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2023年 9月
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ツイートの記 録 |
万能型 防護力 脱・戦争ゴッコ 脱・経済ゴッコ 脱・覇権ゴッコ 物理的 専守防衛 |
〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕/〔極楽浄土インフラ〕 の・・・世界展開/ポスト民主主義社会の器!
★ 日本の社会インフラの再構築・・・ 激烈化する気候変動/豪雨・豪雪・熱波・寒波・ 地震・火山災害から・・・国民を完全防御! ★ 対核シェルター以上の・・・ 戦争ゴッコへの対応! 感染症パンデミックへの対応!万能型・防御力/地球近傍天体の衝突への対応! ★ 気候変動への長期的対応・・・世界中で可能な・・・ 脱・冷暖房社会! 脱・車社会への対応! 人口爆発への対応! コンパクト・分化・多様性・・・ スローフード・スローライフ社会への・・・回帰!
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9月 30日 |
お休みします。月が替わるため、その下準備です。 |
9月 29日 |
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (312) 【 支折の言葉・・・20/18 】
え…」 「ええ…」響子が、真面目に、うなづいた。「つまり… そうした… <人間原理・世界・・・人間的なバイアス(/偏向)が作用する・・・人間原理空間/ストー リー世界・・・> の中で、<一定の・・・人間的な時間・・・> を切り出し、コトの善悪、コト の良し悪しを、評価して行く…わけですね。 それは… <ストーリーを、駆動する・・・ベクトル/力と方向・・・> を、生み出しますが…ここも、話 を脱線させないように…しましょう。 ええと… そこで、いよいよ、<兼好法師/・・・兼好さん> の、批評が加えられる、わけです… そこから… 豊かな感情が…数百年の時空を超えて…私達の前に…静かに、香り立ちます。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (311) 【 支折の言葉・・・20/17 】
少々、視点を変えて、考察しようと思いますが… <この世は・・・1人称的/相互主体性世界の、人間原理ストーリーが・・・波動・・・> している…わけですね。 様々な… 最先端の、複雑系世界… 例えば… 【超弦理論】 や … <エンタングルメント・エントロピー(/量子もつれ = 量子エンタングルメントの・・・強さを測る量。 重要な物理 量の1つ。)> や… <ナノ・ヘルツ/nHz(1nHzは、1/10億Hz)の・・・宇宙の・・・背景重力波(/1nHz ~ 10nHz)/・・・ 1nHz は、波長が30光年の重力波。)> や、<重力波望遠鏡(/10Hz ~ 10kHzの、重力波の窓)・・・LIGO が、補足した重力波/GW150914(最初に補足した、ブラックホール連星合体時の重力波。/・・・現在まで に、LIGO と Virgo で、90例重力波を、補足しています。)> も… いわゆる… <ホモ・サピエンスの・・・ 種の共同意識体の中で、創出される・・・時空座標系に・・・人間的/ストーリー形式で ・・・記述・・・> されて…行きます。 この、内的な… <1人称的/・・・相互主体性世界/= 心の重ね合わせ世界での・・・人間的なストー リーの発現/・・・生命潮流・・・> というものが、何者なのか、興味津々ですが…ここは、 話を脱線させないように…しましょう、」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (310) 【 支折の言葉・・・20/16 】
この、世捨人の言う、コトこそ… <誠にさも覚えぬべけれ・・・/・・・誠に、そう思われるに、違いないものだ・・・> と、 高評価している、わけです。この世捨人というのは、見知っている僧侶でしょうか? あるい は、過去の人でしょうか? さて… この、高評価というのが… <仏法的な・・・覚醒/悟りを・・・> を、指しているのでしょうか。いずれにしても、奥深く、 複雑な構造をしています。つまり、達観しているわけですが、なかなかその境地には、到達 できないという事ですね。 ええと、響子さんの、御意見は…?」 「うーん…」響子が、涼風の流れ込む窓を眺め、沈思した。「そうですね… どう生きようが…自由であり…怨霊になるのも…この世を形成する…1つの風景ですわ。そ して、この世の風景に…良し悪しというものは…ありません。そこで、終わりという事はなく …良くも悪くも…連綿と継続して行きます。 時間的にも、空間的にも、全ては不可分の、リアリティーの連続体であり、悪霊もまた、然 (しかり/当然)です。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (309) 【 支折の言葉・・・20/15 】
「 この世のほだし(ほだし(絆)/・・・自由をさまたげるもの。 馬の足にからませて歩けないようにする綱。 ・・・手かせ。足かせ。)持たらぬ身に・・・ただ空の名残(なごり)のみぞ惜(お)しき・・・ 」
怨霊になり、強力な地縛霊となって、この世に未練を残す霊と…
<・・・ただ空の名残のみぞ・・・惜しき・・・> と言い、この世を辞して行くのか…という事 ですね。
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9月 28日 |
お休みします・・・またまた、昨日の書き込みが、大きくなり過ぎました。反省しています。 |
9月 27日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (308) 【 支折の言葉・・・20/14 】
牛若丸(/義経の幼名)は、身軽で、ヒラリヒラリとかわし、勝ってしまつたわけですね。それで、 弁慶は、生涯、牛若丸の家来になります」 「そうでした…」響子が言った。「それは… <孤雲懐奘(こうん・えじょう)> の、逸話とも似ていますわ。 中国/宋から帰朝して、京都/建仁寺に入っていた <道元禅師> に対し、<懐奘> が 論破で、挑んだ様子と似ています。 懐奘は、自分より若い、<入宋沙門(にっそう・しゃもん/・・・宋で、仏道修行をした僧)/道元> に、逆 に論破され、弟子にしてくれと懇願します。でも、道元は、自分は建仁寺に身を寄せている 身分で、弟子は取れない、と断ります。 そして… 京都/深草の庵で、『正法眼蔵』 の起草を始めた頃…懐奘の弟子入りを許可しています。<孤雲懐奘は・・・永平寺2世・・・> であり、『正法眼蔵随聞記(しょうぼう・げんぞう・ずいもんき)』 が、有名ですね。 そうそう… <お釈迦様の弟子の・・・阿南(あなん/アーナンダ・・・釈迦10大弟子の1人。)> の様な、立場でしょ うか。随聞記ですから、そういうコトになりますね。 <仏典> の多くも…近侍(きんじ/主君の、そば近くに仕えること。)していた阿南が、お釈迦様から直 接聞いた、という形式を、とっていますよね。 <★ 如是我聞 (にょぜ・がもん/・・・このように私は聞いた・・・)> と、いうのは… <漢訳された・・・仏教経典・・・> の、冒頭に記される語ですね。 経典中のお釈迦様の 言動を、『経蔵』 の編集者とされる阿難が、聞いたことを示す言葉、です。定型句の様に、 なっています」
