My Weekly Journal /21世紀型・日本社会の器新・民主主義の時代

                  wpe5.jpg (38338 バイト)    民主主義の時代      

        【情報公開    【国民参加型・評価システム】    【新・文化国家の建設】

 
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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード/                               編集長:  津田 真 

  wpe7.jpg (10890 バイト) INDEX                                ボス(=岡田)  wpe1D.jpg (34276 バイト)  

 プロローグ    新時代の基本戦略は、“国民の直接参加 2004. 8. 1
 No.1  〔1〕 国民的な新しい文化活動 2004. 8. 1
 No.2  〔2〕 ボスからの電話 2004. 8. 8
 No.3  〔3〕“国民主権の原理”で、新しい評価システム” を創る! 2004. 8. 8

 

  プロローグ                 

   新時代の基本戦略は、“国民の直接参加

 

「ええ、星野支折です...猛暑の日が続いています...ご機嫌はいかがでしょう

か...」

  支折は、目を細め、窓の外の陽射の風景に目を投げた。外気はすでに35度を超え

ている。その中で、時折、強い風が吹いていた。風は涼風というよりも、熱風が吹き抜

けている様相だった。

「ええと...」支折は、作業テーブルのノートパソコンに目を戻した。「...難しい課題

ですが...いよいよ“新・民主主義の時代”をスタートさせる事になりました...」

  支折は、首をかしげ、腕組みをした。それから、作業テーブルについた、津田・編集長

と、政治部・担当の青木の方を見た。

「ええ...

  津田・編集長と、青木さんと、私の3人で...ここしばらく...“新時代の民主主義

社会の展望”を考察してきました。そして、そのキーワードは、 【情報公開】【国民参

加型・評価システム】の2つではないかという考えに到達しました...

  このことは、これまでも何度か触れて来ています。ええ、さて、ここでは...具体的

に、どのようにして、そこに到達するかを考察して行きます...編集長、青木さん、よ

ろしくお願いします」

「うむ、」津田が、外の猛暑を見ながら、重々しくうなづいた。「まず...一番大事なこ

とを、1つ言わせてもらう。それは、この国は、“国民が動かなければ、何も変わらな

い!”ということだ。一言でいえば、これが全てだな、」

「そうですね、」青木が、首をかしげた。「逆に、“国民全体が動けば!”、この国は、ど

うにでも変るということです」

「はい...

  道は、様々あるのだと思います。でも、“到達する所”は、1つだと考えています。そ

れは、“透明性の高い、国民参加型の民主主義社会”だと思います。また、そこに

至る改革で“主役”を演じるのは...今、編集長と青木さんが言われたように、まさ

に、“国民主権”の原理によって動く、私たち“国民自身”なのだということです...」

          wpe4F.jpg (12230 バイト) <星野 支折>lobby4.1119.1.jpg (2391 バイト)  

「ええ、さて...」支折は、ノートパソコンのキイを、軽く叩いた。「いま、民主主義社会

の閉塞感は、世界規模で拡大しています...それぞれ事情は異なり、グローバル化

の弊害もあり、簡単に解決できるものではありません。

  でも、これを打破する1つの共通項は、これまでの間接・民主主義から、新しい形

態の直接・民主主義へ、その比重を少しづつずらして行くことにあるのではないでしょ

うか...私たちは、一応、そのような結論に到達しています...」

  津田が、黙ってうなづいた。

「ええ...そのバックボーンとして、」と、支折が続けた。「インターネット社会・高度情

報化社会の急速な拡充があります。こうした情報化時代の爆発の中で、市民や国民

が、より直接的に社会全体のシステムに参入していく事...これが、民主主義社会

の第2ステージ”を切り開いて行くものと、私たちは期待しています...」

 

                       index.1019.1.jpg (2310 バイト)<編集長/津田 真>

「はい、」津田が、うなづき、支折の言葉を引き取った。「現在、日本は大混乱の真只中

にあります。しかし、それゆえに、この閉塞的な世界情勢の中で、“民主主義社会の

第2ステージ”を切り開いて行く、“1つの実験場”になり得る可能性があります。い

や、その役割が非常に濃厚だと、あえて宣言しておきましょう...

  私たちの、数世代前の先祖は、徳川・幕藩体制の“封建社会”から“明治維新”

引き起こし、一気に“近代社会”に脱皮しました。極東アジアの、その最果ての小さな

鎖国の島国から、世界で唯一、西欧文明の列強へ参入して行ったのです。その鮮や

かな国家大改造は、今でも世界中の国々が絶賛するものです。また、現在の日本が、

世界の先進国でいられるのも、この“明治維新”の大きな遺産が背景にあることを、決

して忘れてはいけません...」

「はい!」支折が、うなづいた。

「そして...平成の現在...まさに、日本の国は、再びその“維新”による大革命を

必要としています。しかし、今度は、下級武士階級による革命ではなく、“国民主権の

原理”による、民主主義革命になるということです...

