5.手のつめについて
手の爪の描き方-パイプカットの術
爪ってとても簡単だよ。考え方を工夫しようね。工事現場に太いパイプが残ってたりするでしょ。あれを長方形に切って持って帰ったとするね。まあ、そんな人はあまりいないけど。
断面はもちろん半円を描いている事はわかってるよね。

上の図1.2を見てみよう。パイプから切り取ってきた部分を上から見たものが図1になります。ここからが大事だよ。爪のように半円を描くように更にカットしよう。それが図2になります。ここまでいいよね。パイプから切り取ったものが人間の爪みたいになってきたでしょ。
じゃあ今度はさっき描いたものを斜から見た絵にしてみよう。上の図1.2.3.をよく見て描き写してみよう。この作業をくり返して自信がついたら指にはめてみようね。
どうかな? とても簡単でしょ。

手のデッサン課題-その三
理論や理屈はこの辺でやめることにするね。みんな「自由に描きたいよ」って思ってる頃だから。
やっぱり描かないと身につかないモノってたくさんあるもんね。
下の挿し絵は順番に分解して道しるべのような形をとっているよ。
もしあなたにその方法が当てはまらなかったらごめんね。
さあ、鉛筆持って、ここからは習作の連続だよ、長い旅のはじまりはじまり!

1のポーズ
箱でしっかりデッサンしてから指を描き込む。指はかたまりとして捉える。簡単だよね。

2のポーズ
わからないときは「おおきな手袋」だよ。それを併用して箱を利用して指の位置を正確に求める。
3のポーズ
このポーズも全体を掴んでから箱にあてはめよう。簡単だよね。

3のポーズ
典型的な箱で捉える描き方です。自分に合う方法ですすめようね。

4のポーズ
指の一つ一つをよく見てしっかり描き込もう。小指が曲がっている位置を確認。