになります。他に、

“良い・・・将来ビジョン”が、無い、と思ったなら...〔人間の巣〕に...“清き1票”を...お願

いします...」

「はい...」マチコが言った。「ともかく、とりあえず...

  “行き場のない人”...“食べて行けない人”は...各都道府県にできる、〔人間の巣〕

すればいいわけよね。そこは、当面、〔労働集約型・・・農業共同社会〕という形式をとると仮

定します。働けない人は...その分、クリーン・エネルギー動力を使えばいいわけですね?」

「そうですね...」茜が言った。「“原則・・・自給自足社会”ですから、それは大丈夫ですわ...

  〔人間の巣は・・・非常にラクに暮らしていける・・・支配階級のない自給自足社会”です。

そして、“スローフード/スローライフの社会”ですわ。それから、“地球温暖化対策”でも、

を行きます。自然災害/感染症のパンデミックにも、“万能型・防護力”を発揮します...」

戦争にも、強いわけよね?」

「そうですね...」茜が、うなづいた。「一応、“耐核シェルター”としても、機能しますが...核戦

を起こしたら...もう、地球はお終いですわ...」

「はい、」

「ともかく...

  この〔人間の巣〕展開に...賛成なら... 〔新党・茜〕/〔新党・あかね〕  に、 〔秋月 

茜〕 に...“清き1票”をお願いします...選挙区・比例とも...“あかね” ...で大丈夫です。

それで、意思表示はできます」

「はい!」マチコが、長く頭を下げた。「よろしくお願いします!」

 

         

   

 

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