  今、政治は、完全に国民の信頼を失っていますが...議会制民主主義における

“政治舞台”での革命と、“国民参加型・評価システム”等の構築による、“文化・情報

舞台”での革命が必須となっています」

「はい、」支折が、コクリと、深くうなづいた。「政治が、国民の信頼を失い、“世襲”

“様々な特権”の上で胡座(あぐら)をかき、国家ビジョンを示す能力さえ欠いています。

ええ、青木さん...このことについて、一言お願いします

                <青木 昌一>

そうですね...」青木が、眼鏡の縁に手をかけ、プラズマ・スクリーンの方を見上げ

た。「いずれにしても、ここしばらくは、“国民が政治をリード”していく必要があります。

とても、政治が、国民や国家をリードしていける状態ではありません...」

「はい」支折も、スクリーンの方を見た。

「現在、日本の政治は、“単なる国民のお荷物”としか、言い様がありません。ともかく、

現在の政治家は、出来の悪い“厄介者のセガレ”のようにヨタッています。仕事にも勉

強にも実が入らず、ただ“飲んだくれ”て、“大ボラ”をふき、“犯罪発生率”だけが異常

に高い集団です...まあ、私も、こんなことは言いたくはないわけですが、あえて言

わせてもらいます」

「分りますわ、」

「いずれにしても、政治を、シャン、とさせるには、スパッ、と“世襲”を諦めさせることで

しょう...これは、これまで国民が、“世襲”“政治一家”みたいなことを許していた

から、こんなことになったわけです。

  まあ、ついでに言っておきますが、官僚の“天下り”も、キチッ、と禁止することです

ね。議員の“世襲”も、官僚の“天下り”も、キチッ、と禁止すること。ここが、日本の新

時代のスタートになるのではないでしょうか」

「はい!もう、いくらなんでも...“天下り”や“世襲”の時代ではないということです

「そうです。とても、“先進国の風景ではない!”ですね...」

「はい!」

「政治家や官僚は、コンプライアンス(法令順守)はもちろんのことですが、それよりもさら

に高い社会規範の手本を、国民に示して欲しいですね。“犯罪スレスレのライン”を浮

き沈みしているのでは、とても国民の代表とは言えないわけです」

「はい!」

  〔1〕 国民的な新しい文化活動   index.1019.1.jpg (2310 バイト)  wpeA.jpg (42909 バイト)  

 

「ええと...」支折が言った。「繰り返しになりますが...

  司法、立法、行政、そして文化・マスメディアの全てにおいて、“国民の直接参加の

比重を高めて行くこと”...これが、“新時代の基本戦略”になるわけですね?」

「そうだな...」津田が言った。「現在、司法は“裁判員制度”の創設で、まさに具体的

に国民参加のシステムが動き出そうとしている。そして、行政での課題は、よく言わ

れる所の、“情報公開”と、民間との人事交流”だろう...

  立法府の政治の課題は、一言でいえば、“国民主権による政治全体の管理”という

ことだと思う。そのあたりの不備が、この国の政治全体を堕落させてしまった。今回の

参議院選挙後も、相変わらず、選ばれる側の議員や政党が、再び選挙制度のことをア

レコレと議論し始めているようだからねえ...

  しかし、これは、議員を選出する側の、“国民主権に属する権利”なのです。まあ、

国民の側も、今後は、この“主権を守るシステム”しっかりとを構築し、“国民主権によ

る政治全体の管理”を徹底して行かないといけない」

「はい」

「さて...次に問題になるのが、4番目の、文化・マスメディアを、どうするかということ

だ...ここに、いかに民意を反映させて行くか...いかに、直接・民主主義のエキス

を移植していくか...それが、つまり、“国民参加型・評価システム”の組織作りにな

る。

  むろん、名称や組織形態はどうでもいい。ともかく、インターネット社会・高度情報

化社会の中で、国民が直接文化に参入していくシステムを、早急に構築して行く必要

があるわけです...もはや、マスメディアに頼れる状況ではなくなってきている...」

「うーん...そうですよね。..

  高度情報化社会の中で、マスメディアは“情報の双方向性”をうたいながら、実際

にやっていることは、“情報の一方的な押し付け”の傾向になって来ています。それか

ら、定番になったスポーツニュースや芸能ニュースのために、国民にとって非常に大事

なニュースが捨てられていますよね...

