1:アイデアを図にする


まずこれだけはやっておこう

 何をやりたいのか意図のあやふやなページほどツマラナく退屈なものはない。企業ホームページでも個人ホームページでも同じこと。「とある企業ホームページを見たら一番大きな画像ファイルが社長の顔写真だった」なんてことは、雑誌やテレビなど色々なところで言われていることだけど、これだけしつこく書かれてもそういった傾向は一向に減る気配がない。自分の会社の『売り』は社長だけ、とでも言い切れるんならそれでも結構なんだけど、殆どは漠然と始めた『早く我が社もホームページ立ち上げねば!脅迫観念プロジェクト』の悲惨な結末。逆に、やりたい事や伝えたい事がはっきりしているところでは、たとえ画面のデザインが貧弱でも何か伝わってくるものがある。伝えたいことがあれば、それで充分。言い替えれば、やりたい事や伝えたい事が無いのなら、なにも慌てて作る必要はない、という事。

 とにかく、誰に・何を・どうやって・伝えるのか。これをハッキリさせることが一番先にやること。


構成図のかっこいい描き方

 ホームページを作っていく上で、どうしても作っておきたいものに『構成図』がありまして、これは言ってみれば都市計画みたいなもの。都市計画のしっかりしていない街は、裏道や路地裏がいっぱいあったり唐突に道が無くなったりして、それはそれで面白いんだけど、目的のある場合には欝淘しいったらありゃしない。この間まで住んでた相模大野なんかは、駅前の道がむっちゃくちゃ狭くって、いっつも大渋滞。駅までバスで行こうと思ったら地獄を見る。駅前の発展にインフラ整備が追いついてないの。こんなのは、最初っから駅前が発展することを見越して都市計画しとけば何の問題もなかったのにね。ま、そんなわけで、『構成図』作りは必須なワケ。

 とりあえずこの図を見てもらいましょ。一応ホームページの構成図なんだけど、すっごいですねぇ。方向音痴の人が描いた東京の地下鉄マップみたい。リンク先やら要点やらただの矢印やらがごっちゃになっててワケ分からん。このままじゃいくら画面をクールに決めてみたところで、ブラウジングしてるうちにどっかで迷子になっちゃう。後々自分でHTML書くことを考えても、やっぱ論理的にスッキリさせた方がやりやすいってもんだ。

 じゃあ、どうしたら分かりやすくシンプルな構成図が描けるのか。ここで『階層』って考え方をとりいれよう。いわゆるディレクトリだわな。マックで言うと、例えば『フォトショップ』は、「ハードディスク」の中の「アプリケーション」フォルダの中の「グラフィックソフト」フォルダの中に、『イラストレーター』と一緒に入ってると、分かりやすいでしょ?もちろん『クラリスワークス』は「アプリケーション」フォルダの中の「統合ソフト」フォルダの中に『マイクロソフトワークス』と一緒に入ってるわけ。同じカテゴリーのものは同じフォルダに入ってくるし、違うソフトでも、どっちもアプリケーションなわけだから、それぞれ3階層目に入ってる事になる。


ラフスケッチを描くときに考えておかなければならない事


階層構造とパーツと読み込みスピードと


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