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 house5.114.2.jpg (1340 バイト) 国立天文台野辺山にて house5.114.2.jpg (1340 バイト)

                      

                                     <1998年9月23日>

 トップページHot SpotMenu最新のアップロード/         担当: 高杉 光一 

                                     
                                                                            No.1     (1998.10.4.)
 

 9月23日(秋分の日)、国立天文台野辺山へ行ってきました。天文台の様子は、

“旅シリーズのドライブ” および、 “折原マチコ、星野枝折、国立天文台野辺山を見学”  

をごらんください。

 特別公開は、毎年9月23日に行っているようです。イベントとしては、電波天文学と

いうかなり難しい分野なので、見学者とは専門知識レベルでかなりのギャップがあ

るようでした。

 

  私に一番歯ごたえがあったのは、天文台の隣の文化情報交流館で行われてい

た特別講演でした。私が聞いたのは、下記のものです。

     「宇宙・生命」 14:30〜15:30 平林 久 (宇宙科学研究所)

                

 その講演の中で、今も強く印象に残っている話があります。詳しい言葉の一つ一

つは覚えていませんが、大体こんな内容でした。

 

  この宇宙は、私達人間が思っているよりも、事態は、早め早めに準備されている

ようです。星の生成、銀河の生成、生命の誕生も、私達が思っているよりも、早め早

めに進行しているようです。例えば、私達が30数億年前に地球に生命が誕生した

と思っていますが、これも実際にはそれよりも早めに準備され、誕生していたのかも

しれないというように...

 

 つまり、そのようなアナロジーで、宇宙が動いているように見えるということです。こ

れは、一体どういうことなのでしょうか...このような早め早めの宇宙の展開を、どう

解釈したらいいのでしょうか...

 私は最後に、講演者の平林氏が演壇で質問を受けられた折に、このことを質問し

てみようかと思いました。もう一歩踏み込んで、これはどのようなことかと...しか

し、止めました。内容からして、聞いてどうなるものでもなかったからです。つまり、

そこから先は、それぞれのロマンなのだと思いました。

 

  さて、こんなことを書きましたが、正直なところ、私が宇宙物理学者の平林氏の真

意をどこまで理解しているか、はなはだ疑問のあるところです。いずれにせよ、同氏

の言わんとしていたところは、もっとはるかに深い意味のあるものと推察していま

す。私のような二次的な知識ではなく、第一線の宇宙物理学の現場で、幾多の生の

データから、そのような感触を得ておられるのだろうと思います。

 それにしても、この話をどう解釈したらいいのでしょうか。この宇宙の風景が、現

代物理学の予測よりも、早め早めに展開していると見ていいのでしょうか。また、仮

にそうだとしたら、その要素は何なのでしょうか...さらに、このような宇宙構造を、

どのように解釈したらいいのでしょうか...

 

  当ホームページ“人間原理空間”では、こうした問題にすでに一つの解答を用意

しています。それは、宇宙開闢の初期条件の中に、すでに知的生命の発現が折り

込まれていたと見る立場をとっていることです。そして、その宇宙開闢から動き出し

てくるのが、いわゆる“人間原理空間”そのものということです。また、それが“人間

原理空間”ならば、早め早めに展開しているといわれる宇宙の風景も、それ自身の

中に吸収できるのではないでしょうか。

 

<上記に、それぞれのロマンと書きましたが、とりあえずこれが当面の私のロマン

です。>

 

<“人間原理空間”とは、奇妙な論理だと思われるかもしれませんが、結局私達は

人間である以上、それ以外の視野から物事を見ることが出来ません。仮に電波望

遠鏡という視野で宇宙を掃天観測しても、それを認識する段階で、“人間原理”の中

に入ってくるのです。そして、その人間の心とは、“唯心”...“人間原理空間”と

は、真実の結晶世界.....>

 

                                                       

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