  権威があると思っていたNHKニュースでも、最近は話題性の方が重視されてい

て、がっかりさせられることがありますわ...」

「うむ、その通りだ

「どうしたらいいのでしょうか?」

「まあ...

  だから、我々は...1つの“国民的な新しい文化活動”として、“国民参加型・評

価システム”を創出していけないかと考えて来たわけです。これは、既存のマスメディ

アとは、別のステージに構築されることになります。

  今、国民が強く望んでいるのは、まさに“国民の思い!”を、いかに文化や政治に

反映させて行くかです。ところが、政治にも、マスメディアにも、それを実現しようという

誠意がほとんど感じられないわけです。

  そこで、国民自ら、高度情報化社会の中で、それを新たな文化活動として、“ルネッ

サンス(文芸復興)をやろうというわけです。ともかく、まず、“この方向で動く”という、

“戦略を起動”して行かなければなりません」

「はい、」

「いずれにしても...何らかの形で、“国民の想いを社会に反映させるシステム”

が必要です。それを、インターネット社会・高度情報化社会の中で、如何に実現してい

くか...その試みの1つが、“国民参加型・評価システム”なのです」

「うーん...」支折は、プラズマ・スクリーンを見つめた。「いずれにしても、国民の声を

反映させる、何らかのシステムが必要ですよね、」

「そう...

  きめ細かく、国民全体に開かれた、“信頼性の高い窓口”...そして、“ガラス張

の集計センター”...それを社会に反映していくガラス張りの推進組織”が必

要です。

  いずれにしても、“この3つ”を作らなければ国民による、国民のための、国民の文

は実現しないわけです...テレビ文化は、国民から乖離してしまっています。新

聞も、全幅の信頼がおける時代ではなくなったわけです。そこで、情報爆発の時代の

波に乗って、“国民的な新しい文化活動”を創出して行こうというわけです」

「はい...」

「現在の日本の“マスコミ文化”は、何と言うか...国民不在です...誰に向かって

放送しているのか分らない...だから、何をやっても、国民はますます白けて来るわ

けです」

「はい、」

                                           

「さて...」津田が言った。「“維新”を起動できるかどうか...カギはこの“国民参加

型・評価システム”にかかっています...政治、行政、マスメディアが膠着状態の今、

“国民参加型・評価システム”のようなものを、如何に創出していくか...私は、ここ

に、日本の命運もかかってきていると思っています」

「はい、」

 

「“国民参加型・評価システム”が...地方レベルから火が付き...小さな無数の評

価グループを、地方の“評価・NPO”がまとめ上げ...それを地方文化に反映して行

く...これは、おそらく、うまく行くのではないでしょうか。これもまた、“地方から”、とい

うことになるわけですが、」

「はい」

「その“地方の火”が、やがて全国的に燎原の火のごとく、動き出して来るものと思い

ます...そして、そのソフトを全国統一的なものにすれば、ネットワークはたちまち出

来上がります」

「はい」

「むろん、形としては簡単でも、実際に構築していくのは、ラクではないはずです。膨大

な知恵と時間と労力が必要になります。しかし、それが、それそのものが、私たちの文

化となり、血や肉になって行くわけです。

  いずれにしても、国民全体が動き、知恵を絞り、試行錯誤を重ねていくことになると

思います。また、短期・長期的にも、大きな雇用の創出につながって行くと思います。

国の形や、文化の形態が大きく変っていくわけであり、“新生・日本”が胎動して行くこ

とになります。

  そして、これが成功すれば、あの“明治維新”にも匹敵する、“維新”が展開して行く

はずです...まず、全国で、独立独歩でいいわけですが、“国民・市民参加型の評価

システム”を立ち上げて行って欲しいと思います。それが、スタートになります!」

「はい...ええ、よろしくお願いします!」

 

              wpe4F.jpg (12230 バイト) wpe73.jpg (32240 バイト)    lobby4.1119.1.jpg (2391 バイト) 

 

 

 〔2〕  ボスからの電話      wpe56.jpg (9977 バイト) wpe4F.jpg (12230 バイト)

        

「プルルルルルー...プルルルルルー...」支折の携帯電話が鳴った。

「あ、ポンちゃん...お願いね、」支折が、お茶を注ぎながら言った。

     boss.db2529.jpg (3095 バイト)   <ボス>       lobby4.1119.1.jpg (2391 バイト)   

