○急行つやま(岡山-津山)時刻・運賃

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 04年7月15日-19日と、念願のつやま、みよし乗車旅行にでかけた。7/15(木)勤務後にサンライズ瀬戸ののびのび座席に乗った。私は冷房に弱く、どんなに暑い日でも常に長袖を持ち歩いているのだが、あいにくこの日は忘れてしまった。あわてて新宿のユニクロで長袖シャツを買ったのである。

7/15(木)

 サンライズ号は、以前B個室のソロに乗ったが、確かに個室というのは夜中でも電気を付けることができ、自由に過ごせるが、あの狭さは閉口ものだった。天井も低く、圧迫感がある。その点、今回のノビノビ座席は個人の空間もある程度確保されている一方、開放的であり、私はこちらの方が良かった。寝台列車というのはある意味共同生活の場であり、客同士が完全に分断される個室というのは、かえって怖い気がするのだ。

 しかし、このノビノビ座席、いいことばかりではない。木の床に薄いカーペットが引いてあるだけなので、とても固いのだ。体が痛くて夜中に何度も目が覚めてしまった。その点、私の隣の人は心得たもので、薄手のシュラフを持参で来ていた。これならば柔らかい布団で寝ているのと同じだ。今度は見習いたい。

 また、ノビノビ座席には一人一人に小さな毛布があるのだが、毛布といっても小さく、体全体を覆わない。1メートル30センチくらいしかない。毛布というよりも膝掛けサイズである。私はバスタオルを持っていったが正解だった。まあ、寝台券不要で、指定席特急料金で乗れるので、あまり文句も言えないが。

 さて、この日は常磐線で遅れが出ており、30分ほど遅れて東京を出発した。

7/16(金)

 昨晩の遅れを取り戻すことはなく、一時間遅れのまま岡山に着いた。出雲市方面は「やくも」、四国方面は「いしづち」(記憶違いかも?)に「便宜乗車」できるとのことで、希望の方は車掌にお申し出下さいとのこと。開放式寝台だと、他の乗客の様子が分かるが、個室ではこういう場合に不安になりそうである。開放型だと、他の客の目があるので、ある程度紳士的に車掌に接するが、個室だと車掌と一対一になるので、中にはくってかかるような客もいるようである。ビバ!開放型寝台!

 岡山ではサンライズ瀬戸とサンライズ出雲を切り離すところを見学。子供がカメラで撮ったりしていたがすぐにいなくなり、切り離して発車する最後まで見ていたのは私だけだった。

 岡山には路面電車がある。ぜひとも全線のりたかったが、サンライズが遅れてしまったため、第2系統の方しか乗れなかった。喫茶店で朝食を食べ、いよいよ急行つやまに乗るときが来た。

 岡山駅の電光掲示板。「津山線福渡・津山方面」とあるが、テープで隠してあるところは「鳥取」とあったのだろう。昔は急行砂丘という列車が岡山-鳥取を結んでいた。このつやま号は、砂丘号の後継列車である。吉備線の表示で「普通 各駅停車」とあるのが面白い。

 9:10頃にはもう入線していた急行つやま。正直、このデザインの列車だとは思わず面食らった。可部線の非電化区間(03年に廃止)や芸備線の普通列車と同じデザインである。これに特別料金を払って乗ることになるとは。。。

 となりに停まっていた吉備線の列車。インターネットでの情報では、つやま号もこのデザインのが走っているとのことだった。私が乗ったときがたまたま黄色いやつだったのか、それとも普段から黄色いのかは分からない。情報をお持ちの方、教えて下さいませ。

 セミクロスシートなので、ロングシート部分もある。つり革もあり、そのまんま通勤列車である。2ドア車で、デッキが付いているのがせめてもの優等列車の証(?)。

 車内で車掌から買った急行券。全車自由席なので、特に事前に買う必要もなく、多くの客は車掌から買っていた。指定でない急行券は私は初めて見たが、列車名の記載はなく、「岡山-津山」という区間表示のみである。

 座席。昔ながらのボックスシート。もちろんリクライニングなどしない。

 一車両20人強。これらの人が急行料金510円から730円を払うのだから、JR西日本としても、それなりの収入ではある。乗ってみると、進行右側のブラインドが全て降りていた。日差しの関係で、右側は直射日光が当たり暑いのだ。でも、地図によると景色が良いのは右なので、私は我慢して右に座った。

 ボックスを独り占めし、足を投げ出せるのでなかなか快適である。対向列車はどれも満員。少し優越感を感じる。もっと乗っていたい気がしたが、1時間後、津山着。

 津山は妙に美容院や床屋が多い町だった。図書館で時間をつぶし、姫新線の新見行きに乗る。これは旅行者に評判の悪いキハ120。マナーの悪い高校生に囲まれて新見着。またまたキハ120で東城へ。この日は東城に泊まった。時刻表を見ると全くわからないが、東城の町は大きい。徒歩圏内にスーパーが4件もあり、買い物には困らない(閉店時間は早いが)。飲食店も多い。高速のインターチェンジが近くにあり、大きな町だが車の方が便利なので、列車は見向きもされていないようであった。(04.07.22)

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