急行ぶらり鎌倉号写真

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 以前使おうとして、結局は乗らなかった券。指定席に乗るつもりだった。

 今回乗った乗車券。経由「常磐・武蔵野・南武・東海道・横須賀線」とある。

急行券。自由席なので列車名表記がなく、シンプルな印象。「11/23から2日間有効と言われても、明日は急行なんて走っとれへんやんけ・・・」と言いたくなる。

11/22(月)

 所用を済ませ、上野駅に行く。19時の列車の指定を取っているが、まだ18時だ。夕食を済ませる。明日の朝食に、駅弁を買おうとするが、「賞味期限はどれも本日中」とのことであきらめる。

 ふと電光掲示板を見ると、ホームライナー鴻巣が発車する直前だった。もしや、急行能登の489系では?と思い、行ってみる。こんな電車がいた。

 特急あずさ、特急かいじから最近引退した183系、通称市橋さん(?)。今では特急あやめ、特急しおさいくらいにしか使われていない旧型。恐らく、本来の489系が金沢側に置き去りにされて使えないので、代打として走っているのだろう。行き先表字幕が空白で、何もか枯れていないのはそのせいだろう。

 19時の特急スーパーひたち51号でいわきへ。私の乗った11号車はいわき止まりの車両だった。上野では満員だが、水戸からさきの停車駅では少しずつ降り、いわきでは私を含め二人しかいなくなった。その頃は客が少ないせいか、車内は非常に寒かった。

 明日のぶらり鎌倉号は自由席に乗る予定。そのため、券に発車時刻が書いていない。また、自由席は一両ついているはずだが、禁煙席だったのか自信がなくなってきた。いわき駅構内を見回すも、ぶらり鎌倉号の情報がない。そこで、駅員に尋ねた。

 時刻に関しては、時刻表を見て回答してくれたが(5:44とのこと)、自由席が禁煙か喫煙かは色々とめくったり電話したりしていたが、結局は「わからない」とのこと。申し訳なさそうにされた。目玉列車かと思ったが、それほどでもないのかな。。。

 駅前にはミニストップがあり、明日の朝食を仕入れる。ホテルに泊まる。何故か眠れず、ビールを寝酒として飲んだ。

11/23(祝)

 5時起床。我孫子から乗ろうとして自宅で6時に起きようとしても起きられないのに、なぜかこういう時はちゃんと起きられる。

 真っ暗な中を駅まで歩く。駅は煌々と明るい。いわき駅の電光表示。

 いよいよ、急行ぶらり鎌倉号入線。485系といい、ムーンライトえちごと同型。だが、これとは塗装が違う。

 横から見ると、イルカの絵がある。

 行き先表字幕。上り下り兼用のようだ。他にも「急行イクスピアリ号」という表示もあった。

 乗り込む。ガランとしている。いわきから乗ったのは、自由席の1号車は私だけ。もう一人、指定席の4号車に乗った人がいた。たった二人を乗せていわきを発車した。

 車内販売が待機していた。7時くらいから販売が始まった。鎌倉まで乗務する。帰りも車内販売はあるが、弁当に関しては予約注文した分のみ受付とのこと。

 次の湯本で、私の1号車に二人乗ってきた。ほかにもぽつぽつと乗ってくる。牛久で10分ほど停車。特急スーパーひたちの通過待ち。急行が特急の通過待ちをするという、今では珍しい光景。

 予想通り、指定席の方が混んでいる。自由席はガラガラ。車掌は検札に忙しい。指定席を取ったが、二人バラバラの席だったので自由席に移動してきたという人が複数いた。車掌も「空いているうちはいいですよ」と言っている。乗客で車掌に「特急券を下さい」と言っている人も見受けられた。

 新松戸の手前で武蔵野線に入る線路があり、そこから武蔵野線に入る。南流山の手前で運転停車。各駅停車を2本先に行かせた。急行が各停にも抜かれている。。。

 武蔵野線内も結構人が乗ってきて、ついに西国分寺では立ち客がでた。立っている人がいるのだから、本来の指定客は自分の席に戻ればよいものを、誰も動こうとしない。車掌も黙認している模様。うーむ。

 府中本町を過ぎた辺りで、地下線を走る。地図を見ると、「武蔵野貨物線」とある。ずーっと地下を走る。てっきり南武線を走るのかと思っていたが違うのだった。やっと地上にでる。一体ここはどこだ?と窓を見ると、やがて新川崎駅が現れた。武蔵小杉の手前あたりで、横須賀線に入る線路がある模様。私の地図にはそのような線路は乗っていないのだが。。。

 横浜では東海道本線のホームに着いた。大船から横須賀線に入り、北鎌倉でかなりの客が下車。そして、終点鎌倉には一分遅れの11時ちょうどについた。5時間16分の長旅も終わった。

 鎌倉駅前は大混雑。こんなに賑わう街だとは知らなかった。私はカバンに地図が6冊も入っており、他にも荷物が重くて、観光もせず帰宅したのだった。

(04.11.23)

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