寅次郎、閉じ込められる の巻



「・・・・」




「フガ、フガ、フガ」






「あ、明かりが!」






「あ〜、よかった。助けてくだせい!」






「早く、早く!ここから出してくだせい!」





「おい、きみ! いい加減にアッシを出しなさい!」



まったく、またやられちまいました。
この籠にはアッシのグッズが入っているんですがね、
中が気になったもんで、ちょっと籠を外からガリガリ掻いちまったら、
これ、この通りでさぁ。

でもね、案外中は心地よかったんですよ。
落ち着くんですな、こういう狭いところがね。


(2003.9月1日)

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