4.握った手を描こう!
握った手を描くということ-苦手意識を吹き飛ばそう!(^_^)
握った手を描く。「うわーもういいよー」「なんか描きにくそう」
と、そんな声が聞こえてきそうだけど大丈夫だよ、とってもいい方法があるよ。
人描くサイトで何度も言ってるよね、簡単に、描きやすく別のモノに置き換えようって。ポイントは握った4本の指を一つのかたまりとしてとらえること。前にも記したよね。でもその前に左下図の手の模写に挑戦してみよう。「さあ、鉛筆もって」

考え方を変えようね。難しい題材との出会いは新しい光なんだよ。
これはむずかしいな、ちょっと描けないなって少し敬遠気味の題材っていっぱいあるよね。でもやってみなきゃ、描いてみなきゃわかんないよ。挑戦したらね「あれ、そうなんだ」って思う事や発見がいっぱいなんだよ。上手く描けなくてもいいんだよ。そのポーズを一度経験するとしないとでは全然ちがってくるものなんだ。紙を汚さないとね。スケッチブックはすべてのページに絵を描いてあげなくちゃかわいそうだよ。
握った手をじっと見てみたら自分の頭の中で想像してみようね。手をロボットのように「つなぎ目の補助線」をたくさん描いて自分の描きやすい形をそれぞれつくっておこう。上手く描けたかな、・・・・・・
ちょっと難しい?
握る手(紙二回折りの術)
「紙二回折りの術」相変わらずふざけているなと思っている方、いやいや決してふざけているわけではありません。なかなかいい戦法なのです。とりあえず下の図を描き写してみよう。正面と左右の絵を描く。これは何を簡単にしてあるか、一目瞭然、「握った手の外側を面としてとらえ紙であらわしたもの」。
手は一つの方法ではおぎなえない事がいっぱいなんだよ。このポーズにはこの方法あのポーズにはこの方法と臨機応変にあてはめていかないとだめなんだ。握った手を箱でとらえる描き方もいいけど「紙二回折りの術」は更に簡単に描けるんだ。
まわりの挿し絵を参考にして習作してみよう。紙を二回折りするだけ。注意点は上図の正面の挿し絵を見てみよう、指の先に向かう程にわずかだけど狭くなっているよね。ここがポイントだよ。自分の手を軽く握ってみよう。上の挿し絵と同じ形になっているのがわかるよね。ここまで大丈夫?
この方法を理解しておけばだいたいの正確な握った手を描けるようになるでしょ。
どんどん紙を汚そうね。
いろいろな握った手を描いて苦手意識を払拭(ふっしょく)していこう。自分の手でポーズをつくり紙に当てはめて上手く折り曲げてみよう。

ワンポイント-握った手の指の向きについて
左の挿し絵は握った時のそれぞれの指の向きを表しています。
人差し指、中指、くすり指は緩やかに内側に向かってやや曲がっていますが小指は第二関節で内側に曲がり第三関節で更に内側に曲がっています。この曲がりが握った手を描く時に「あれ」ってことになることを招いています。自分の小指をしっかり観察して意識して注意しましょう。
左の挿し絵の知識を頭に入れておくと握った手を描く時デッサンに安定をもたらすでしょう。

握った手の習作に挑戦!
このページで実践した事を試してみようね。
このポーズは確かに難しいよ、でも描かないと道は開かないよ!
ヘタクソでもいいんだ、とにかく「描いてみないとどうなるかわからないよ!」
でも多くのみんなが「なんだたいした事ないじゃないか」って感じるはずなんだ。

なんだって!そいつは二足歩行なのかぁ!