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (307) 【 支折の言葉・・・20/13 】
こんな、波乱の人生を送る <待賢門院/・・・藤原 璋子・・・> を、<西行法師> は、 生涯、恋して、最後を見届けるわけですね。 西行法師は… 平安時代・末期に、<戦争前夜/・・・滅亡前夜の・・・奥州/平泉> を、訪れているわ けですから、彼女よりは、長く生きたのでしょう。 西行は、東大寺再建のための、砂金の勧進(かんじん/社寺や仏像の建立、修理などのために、広く人々 に、それが善根功徳になると勧めて、金品の寄付を募ること。)で、再度、奥州/平泉を訪れています。奥州 /藤原氏は、西行にとっては、遠い親戚筋に当たった様です。 そして、ここは … <芭蕉>の、『奥の細道』 の、最終目的地ですね。ここは、芭蕉の憧れる…漂泊歌人/ <西行法師> が…足跡を残した地でも…あったわけです。
ちょうど、その、<西行法師> と同時期に… 裏日本/日本海側ルートを、『歌舞伎/勧進帳(かんじんちょう/・・・巻物・・・)・安宅の関(あたかの ・せき/・・・石川県小松市の日本海側にある安宅に、守護、富樫氏が設けたと言われる関所。)』 を、くり広げなが ら… <義経・弁慶の・・・ 一団/小集団・・・> が、奥州/平泉を目指して、北上しているわけ です。その平泉は、義経が育った、第2の故郷でした。大戦に備え、平家を討ち滅ぼした、 大軍師が、逃亡/北上していたわけです。 九州/下関・壇ノ浦から、奥州/蝦夷(えぞ)への、大移動でした。日本中が、騒然としていた 時代ですね…」 「うーん…」マチコが言った。「『勧進帳・・・安宅関・・・』 かあ… 弁慶が、主人/義経を、打擲(ちょうちゃく/なぐること。特に、<御成敗式目/(ごせいばいしきもく)・・・鎌倉時代 に、源頼朝以来の先例や、道理と呼ばれた武家社会での、慣習や道徳をもとに制定された、武家政権のための法令/式目。 > では、打擲は、刑事犯罪の1つに数えられています。)する、所よねえ。 もともと、この2人は、京/京都の五条の橋の上で、決闘しているわけですよね。武蔵坊弁 慶は、比叡山の、僧兵くずれだったのかしら?」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (306) 【 支折の言葉・・・20/12 】
近衛天皇は、早世しています…子も、無かったようよね…そうすると、後継が問題かあ…」 「そうですね…」支折が言った。「鳥羽上皇の晩年ですが、前に考察していますよね… それで… 鳥羽法皇は、正妻/皇后の、第4皇子/<崇徳上皇の・・・同母弟/・・・待賢門院との 皇子で、雅仁親王(まさひと・しんのう)・・・第77代/後白河天皇> を、即位させました。 待賢門院は、自分と鳥羽院との皇子ですから、非常に複雑な立場です。
これにより… 崇徳上皇は、<院政> を敷く可能性は、失われました。天皇は、自分の皇子ではないか らです。そして、鳥羽院の方も、間もなく病に力を奪われてしまい…崩御します。 この時… 待賢門院は健在だったのでしょうか? 歴史家ではないので、細かな研究はしていません。 ただ… 崇徳院が可哀そうであっても、彼女自身は、国母として復権できるわけですね。そして、鳥 羽法皇の亡き後、国母として、崇徳院を擁護できたのでしょうか…? あ… ええと… ところが、この <第77代/後白河天皇の・・・即位が・・・保元の乱の、勃発(ぼっぱつ)の 原因・・・> と、なったわけですね。 鳥羽法皇は、病気で弱り、崇徳上皇は壮健です。そして、そこに権勢の空白が生まれてき ます。すると、官僚組織は例によって、出世をかけて、双方を担ぎ、<保元の乱> に、突 入して行きます。 しかし… 崇徳院は、この戦にも敗れて…讃岐へ、配流/島流しとなります。元はと言えば、巨大な権 勢を持て余した、白河院の狼藉(ろうぜき)でした。 もっと大きな風景としては、<藤原氏の繁栄から・・・院政政治への、移行・・・> であり、 <平氏・源氏という・・・武家政治への移行期・・・> と、いう事になります。 ともかく… 本来、崇徳院は…何も悪いコトはしてません…先代達の狼藉に翻弄(ほんろう)され…その上、 <保元の乱> にも敗れて、その挙句(あげく)、罪人となり、“讃岐へ・・・島流し・・・” です。 讃岐院などとも、呼称されますが… まさに、“生まれながらの・・・踏んだり、蹴ったりの・・・宿命的な人生・・・” です。もはや、“怨 霊となり・・・宮廷に祟りを及ぼす以外・・・道はなかった・・・” とも、言えるわけです。
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (305) 【 支折の言葉・・・20/11 】
像を表示した。「崇徳天皇は、23歳で譲位し… 3歳の、<第76代/近衛天皇(このえ・てんのう)> の即位に、なったわけよね… 崇徳天皇は… 上皇になったけど、鳥羽上皇が院政をしているわけだし、全く権力が無く、邪魔者の上皇よ ねえ。後ろ盾の、父親/白河院は崩御しているし、母親/待賢門院は健在でも、鳥羽院に は、大きな負い目があるわけかあ。あ、鳥羽院は出家し、<法皇> になったわけか…
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9月 26日 |
お休みします。昨日の書き込みが、大きくなり過ぎました。 |
9月 25日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (304) 【 支折の言葉・・・20/10 】
讃岐に配流/島流しに、なったため)> は、かつて、一度考察した事がありますね。 彼の母親は… <西行法師> が恋した、<待賢門院(たいけん・もんいん/藤原璋子・・・第74代/鳥羽天皇の皇后)>で すね。彼女の父親は、藤原公実(ふじわらの・きんざね)で、三条家、西園寺家、徳大寺家の祖で あり、藤原氏の名門です。 その徳大寺家に… <西行法師/・・・佐藤義清(さとう・のりきよ/・・・出家する前は、少年時代から、主家の徳大寺に出入りし、璋子 とは顔馴染で、憧れも、あったのでしょうか。一方・・・北面武士として、平清盛らと共に出世して行きます。しかし、<恋> が邪 魔をし、出家した、のでしょうか?)> は、家来として、出入りしていた、わけですね。 ともかく… <待賢門院> は、<第74代/鳥羽天皇>の内裏に入りますが、それ以前は、箔(はく)を 付けるために、<第72代/白河天皇 → 白河上皇> の養子になっていました。ところが、 院政を敷いて、絶対権力者/白河上皇の…子を、宿していた様子です。 その不適切な関係は、周囲も承知していましたが、諫言(かんげん/目上の人の欠点や過失を、指摘し て忠告すること。諫(いさ)めること。)出来る者は、誰一人、居ませんでした。 白河上皇の強大な権勢で、鳥羽天皇は、ただ沈黙して、皇后として、受け入れるしか無かっ た様です。 