[2000年1月7日作業補助]
今回はやっさんのリンゴ(NB8C,RS)のブレーキパッド交換。
ブレーキフィールの改善のため、RCOJ事務局でブレーキパッドを購入した彼は
作業補助とコンクリートの作業スペースを求めて宮崎台から一路、田無までやってきました
(経緯はこちら)。
ブレーキパッドの交換経験は、やっさん、私ともに作業を見て手伝ったことは
ある、手順は本やビデオで見て知っている、という程度。実際に作業をしてみると
???なポイントが多数出てくるのです。今回は急ぎで夜間の作業だったこと
もあり、写真など詳細な作業記録は残していませんでした。それでも次回自分で作業する
時の為に、メモ程度にポイントを書きとめておくことにしました。
ブレーキパッド交換ともなると、それなりに工具が必要。
また、パッドの裏についている板(何て言うパーツなんでしょ?)を付ける為には
ブレーキパッドグリスが必要。付けなくてもどうってことないパーツらしい??
外したほうがブレーキフィールがカチッとするという話も聞いた事があるような
気がします。バイク屋さんなどで入手可能とか。
ブレーキパッドも本来の性能を発揮する為には当たりを付ける事が必要です。
いきなり、飛ばして刺さったりしないようにご注意下さい。当たりを付ける
為には、ブレーキ踏みまくって、パッドが焼ける臭いがする程度でOKだとか…。
中には「一発でOK!」なんて人もいそうですね。
[フロント]
フロントはリアよりも簡単。古いブレーキパッドを外した時に付いている
板は固着している場合もありますが、こじってやれば簡単に剥がれます。
純正のブレーキパッドは、この板とか、周辺の細かい金具も一緒に
付いてくるんだよね。社外品は本当にパッドだけなので、他のパーツは
流用する必要があります。その金具の一つにパッドに引っ付いている
ものがあります。ブレーキパッドが減った時に「キーキー」と
音を出すためのものですが、これはつけておいた方が良いでしょう。
上下どちらにでも付くので「ん?どっちだったかな?」となってしまい
ますが、どちらでもOKかも。(笑)キャリパーを止めているボルトは
グリスアップしておくと良いみたい。
今回、外したパッドは表面の一部がゴソッと剥がれたようになって
荒れていました。前に作業を見せてもらったT田氏のパッドも同じように
なっていました。サーキットを走ったりする場合、純正パッドだと役不足?
フロントで使用した工具。ジャッキやウマは当たり前。(^^)
17mmコンビネーションレンチ…キャリパーを止めている下側のボルトを外します。
ウォータープライヤ…ピストンを戻します。そのままギューっと押し込めばOK。
[リア]
少しフロントとは違います。まず、ピストンを緩める/締めるために
六角レンチを用いて行うこと。これをいいかげんにすると、サイドブレーキが
効かなくなったり、ブレーキパッドの引きずりを起こしたりします。ピストンが
パッドに当たってから1/3回転戻すわけですが、これは左右ともきちっと
行いましょう。
純正パッドを外してみると、フロントと違って「ブレーキ減り警報金具」は
ブレーキパッドに固定されています。社外品にはそんなもの付いていないので、
磨耗の度合いをたまにはチェックした方がいいでしょうね。
フロントと違ってパッドはまだ綺麗でした。
リアの作業で使用した工具。
14mmコンビネーションレンチ…ピストンを緩める/締める六角レンチ穴の蓋に
なっているボルトを外します。
4mm六角レンチ…ピストンの調整をします。
10mコンビネーションレンチ…キャリパーを止めている下側のボルトを外します。
このボルトにはプラスチックのキャップが付いています。
所要時間→
3時間ちょい(第2ラウンドも入れると4、5時間…)
レベル→
最初はちょい難
初めてだった事もあってかなりてこずりましたが、一回やれば大体のコツは
つかめると思います。基準時間は2時間くらい?次からは楽勝!…だといいな。