初回点検
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「起」
  • 私のトマトにはルームライトが点かなくなると言う 病状があった。単に電球が切れたとかではなく、使える 状態と使えない状態が交互に出てくるという明らかに 接触不良的症状なのでした。マグライトを常に携行 しているから不便に感じた事はあまりないが、新車で 買ったクルマのトラブルにしてはお粗末である。
  • いいかげんオイル交換をしたい時期だった。
  •  そんな訳で、ディーラーに持ち込むときに、ライトの 修理と、デフとミッションオイルの交換だけお願いして おいた。(←エンジンオイルは自分でしてみたかった)

    「承」
     翌日帰宅してみると留守電にメッセージが…
    「パンクしていて修理が必要。しかし既に一度パンク修理 されているので完全に直るかどうか分からない。場合によっては タイヤ交換が必要。とりあえず修理の方向で進めさせていただ きます」
     あっちゃ〜。やっぱり。オマケのタイヤで新ホイール を履かせたりしたのは 無謀だったか?箱根から無事に戻って来れて良かった。 でも、オリジナルの置いてあるから別に直さなくても自宅まで 戻ってこれりゃいいのよ。しかし、パンク修理なんてそんな 高くないか。ほっとこ。と、連絡をしなかったのは私の落ち度である。 この確認を怠った為に、要らぬ不快を味わった。

    「転」
     さらに翌日の夜。さっさと退社し、車を取りに行く決意を 固める。TELしてみると「既に車はお渡しできる状態」、との こと。そこで必要なお金を聞いてみる。
    「1万4???円です。」
     なぬ!!何故そんなに高いのだ?前回、 京都でオイル交換した時に 貰った納品書が頭に浮ぶ。前回は、エンジン オイルとフィルターも合わせて交換して1万千円ちょっと だったから…。タイヤ修理が1万円くらいするってか?タイヤ1本 買えるぞ!そんな修理を了解もなくしやがってぇええ。 と、かなり頭に血が昇りつつディーラーを訪問。 (外面はニコニコしつつ苦言の内容を考えて)明細を見せて もらうと…アリ?

                                部品代      技術料
    -----------------------------------------------------
    ミッションオイル交換         4000        1800
    デフオイル交換               3700        1800
    タイヤパンク修理                         2800
    技術料値引き                               -4
    -----------------------------------------------------
    
    …一体どんなオイル使ってんだ???前回、マツダアンフィニ京都でオイル交換した時と 部品代が違いすぎる!!これなら、RCOJで売ってるGulfのSYNGEARが買えるぞ…。
    …しかもマイナス4円ってこれで値引いたつもり???
     ルームランプの件について聞くと、外にいるサービスマンに わざわざ聞きに行って、もっともらしく接続の部分のかしめを強くして おいたとか何とか言う。リンゴジュースも出してもらったし、ルームランプが 直ってるならいいか…。 (←リンゴジュースで収まるカンタンなやつ。)

    「結」
     二度とここでオイル交換はしないことを決心しつつトマトに 乗り込む。ディーラーのお兄さんがどちらにお帰りですか? と、道路に出て誘導をしてくれる。
     ふと思い出してルームライトに手を伸ばす。

    パチ。
    「あれっ???」
    パチパチパチ
    「…なおっとらんやないけー!!」
    「オーライ!オーライ!」
    車はもう道路に半分出ている。ぶるるるる…ん。
    「どうもありがとうございましたぁ!」

     ちっともありがたくないよ。とほほ。
     ルームライトの件は単に技術力の問題である。チェック体制にも問題が あるかもしれない。元々突然直ったりする症状だったから見逃す可能性は 理解できるけどね。
     しかし、オイル交換のコスト差には納得が行かない。新車で車両を購入した 場合、例え販売会社が違っていても「同じ」サポートが全国で受けら れるはずだ。オイル交換は任意とは言え、当然その範疇ではないか。 「オイル交換してください。」の同じ一言でこうも違った納品書を出してくる ディーラーサポートとは一体?もちろん、前回の アンフィニが善意で値引きをしてくれていた可能性はある。しかし、 私が今回オイル交換したディーラーで同様のサービスを何も知らずに 受けてきた消費者がこの事実を知ったらどう思うだろうか?
     やはり自動車販売業界には市場として改善すべき余地が多く残されている のだ。ついでに言っておけば、値引きのテクニックでクルマの値段が大幅に 違ってくる現状はその最たるものであると思う。要はフェアじゃない、 ということ。

     ただいま私のディーラー不信はピークにあります。

    おしまい。

    Last Update 1999.11.25

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