でも、第一皇子は、“おじいちゃんの子” と、言っていた様ですね。それでも、祖父/絶対権 力者の、睨(にら)み/皇后の後ろ盾が、健在なうちは、孫の立場では太刀打ち出来なかった 様です。 ええ…鳥羽天皇は… 白河院に、天皇の位を譲位させられて…待賢門院/=藤原璋子と、白河院の皇子/幼い崇 徳天皇が、即位するコトになります。 <院政政治>の基盤を作り、未曾有の権勢を手に入れ、有り余る権力で、天皇制をも揺る がす、狼藉を働いたわけです。 一説では… <平清盛> も、白河院の皇子とも言われます。子を宿した祇園女御(ぎおん・にょご)か、その 妹を、平家に下賜(かし/高貴の人が、身分の低い人に物を与えること)したという事でしょうか。歴史家で はないので、詳しいことは分かりませんが、」 「それで…」マチコが言った。「白河院が、崩御すると… 鳥羽院も、強力な院政を敷き、第75代/崇徳天皇の排除に、動き出したわけかあ。自分の 皇子で、母親が藤原得子(/美福門院(びふく・もんいん))の、第76代/近衛天皇(このえ・てんのう)の、 即位かあ…」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (303) 【 支折の言葉・・・20/9 】
<神田神社/神田明神> があり、そこに引き取られて、供養されている様ですね。私が、 神田明神で参拝したのは、そうした深いイワレが、あったわけですね。その時は、深くは考 えませんでした」 「ふーん…」マチコが、肩を傾げた。「そういうコトは、結構、多いわよね…」 「さあ…」支折が言った。「<崇徳天皇(すとく・てんのう)> に、進みましょうか…
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (302) 【 支折の言葉・・・20/8 】
「そうですね…」支折が、スクリーンボードの画像を見つめた。「少なくとも… 京都/七条河原に晒された、<将門公(まさかど・こう)の首> よりは…ですね。 あ、ええと… 七条河原に、首が晒されて、3日目… 将門の目が、カッ、と見開き…白い光を放って、飛び上がった、というコトです。そして、東の 方向へと飛び去った、と言われています。首は現在の、<平将門の首塚(/東京都・千代田区大 手町一丁目2番1号)> がある場所に、落ちたと、伝わって…いるそうです。
岡田健吉@zu5kokd1
絵図の下の方の・・・真ん中の左の小丘が・・・坂上田村麻呂の墓。 《 支折の・・・徒然草/2 》 (301) 【 支折の言葉・・・20/7 】
「あ…」マチコが言った。「その前に、さあ… <平将門(たいらの・まさかど)> は、都/平安京の、東の守護神ではなかったかしら?前に、絵 図に、お墓が、載っていたけど、」 「あ、それは違います…」支折が言った。「京都/山科の栗栖野の絵図にあったのは… <征夷大将軍(せいい・たいしょうぐん/・・・源頼朝や、徳川家康と同じ身分。豊臣秀吉の身分は、<関白> でした。そ の他に、<太政大臣/だじょう・だいじん> も、似たような身分です。)/坂上田村麻呂(さかのうえの・たむらまろ)> の、お墓です。 <平安京の・・・守護神・・・> と、されていたわけですね…」 「資料では…」響子が、自分のモニターに目を投げた。「坂上田村麻呂は… 4代の天皇(/第49代/光仁天皇 → 第50代/桓武天皇 → 第51代/平城天皇 → 第52代/嵯峨天皇)に、仕え ています。 忠臣として名高く、第50代/桓武天皇の軍事と造作を、支えた1人であり… 2度にわたり…征夷大将軍を勤めて、征夷(せいい/未開の民族を、征討すること)に功績を残した…と
あります。 810年に、故/桓武天皇の皇子である平城上皇と、嵯峨天皇が対立しました。しかし、嵯峨天皇側が迅速に兵を動かしたこと によって、平城上皇が出家して、決着しています。平城上皇の愛妾の、尚侍・藤原薬子や、その兄である参議・藤原仲成らが 処罰されました。 )> では、大納言へと昇進して、政変を鎮圧するなど、活躍しています。
そして、死後は… <★ 嵯峨天皇の勅命により・・・ 平安京の東に向かい・・・立ったまま・・・柩に納めて埋葬・・・>
や武神、軍神として、信仰の対象となっています、」 「はい…」支折が、口に指を当てた。「それが、上の絵図ですね、」
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9月 24日 |
お休みします |
9月 23日 秋分の日 |
お休みします |
9月 22日 |
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (300) 【 支折の言葉・・・20/6】
第50代/桓武天皇の四代の皇胤(こういん/天皇の男系子孫を指す言葉)であり、<平氏の姓> を 授けられた高望王(たかもち・おう/高望王流・桓武平氏の祖)の、三男/鎮守府将軍・平良将(たいらの・ よしまさ)の子ですね。 怨霊となった、いきさつは… 下総国・常陸国に広がった平氏一族の抗争から、やがては関東諸国を巻き込む争いへと 進み、その際に、国府を襲撃して印鑰(いんやく/・・・官府の長官の印と諸司・城門・蔵などの鍵。)を奪い、 <京都の朝廷/第61代・朱雀天皇・・・に対抗して・・・ 新皇を自称・・・> し、東国の
独立を標榜し、ついに朝敵となります。 即位後、わずか2カ月たらずで藤原秀郷・平貞盛らにより、討伐されましたた。死後は怨霊 となり、<日本3大怨霊> の1人として、数えられています。 後に、御首神社・築土神社・神田明神・国王神社などに、祀られています。私も、東京の神 田神社/神田明神で、<将門塚> を見かけ、参拝したことがあります。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (299) 【 支折の言葉・・・20/5】
死後は怨霊となり、<清涼殿落雷事件> などで、<日本3大怨霊> の1人として、知ら れるわけです。後に、天満天神として信仰の対象となり、現在は学問の神様として、親しま れています。<太宰府天満宮> の御墓所の上に、本殿が造営されています。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (298) 【 支折の言葉・・・20/4】
ええと、<菅原道真(すがわら・みちざね)・平将門(たいらの・まさかど)・崇徳天皇(すとく・てんのう/崇徳院) > よねえ。 <菅原道真> は… 第59代/宇多天皇と、第60代/醍醐天皇に重用され、右大臣にまで出世したけど、藤原 氏の讒言(ざんげん/・・・上位者に対して、虚偽を含む内容を訴え告げることで、人を陥れようとすること。)で、九州/ 大宰府へ、大宰権帥(だざいの・ごんの・そち/大宰府の長官)として左遷され、そこで没したのよね。
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (297) 【 支折の言葉・・・20/3】
多少、この世に残していく、財産処分に心を悩ませたり…あるいは、死に分かれていく肉親 に、執念を残したり、煩悩が、顕著に現れる時ですね。 そうやって… 心を残しつつも、いずれ確実に、この世を去って行くわけです。そして、それを、捨てきれな かった魂が、“怨霊(おんりょう)” となり… “地縛霊(じばくれい/・・・自分が死んだことを受け入れられなかったり、自分が死んだことを理解できなかったりして、死亡 した時にいた土地や建物などから、離れずにいるとされる霊のこと。 )” となって、この世で、悪さをするのでしょ うか。身近な日本の歴史の中でも、怨霊の話は多いですよね、」