「おう、」ポン助が、作業テーブルに置いてある、支折の携帯電話を取った。「マチコ

か?今、支折はお茶を注いでるぞ!」

「オレだ!オレオレ!」

「?」

「...岡田だ」

「あ、ボスかよう!」

「うむ...ポン助、元気でやってるか?」

「オウ!元気だよな!」

「そうか...近いうちに、“ポン助のビヤガーデン”に飲みに行こうと思っているが、か

まわんか?」

「オウ!大歓迎だよな!いつだっていいぞ!来る前に、知らせてくれると、いろいろ準

備しとくぞ!」

「うむ、分った...支折に代わってくれないか、」

                 

「はい、支折です!」支折が、ポン助から携帯電話を取った。「お久しぶりです、ボ

ス!」

「うむ...まあ、参議院選挙に出馬するとかで、色々心配をかけたな、」

「あ、いえ、そんなことはありませんわ

「うむ...

  さて、いよいよ“新・民主主義の時代”をスタートさせたようだな。難しい課題だが、

よろしく頼む。オレは、結局は、政治家にはならなかったわけだし、後は、君たちが頼り

だ」

「はい!」支折は、津田と青木の方を見、深くうなづいた。「みんなで検討して、私たち

も、ともかく、歩き出してみることにしましたの。そうしないと、何も始まりませんから。こ

れで、いいのでしょうか、ボス?」

「うーむ...いいと思う...とりあえず、歩き出してみるというのは、戦略としてはい

い...こうした大戦略では、方向が間違いの無いものなら、それでいいと思う...

  おそらく、歩いて行く中で...戦略そのものを膨らませ、“大勢の知恵”“本物の

技術”が結集されてくると思う。“大量の新技術”も必要になると思う。“創意工夫”

“試行錯誤”が繰り返され、“多くの情熱と時間”が注ぎ込まれて行くと思う。そして、国

民全体を巻き込んだ、この壮大な評価システムの創出そのものが、ルネッサンスにな

って行くのだと思う」

「はい!」

「いずれにしても、文明の第3の波と言われる“情報革命”の中で、その波に乗り、

民参加型の評価システムを創出して行って欲しい1年後には、この国の大文化

業に発展していて欲しいね」

「はい!ルネッサンスのようになるのでしょうか?」

「まあ、そうなって欲しいね...

  結局、国民の求める“新しい評価システム”は、政治主導で出来るものではなく、

“真に地道な国民1人1人の思い”で、“全国で燎原の火のごとくに沸きあがってくる

力”を結集して作るものだと思う...

  今、“この国のあり方”に矛盾を感じている大多数の国民の思い...この国に、全

歴史を通して、とうとうと流れているの“純朴な日本人の心”...その“良識の力を結

集”すれば、ルネッサンスは出来ると思う...」

「はい!」

  支折は、携帯電話を、津田に渡した。

「あ、津田です!お久しぶりです、ボス!」

「おお、津田か...参議院選挙・出馬の件では、君には、本当に御苦労をかけた」

「いえ、正直な所、面白かったですよ、ボス」

「うむ...ま、私は、詳しい状況分析をしたわけではなかった...ただ、“天の声”に

したがって行動し...また、それで断念した。そして、これで良かったのだと思ってい

る...」

「はい...よく分ります。私たちも、これで良かったと分析しています。ボスは、参議院

議員になるよりも、文化人がいいと思っています。このことは、高杉・塾長も、そう言って

いました」

「そうか...高杉もか...」

「はい...」

  津田が、青木の手に携帯電話を置いた。

「お久しぶりです、ボス!電話を代わりました。政治部の青木です」

「うむ...政治部にとって、まさに大変な時代になったな、」

「はい。まあ、だからこそ、我々がいるわけです...

  あの、ボスの方から、“新しい評価システム”の件で、特に何か言っておきたいこと

はあるでしょうか?」

「ともかく...日本の新時代を切り開いて行くのは、国民大衆がルネッサンスを創出

していくことだと思う。“評価システム”だけが問題なのではない。本質は、その背後に

ある“日本文化の活性化”であり、“透明で国民参加型の、新しい民主主義社会”

建設にある。その意味では、“維新”とも連動するものだ」

「はい。政治部としては、“維新”と言ってもらった方が分りやすいですね」

「あの、ボス、」支折が言った。「また、お電話いただけますか?」

「ああ。私も、しっかりと見ている。よろしく頼む」

「はい!」

                         

                      

 〔3〕 国民主権の原理”で、       

           評価システム” を創る!  