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9月 21日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (296) 【 支折の言葉・・・20/2】
話の前後は忘れましたが、臨終の折に、「この世は、どうだった?」 と、感想を聞くと、「空が ・・・青かったなあ・・・」 と、感想を一言、言ったというコトです。空の青さが、印象的だった、と いうワケですね、」 「辞世句では、なく…」マチコが言った。「辞世の、一言、かあ…」 「そうですね…」支折が、うなづいた。「本文の…
・・・手かせ。足かせ。)持たらぬ身に、ただ空の名残(なごり)のみぞ惜(お)しき 」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (295) 【 支折の言葉・・・20/1】 うーん… 今度は、短い一言ですが、哲学的な、含蓄(がんちく/豊かな内容を含みもっていること。)の深い文章で すね。まず、<世捨人 (よすてびと)> ですが、辞典を引いてみると、 “世の中を見捨てた人。 俗世間をのがれた人。僧侶または、隠者など・・・” と、いう事ですね。 <兼好さん> は桑門(そうもん/・・・出家して修行する人。僧侶。沙門(しゃもん)。)ですから、世捨人にな るのでしょうか。ボス(/岡田)なんかも、結局、そういう事になるのかしら、」
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (294) 【 現代語訳・・・20/1 】
「この世に何も束縛される者を持たない身には、ただ空の名残だけが惜しいことだよ」 と言ったのこそ、誠にそう思われるに違いないものだ。
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (293) < 第二十段 なしがしとかや言ひし世捨人の・・・> 【 原文・・・20/1 】
「 この世のほだし(ほだし(絆)/・・・自由をさまたげるもの。 馬の足にからませて歩けないようにする綱。 ・・・手かせ。足かせ。)持たらぬ身に、ただ空の名残(なごり)のみぞ惜(お)しき 」 と言ひしこそ、誠にさも覚えぬべけれ。
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9月 20日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (292) 【 支折の言葉・・・19/16】
再度の、詳しい考察は避けますが… <古代・・・3大随筆(/『枕草子』 『方丈記』 『徒然草』)> の、<作者達/・・・清少納言、鴨長明、 吉田兼好> は、皆、本来、高い身分にありました。巷(ちまた)に溢れる生活苦や疫病とは、 一定の距離感があります。鋭い観察眼も、そのスタンス/客観性から、生まれて来る様です ね」 「うーん…」マチコが、深くうなづいた。「私達が… <3大随筆> に共感できるのは、私達/現代人も、そうしたゆとりのある生活をしている、 という事なのかしら?」 「そうですね…」響子が、胸で両手を組んだ。「そういうコトは、あると思います」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (291) 【 支折の言葉・・・19/15】
文章が長くなると、逆に、私達が考察する領域は、少なくなります。歴史の荒波を超える名文 で、まとめているのに、私達の拙(つたな)い考察を、重ねる必要はないわけです」 「そうですね…」響子が、うなづいた。「それにしても… <兼好さん> は、悠々自適(ゆうゆうじてき/・・・自然に順応し、世の中のめんどうなことから離れて、静かにゆっ たりと、自由に暮らしていること。)ですね…
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (290) 【 支折の言葉・・・19/14】
山科と、同北区西賀茂に、この地名があります。)といふ所を過ぎて・・・>
がたい、と言っているわけね、」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (289) 【 支折の言葉・・・19/13】
ええと、<兼好法師> は、秋よりも春の方が趣(おもむき)深いなどと言っていましたが、読み 進んでいくと、やはり、秋の方が、趣深いと言っている様ですね。そして…
ね。 あ、ええ… こんな勘違いが起こるのも、私達もまた、『徒然草』 に本格的に触れるのは、今回が初めて だからです。有名ですから、概略は承知していましたが、通読(つうどく/始めから終わりまで読み通すこ と。 )は、初めてです。 それゆえに、私達のレベルで…私達自身の、率直な考察を、進めて行きます」
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9月 19日 |
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (288) 【 現代語訳・・・19/4 】
霜がたいそう白く下りている朝、遣水(やりみず)から水蒸気が立っているのは大変趣(おも むき)深い。年も暮れてしまって、人は誰もお互いにあわただしい頃こそ、比べようもなく 趣深い。殺風景で興ざめなものは、見る人も無い月が、寒々と澄んでいる十二月二十
日過ぎの空こそ、心ぼそいものである。 皇太后・皇太后、およびその身位を贈られた人を葬った所。みささぎ)に諸国から献上された初穂(はつほ/最初 に実った稲の穂)を奉る勅使(ちょくし/天皇の、勅命を下す文書を伝える使者。)が立つのなどは、情緒深く 高貴なものだ。 宮中の諸行事が、春の準備の忙しい時に重ねて行われるさまこそ、結構なことである。 大晦日(おおみそか)の追儺式(ついなしき)から、元旦の朝の四方拝(しほうはい)まで、一続きに
行われるのは実に面白い。 り廻って、何事だろうか、大声で騒ぎ立て、足が地につかないほど走り廻るが、明け方
には、やはり音もなくなってしまうのは、過ぎ去る年の名残も心細いことだ。
れないが、東国には、いまだに行うことがあるというのは、情緒深いことだ。 清新な心地がするものだ。都大路のようすも、門松を家々に立てて華やかにうれしげ なのこそ、趣深いものだ。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (287) 【 原文・・・19/4 】
りて、霜いと白う置ける朝(あした)、遣水(やりみず/邸内に導き入れた細い水流。)より烟(けぶり/煙)の 立つこそをかしけれ。年の暮れはてて、人ごとに急ぎあへる比(ころ)ぞ、又なくあはれな る。すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める廿日(はつか)あまりの空こそ、 心ぼそきものなれ。 御仏名(おぶつみょう/12月19日から3日間、清涼殿(せいりょうでん/平安時代・中期より、天皇の日常生活の居所)で、 諸仏の名を唱える行事。)・荷前(のさき/諸国から朝廷へ奉る貢ぎ物のうち、その年の最初の分を、12月中旬に、「荷前の 使ひ」 を派遣して、伊勢神宮をはじめ、諸方の神や天皇の陵墓に献進すること。)の使たつなどぞ、あはれにや んごとなき。公事(くじ)どもしげく、春のいそぎにとりかさねて催しおこなはるさまぞいみ じきや。追儺(ついな/12月晦日の夜、朝廷で行われる鬼やらいの儀式。)より四方拝(しほうはい/元旦の寅の 刻(午前4時)に清涼殿の庭で行われる儀式。天皇が北斗七星を拝して、天地四方の神々を拝する。第62代/村上天皇の時 代から、清涼殿東庭で行われた。 )につづくこそ面白けれ。つごもりの夜(よ)、いたう暗きに、松ど もともして、夜半(よなか)過ぐるまで人の門(かど)たたき、走りありきて、何事にかあらん、 ことことしくののしりて、足を空に惑ふが、暁がたより、さすがに音なくなりぬるこそ、年 の名残(なごり)も心ぼそけれ。なき人の来る夜とて魂(たま)まつるわざは、この比(ごろ)都 にはなきを、東(あずま)のかたには、なほする事にてありしこそあはれなりしか。 る。大路(おおち)のさま、松立てわたしてはなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。
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9月 18日 |
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9月 17日 |
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9月 16日 |
岡田健吉@zu5kokd1
(ネットより画像借用) 《 支折の・・・徒然草/2 》 (286) 【 支折の言葉・・・19/12】
そうした、詩心・俳句心は、大事にして行くべきよねえ。それには、俳句を作る事かしら、」 「そうですね…」響子が、微笑した。「マチコさんとは… この 《軽井沢基地》 で、毎日毎日、散歩をしながら、短歌や俳句を作ったことがありますね。 また、みんなで、俳句を作りに出かけましょうか?」 「うーん…」マチコが、うなづいた。「あの頃は、相当に腕を上げたのよね…」 「それは…」支折が言った。「後で考えるとして、話をまとめましょう… 野分(のわき)/防風・台風は、<兼好法師> も書いているように、古典では、色々に取り上 げられていますね。娯楽が非常に少なかったわけですから、こうした大自然の大イベントは、 良くも悪くも、人々に、大きな感動をもたらしたわけですね、」 「はい…」響子が、コクリと、うなづいた。「そうですね。良くも悪くもですね…」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (285) 【 支折の言葉・・・19/11】
次は、七夕ですか… そして、夏は飛ばして、秋の夜寒が感じられる季節ですね。次に、雁が渡り、萩の下葉が、 黄色に色づいて来るのですね。現代の都会生活では、騒々しくて、渡り鳥もみませんよね。 雁も大都会の空は、迂回して行くのでしょうか…? ホホ… つまらないことを、考えてしまいました。それから、萩の下葉が黄色に色づく頃とは、観察が 鋭いですね。川面も、夏の光のサザメキから、秋空を映す深い川面に、季節が移って行くわ けですね、」
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (284) 【 現代語訳・・・19/4 】
て飛び渡ってくるころ、萩の下葉が黄色く色づく頃、早稲の田を刈り取って干しているの
など、趣深い事物は、秋ばかりに集中している。 ことをまた今一度絶対に言わないと決めているわけでもない。筆にまかせて書くものの、 つまらない手すさびであり、すぐに破り捨てるべき物なので、人の見るようなものでもな いのだ。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (283) 【 原文・・・19/3 】
くるころ、萩の下葉(したば)色づくほど、早稲田(わさだ)刈り干すなど、とり集めたる事は秋
のみぞ多かる。又、野分(のわき/暴風。台風。)の朝(あした)こそをかしけれ。 言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あ ぢきなきすさびにて、かつ破(や)り捨つべき物なれば、人の見るべきにもあらず。
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9月 15日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (282) 【 支折の言葉・・・19/10】
本文の、<兼好法師>
の、真意ですが… 「 灌仏会(かんぶつえ/陰暦4月8日の釈迦誕生祭。)の比(ころ)、祭(/・・・葵祭(あおいまつり/正式には賀茂祭) )の比、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ・・・」
<兼好さん> の人柄が、偲ばれます。700年~800年前の人、ですよね。でも、今も、その 気持ちが、手に取るように伝わって来ます。 それから… 5月の端午の節句や、6月の水無月祓(みなづき・ばらい)/夏越の祓(なごしの・はらえ)も、いいと、 筆を走らせています。 うーん… 書いていて、楽しかったでしょうね。それが、700年後の人々にも、読まれているわけですか あ… あ、そうそう…
<兼好法師> は… もちろん、教養人ですから、『源氏物語』 は、通読しているわけですよね。平安王朝・最盛期 の、女流文学というのは、当時は、珠玉のような、名作だったのでしょうね…」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (281) 【 支折の言葉・・・19/9】
ふーん… <灌仏会(かんぶつえ)/・・・花まつり> ですかあ。 お釈迦様の誕生日ですね。かつては、四季折々の重要な行事の1つだった様ですね。もち ろん、現代でも、行われています。でも、若者が、故郷を離れて、都会で一人暮らしを始める と、急速に希薄になって来た様ですね。 やがて… <灌仏会> という言葉も、お釈迦様の誕生日という概念も、社会から忘れられて来ました。 実際に、私も、子供の頃に聞いた記憶がありますが、日常会話の中には、全く出てきません。 今回、『徒然草』 の考察で、久しぶりに思い出しました。 ええ… “いずれ・・・信仰心が湧いて来ることを、期待しているボス(/岡田)・・・” も、そうした知識は、 無かった様子ですねえ。 <禅宗> や、<原始仏教> を学んでいても、庶民の信仰心から湧いて来る、慣習/灌仏 会は、縁遠かった様子です。 まさに… “求めている・・・信仰心を・・・失念しているかのような・・・禅修行・・・ ” だったと、ボス(/岡田) は、言っています。結局、それは、<御仏による救済/・・・極楽浄土・・・> を、求めたコト が、無かった…という、事でしょうか? 理論的考察は、別にして…?