 

「青木昌一です。ここではまず、全体の風景をスケッチしてみます。

  “評価活動のフィード”も...“システムの全体の構築”も...“新しい日本文化

創出の場”も...それこそ無数に存在するように思います...ここに描くのは、その

叩き台となる1例です...」

 

   

【1】地域レベルで、 “新しい評価システム”を創設 

 地域レベルでの評価活動と、地域文化への反映 

              グループ/地域社会/市町村/都道府県

       日本全体としての、評価システムをネットワーク化

評価・解放系システムとして、国際社会へ展開、国際平和戦略に貢献

 

  新しい組織、既存のコミュニティー(共同生活体)で、“共通・評価ソフト”

   使い、“評価システム”、文化として普及する。“評価・NPO”を設立

   し、グループ、地域社会、市町村の評価データを処理・運営して行く。

  “新しい評価システム”で、各種の“行事”や、“イベント”を開催する。

   評価結果を、地域社会全体の文化・行政に反映させる。

  共通・評価ソフト”データを、インターネットで共有し、ネットワーク

   化を進める。市町村から都道府県へ、そして全国規模の評価ネットワ

   ークを作る。この段階で、膨大な新技術、非常に多くの知恵が必要に

   なる。

     試行錯誤...評価ソフトの開発と改善...システム全体の進化や

   更新を繰り返し、人類文明の第3の波、情報革命の波と同調していく。

  “国民参加型・評価システム”が、“評価・解放系システム”として、日

   本において確立されれば、必然的に国際社会へ拡大する。“日本の国

   際平和戦略”として、“国際社会の共通認識の形成”に貢献出来る。

【2】 分野レベルでの “評価・NPO”の創設   

  分野レベルでの、積極的な評価活動と、文化への反映 

                   スポーツ・芸能・趣味・レジャー

          文化・芸術・学術/科学・技術・産業

政治・行政/地球環境/経済・金融

 

各分野で、公式、非公式、草の根で、“共通・評価ソフト”を使い、それ

   ぞれ信頼性の高い評価活動を展開する。それをインターネットで公開

   し、市民・国民がさらに評価ランキングを付けていく。

専門家専門家集団による、内容の深い評価活動を展開する。それ

    を、専門家、及び市民・国民がさらに評価ランキングを付け、文化活動

   として活性化していく。また、評価活動を透明なものとし、国民全体で

   信頼性を高めていく。

評価ランキングを文化活動として活用し、市民・国民が直接参加する、

   行事やイベントを作り上げていく。

評価ランキングを、各分野の業績として、国民的に評価していく。

【3】公共放送の再編成!      

 “評価・NPO”とは別回線の、公共放送による評価システムを創出 

  国家が未曾有の大混乱の現在、NHKは本来の公共放送の役割を

果たしているとは言えない。NHKを解体し、再編成する過程で、もう1

つの“新しい評価システム”を創出する。

(これは、角度を変えた視野...別回線でのバックアップ・システムです。

透明で、国民参加型の新・民主主義社会を建設するために、公共放送によ

“新しい評価システム”を創ります...このシステムについては、現在

の所、何も考えていません...)

 

   

                     wpe1D.jpg (34276 バイト)      

「ええ、青木昌一です...

  このあたりまでが、私たちスタッフが、これまで考察を重ねてきたものです。短時間

で考察したものであり、“国民参加型・評価システム”の、“叩き台”の1つになってくれ

れば、幸いです...」

 

「それにしても...

  国家や社会がここまで混乱してきて、いよいよ国民自身が立ち上がらなければなら

ない時が来ています。ここで重要なのは、国民が、“国民自身の手で”、行政やマスメ

ディアとは別に、“市民・国民による評価”を、燎原の火のごとくに、小さな細胞から立

ち上げて行くことだと思います。難しく考える必要は無く、ともかく志を立て、グループを

作り、あるいは既存のグループで、ブラリと歩き始めることです。そうすれば、次第に必

要なものが見えてきます。

  そのためのツールが、インターネットコンピューター携帯電話などの、情報革命

の機器になります。それから、既存の通信大動脈である“郵便システムの活用”も、

デジタル・ディバイド(デジタルでの情報格差)を回避し、より豊な選択肢を提示できるわけ

で、大きな楽しみを拡大させるツールになります。

  地方の“小さな評価システム・グループ”では、まず郵便システムを使うような、“目

に見える形”から集計を始めるのも、1つの方法です。こうした規模のものでは、複雑

なコンピューターの使い方をする必要もありません。市民が参加しやすく、“結果が

分かりやすい”というのも、重要な要素になります。また、結果を、地域の行事やイベ

ントで反映して行けば、一体感も高まり、評価システムの信頼性も高まっていくと思い

ます。

  これは、“共通・評価ソフト”評価ネットワーク”が出来る以前の、とりあえず“ブラ

リと歩き出してみる段階”の話になります...」