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (280) 【 現代語訳・・・19/2 】
れも、人恋しさも高まるものだ」 と、ある人がおっしゃっていたが、まったくその通りだ。 五月、屋根にあやめを葺く端午の節句、六月の早苗を取って田植えするころ、水鶏(くい な)のたたく声など、心細くないことがあろうか。みすぼらしい家に夕顔の花が白く見え て、蚊遣火をいぶしているのも趣深い。六月の夏越の祓も味わいがある。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (279) 【 原文・・・19/2 】
)の比、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ 」 と人のおほせられしこそ、げにさるものなれ。五月、あやめふく比、早苗とるころ、水鶏 (くいな)のたたくなど、心ぼそからぬかは。六月(みなづき)の比、あやしき家に夕顔の白く見 えて、蚊遣火(かやりび)ふすぶるもあはれなり。六月祓(みなづきばらえ)又をかし。
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9月 14日 |
お休みします |
9月 13日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (278) 【 支折の言葉・・・19/8】
アケビが、最大の、ご馳走だったでしょうか… はは…今でも、鬱蒼(うっそう)とした下藪を見ると、気持ちがドキドキし、季節外れでも、中をの ぞいてみたりします。山のお宝を見つけた時の気持ちが、忘れられないわけですねえ。中に は、巨大なアケビもありましたから。 それから… 山ブドウや、栗拾いもしましたが、キノコ採りは、あまりやりませんでした。キノコは、もっと深 い山に入らないと、採れません。もっとも、時々、キノコも見かけましたが、キノコは放って置き ました。春の山菜と同じで、直接は食べられないですから、」 「で…」マチコが言った。「結論は、どっちなのかしら?」 「まあ…」津田が、肩を傾げた。「秋の方ですね。豊穣の秋です、」 「はい…」支折が、コクリと、うなづいた。「<兼好さん> の、旗色はよくないようですね、」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (277) 【 支折の言葉・・・19/7】
梅雨の、季節になると… 山桜の小粒な実/サクランボが、熟れて黒くなり、それから、桑の実/マルベリーも黒くなっ て、よく山野を跋渉(ばっしょう/山野を越え、川をわたり、各地を歩き回ること。)し、食べ歩きました。 秋は… やはり、春よりは、山の幸が豊富でしたねえ。谷川に沿った、学校へ通う山道で、下藪/薮 下をのぞくと、大きな薄紫のアケビが、パックリとフタを開けて、隠れていたりします。小鳥や 小動物に、先に見つけられると、中身を食べられてしまいます。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (276) 【 支折の言葉・・・19/6】
タケノコは御馳走でしたね。小学校では、春はタケノコ狩りの行事があり、男子は父親の鉈 (なた/樹木の枝下ろしなどに用いる刃物。)を腰につけ、鍋をもって、山で1日過ごしました。タケノコや 山菜で、味噌汁を作るのがメインでした。 それから、少しすると… アケビのツルを取る、子供の小遣い稼ぎがありました。林の中に生える、アケビの真っすぐ な若芽を採って集めると、多少のお金になりました。何に使うのかは、興味はありませんでし たが、今思えば、アケビヅルの芯は、カゴなどを作り、皮は丈夫なヒモになったのでしょうか。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (275) 【 支折の言葉・・・19/5】
嬉しい質問ですが、どうですかねえ… 私も、ボス(/岡田)と同じく、奥深い、山村の育ちですが、それでは少年時代の、春の恵みと、 秋の恵みを比較してみましょうか。 春は… やはり、山菜ですねえ。水田の土手に生えていた、ニラやアサヅキ、川の近くに生えていた、 イラボ(/トゲが、びっしりとあり、深山刺草(ミヤマイラクサ)、東北地方では・・・アイコ、)やヨシナ。林の中には、ウ ドや、タラの芽、ワラビやゼンマイ、コゴミ…
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9月 12日 |
岡田健吉@zu5kokd1
絵図の下の方の・・・真ん中の左の小丘が・・・坂上田村麻呂の墓。 《 支折の・・・徒然草/2 》 (274) 【 支折の言葉・・・19/4】
「高杉・塾長は、さあ…」マチコが言った。「“11月が、好きだ・・・” と、言っていたわねえ… <兼好さん> が、京都/山科の、来栖野(くるすの)に旅をした季節かしら。農家が、取り入 れ/農作業が、すっかり終わった季節よね、」 「ええと…」支折が、モニターに目を投げた。「<第十一段/来栖野といふ所を過ぎて・・・ > の、季節ですね… うーん…それも、落ち着いた、いい季節ですね。紅葉も、美しいですし… 津田・編集長はどうかしら?」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (273) 【 支折の言葉・・・19/3】
<兼好法師> は、確かに、それもそうだが…
ともかく…その理由も、述べています… “鳥の声” 、“のどかな・・・日の光”、“垣根の下から・・・萌え出て来る、草の芽・・・”、やがて、 “カスミが立ち込め・・・花なども・・・色づいて来る・・・” のが、趣(おもむき)深いわけですかあ… 響子さんは、どちら派ですか?」 「私は…」響子が言った。「やはり…秋の方が好きですわ… “豊穣の・・・実りの秋・・・” というより… “それを過ぎた・・・心静まる秋…” が、好きです。“秋の・・・深い青空・・・コトを成就した山々 の・・・紅葉のたたずまい・・・” が、好きです」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (272) 【 支折の言葉・・・19/2】
(拾遺集(= 拾遺和歌集・・・しゅうい・わかしゅう/・・・『古今和歌集』 『後撰和歌集』 に次ぐ、 第3番目の勅撰和歌集。いわゆる <三代集> の最後に当たります。第66代/一条天皇の代 で、清少納言や、紫式部、御堂関白/道長のいた時代てす。) ・・・ 雑下・ 読人しらず)
しかし… と、一理あることを認めながら、私はこう思うと、<兼好法師> は、筆を走らせているわけ です。その思いが、数百年の時空を超え、今なお、私達の心に、響いて来ます。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (271) 【 支折の言葉・・・19/1】
今回は、素直に、『徒然草』 を考察します。 うーん… <第十九段> は、<兼好法師> の筆も走っていて、文章も長いようですね。楽しみです。 さて…
確かに、季節の移り変わりは、現代の忙(せわ)しい生活の中でも、ものの哀れ(/折に触れ、目に 見、耳に聞くものごとに、触発されて生ずる・・・しみじみとした情趣や、無常観的な哀愁。苦悩にみちた、平安王朝女性の心か ら生まれた、生活理想であり、美的理念であるとされています。日本文化においての美意識、価値観に影響を与えた思想。) を、感じさせますね。 コンクリート・ジャングルの大都会でも、公園の樹木に若葉が芽吹いたり、事務所の窓辺に、 チューリップの鉢が置かれたりします。それが、ホッと、私達の、心を和ませてくれます。
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9月 11日 |
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (270) 【 現代語訳・・・19/1 】
と誰もが言うようだが、それも一理あるが、今ひときわ心浮き立つものは、春の風物で こそあるだろう。鳥の声なども格別に春めいて、のどかな日の光の中、垣根の草が萌 え出す頃から、次第に春が深くなってきて霞がそこらじゅうに立ち込めて、花もだんだ ん色づいてくる、そんな折も折、雨風がうち続いて、心はせわしなく思ううちに散り過ぎ
てしまう。 るよすがとして有名だが、それでもやはり梅の匂いにこそ、昔のことも今が昔に立ち返 って恋しく思い出される。山吹が清らかに咲いているのも、藤の花房がおぼろにかすん でいる様も、すべて、思い捨てがたいことが多い。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (269) < 第十九段 折節のうつりかはるこそ・・・> 【 原文・・・19/1 】
「もののあはれは秋こそまされ」 と人ごとにいふめれど、それもさるものにて、今一きは心もうきたつものは、春の気色 にこそあめれ。鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、墻根(かきね/ 垣根・・・屋敷や庭などの区画として設ける囲い。)の草萌えいづるころより、やや春ふかく霞みわたり て、花もやうやう気色だつほどこそあれ、折しも雨風うちつづきて、心あわたたしく散り 過ぎぬ。 青葉になり行くまで、よろづにただ心をのみぞ悩ます。花橘(はな・たちばな/橘の花)は名にこ そ負へれ、なほ梅の匂ひにぞ、いにしへの事も立ちかへり恋しう思ひ出でらるる。山吹 のきよげに、藤のおぼつかなきさましたる、すべて、思ひ捨てがたきこと多し。 |
9月 10日 |
お休みします |
9月 9日 |
岡田吉@zu5kokd1
+ それを、背後の閣僚たちも、聞いている茶番劇・・・ そして、ついに、国会が機能不全に・・・ (ネットより画像借用) 《 支折の・・・徒然草/2 》 (268) 【 支折の言葉・・・18/4】
日本においても、安保理・常任理事国のロシアや中国ほどの、影響力はありませんが… いわゆる… <★ 安倍政治が・・・覇道政治・・・を追及・・・> していた、わけですね。 <銃撃テロに倒れ・・・国葬/1周忌・・・> を、終えた… <安倍・元総理の・・・いわゆる安倍政治/・・・戦前への回帰・・・民意を無視した覇道 政治> は、今なお、〔日本国憲法/・・・平和憲法を、震撼! ・・・〕 させて… 日本の国体を、大混乱に、陥れています。 一体、こういう… <覇道政治の・・・リーダー達・・・> を… <地球温暖化という・・・巨大危機・・・> の、さし迫る世界で… <世界の生活者・・・世界市民・・・> の、立場/スタンスから、<賢き人/・・・世界的リ ーダー ・・・> と、呼べるのでしょうか? 逆に、<非難・警告されるべき・・・対象!・・・> なの、ではないでしょうか?」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (267) 【 支折の言葉・・・18/3】
<★ 中国/・・・習近平主席・・・> も、プーチン大統領と、同様に… <覇道(はどう/儒教で・・・ <徳治主義による・・・王道> に対し、武力・権謀をもって行なう、支配・統治の仕方。ちなみ に、<安倍政治> も、日本の戦後民主主義の中に、権謀術数による謀略支配を持ち込み、<覇道政治> を進めました。いわ ゆる、<安倍政治の・・・違和感/・・・民意無視、謀略政治・・・> です。)> を、追及しているわけですが… 中国人民にとって… そして21世紀の、国際社会にとって… <中国共産党・トップの・・・覇道政治は・・・賢き人/賢者・・・> なのか、というコトです。 <世界の・・・大混乱の元凶・・・> に、なっていないか、というコトですわ。 そうで、あるなら… マチコさんの言う様に… <世界の生活者・・・世界市民> が、もっと、<強く・・・警告! > する、べきですわ。 <安保理が・・・瓦解・・・> している以上、<世界の生活者・・・世界市民> が、結束し、 声を上げて行くしか、無いのかも知れません。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (266) 【 支折の言葉・・・18/2】
と大声で、非難するべきよね。 <隣国に・・・あからさまに、武力侵攻する・・・絶対悪!・・・ > に対して、<国際社会 の、ニューパワー ・・・生活者/世界市民・・・> が、もっと、<強く・・・警告! > するべ きよねえ。こんなコトをやっていたら、国際秩序が、メチャメチャになってしまうわけだし、」 「うーん…」響子が、腕組みをした。「その通りですわ… <ロシアへの・・・経済制裁> に… <国際正義・・・の立場/スタンス・・・> を取って、、インドと、中国は、賛同するべきでし た。そして、そうしなかったコトが、<国連体制の・・・大瓦解・・・> を、招きました。 まず… <国連の・・・安保理/・・・安全保障理事会(/第2次世界大戦の、戦勝5カ国・・・アメリカ・イギリス・フラ ンス・ロシア・中国による、国際紛争の解決機関。同時に、核兵器保有国。)> が… その一角を占める、ロシアの狼藉(ろうぜき/無法な態度や行為をすること。)で、機能不全に陥りまし た。<国連体制> の下では、本来、あり得ないコト、でした。 そして、次に… この、<明確な・・・絶対悪! > を、前にして… インドと中国は、自国の利益を優先して、国際社会の、<絶対・・・正義! > を、“下に・・・ 置いてしまった” わけですわ。これで、国際社会における絶対正義は、消えてしまいました。 非常に、残念ですわ、」 「うーん…」マチコも、腕組みをした。「そうよね!」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (265) 【 支折の言葉・・・18/1】
うーん… <第十八段> は、人生訓(じんせいくん/・・・人生における、教訓や戒めとなる、短い言葉)の様ですね。 <・・・昔より賢き人の富めるは稀(まれ)なり・・・> ですかあ… これは… <賢き人> という、立ち位置/スタンスが、問題ですよね。<兼好法師> は、仏教的な 教養でいう、<賢者> を、指しているわけですね。 日本人にとっては、スンナリと受け入れられる概念ですね。特に、私達のように、多少でも、 <仏教> に、関わっている人間には、」 「そうですね…」響子が、うなづいた。「問題は、現実社会だと思います… 話は、少々ねじれて、しまいますが… <★ ロシア/・・・プーチン大統領・・・> は、ロシア国家を率いる、<賢き人/賢者> なのか、という事ですわ。 ロシアの、歴史に刻まれる、<巨大な・・・愚者! > と、もっと世界中が、<強く警告! > するべき、ではないでしょうか? プーチン大統領を、忖度(そんたく/他人の心中やその考えなどを推しはかること。また、おしはかって相手に配慮す ること。)するのは、間違っていますわ!<キチンと・・・悪いコトだ!! > と、叫ぶべき、です わ、」
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9月 8日 |
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (264) 【 現代語訳・・・18/2 】
清々(すがすが)しかったろう。
るとこれに寝て、朝になると片づけた。 語り伝えられもしないだろう。
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (263) 【 現代語訳・・・18/1 】
が、立派である。古来、賢い人が裕福であることは希である。 のを見て、瓢箪(ひょうたん)というものを人が与えたところ、ある時、木の枝にかけていた が、風に吹かれて音がするのを、うるさいと言って捨てた。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (262) 【 原文・・・18/2 】
冬月(ふゆのつき)に衾(ふすま)なくて、藁一束(わらひとつか)ありけるを、夕(ゆうべ)には是に臥(ふ) し、朝(あした)には収めけり。 (/唐土の人に対して、我が国の人)は、語りも伝ふべからず。
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (261) < 第十八段 人はおのれをつづまやかにし・・・> 【 原文・・・18/1 】
んぞ、いみじかるべき。昔より、賢き人の富めるは稀(まれ)なり。 水をも手にして捧げて飲みけるを見て、なりびさこ(/生り瓢。ひょうたん。)といふ物を人の得 させたりければ、ある時、木の枝にかけたりけるが、風に吹かれて鳴りけるを、かしか まし(/やかましい)とて捨てつ。
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9月 7日 |
お休みします |
9月 6日 |
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (260) 【 支折の言葉・・・17/6】
達も、運命共同体ですよね。“ある意味で・・・楽しい・・・運命共同体・・・” ですが、」 「そうですね…」響子が、笑って、うなづいた。 「さて…」津田・編集長が、自分のモニターから、顔を上げた。「次は、<第十八段> になる のかな…」 「あ、はい…」支折が、うなづいた。「そうですね…」
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (259) 【 支折の言葉・・・17/5】
まるで、<無神論(/神の存在を否定する、哲学上、宗教上の立場。)> の世界の様だ、と言っていまし た。 特に… ボスは、全くの独学でしたから… <禅寺> に、通ったわけでもなく、<親しく・・・仏像に接したコト・・・> も、無かった様で すね。唯一、近くで見たのは、上野/東京菊物館の展示ぐらいだった、と言っています。こん な事情で、宗教心が、湧いて来なかった、のでしょうか…?…」 「ふーん…」支折が、アゴに手を当てた。「それで、これから、どうなって、行くのかしら?」 「ホホ…」響子が、頭を傾げた。「高杉・塾長によると… “成るように・・・成る” と、言っているそうです。ボスに、薫陶(くんとう/<香をたいて、薫りを染み込ませ、 土をこねて、形を整えながら、陶器を作り上げる意> から・・・徳の力で、人を感化し、教育すること。)を、受けている、塾 長も、“気にしていない・・・様子” ですわ。その先に、“何が・・・あるのか・・・” など。 ただ… 最初に言ったように… “その内に・・・信仰心が、湧いて来るものと・・・期待していた・・・” わけですわ。決して、無神 論者というわけでは、ない様です」
岡田健吉@zu5kokd1 《 支折の・・・徒然草/2 》 (258) 【 支折の言葉・・・17/4】
<原始仏教(= 初期仏教、根本仏教/・・・釈迦の生存時代を含む、初期の仏教形態。 釈迦が、インド北部ガンジス川中流域の、ブッダガヤ(/菩提樹下の成道の地)で悟りを開き、サールナート(/鹿野苑(ろくや おん))で、初転法輪(しょてん・ほうりん/・・・初説法。鹿野苑で、釈尊が仏陀として、最初に説教した根本教説。「四諦八正道 」 をいい、仏教の網格と言われるもの。 )を、行ったことが、起源とされます。 この時、五比丘(ごびく/5人の修行仲間)に説かれた教えが、中道・八正道・四諦・三転十二行相であったとされます。釈 迦 と五比丘/・・・コンダンニャ 、ワッパ 、バッディヤ 、マハーナーマン 、アッサジ、の6人が、阿羅漢(あらかん)となり、 創設された初期仏教教団は、シュラーヴァスティーのジェータヴァーナー寺院(/祇園精舎(ぎおん・しょうじゃ))を、教団本 部とし、インド各地で布教活動を行いました。これらの、釈迦の生涯において重要な地を、八大聖地と呼びます。> や… <禅宗(/南インド出身で、中国に渡った菩提達磨(ボダイ・ダルマ)を祖とし、坐禅(/座禅)を基本的な修行形態とします。 坐禅そのものは、古くから仏教の基本的実践の重要な徳目です。坐禅を中心に行う仏教集団が、 禅宗 と呼称され始めたのは、 中国/唐時代・末期からです。)> を、学んで来たわけですが…
岡田健吉@zu5kokd1
《 支折の・・・徒然草/2 》 (257) 【 支折の言葉・・・17/3】
ボスは、こう言っていました。 これまで、<南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ/・・・阿弥陀仏に、帰依する意。浄土宗・浄土真宗で、阿弥陀仏の救 済を願って唱える語。六字の名号。)> と、唱(とな)え… <御仏(みほとけ)> に、御すがりする様な慣習が、無かったのだと。 寺院仏閣には敬意を払い、磨崖仏(まがいぶつ/石仏の一種で、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に、造立さ れた仏像。)や、路傍の石仏にも、一応、礼意(れいい/敬礼の意志。礼をつくしへりくだる気持。敬意。)を、尽く して来たそうです。
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9月 5日 |
岡田健吉@zu5kokd1 |