親権者死亡の場合の親権者変更

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2013.11.12更新mf


相談
2年前に離婚しました。子ども(6歳)の親権者である母親(元妻)が死亡しました。現在、子どもは、元妻の両親が育てています。私が子どもを引き取り、育てたいです。どうしたらよいですか。
相談者は、区役所の法律相談室を訪ねました。

回答
担当した弁護士の説明は次の通りでした。
このような場合、あなたは、家庭裁判所に親権者変更の審判を求める申立ができます。相手の両親は、後見人選任の申 立をするでしょう。
この場合、現在の養育環境に問題があるとか、相手が、「あなたが子どもを引き取ること」を認めるか、子どもが「父親と暮らしたい」と言うなどの事情があれば、親権者変更が認められます。
そうでない場合は、現状の養育の変更は認められないでしょう。元妻の両親の後見人選任の申立てが認められ、両親が後見人に選任される可能性が大きいです。
特別な事情がない限り、あなたが親権者変更の申立てをしても、認められることは難しいでしょう。

参考判例
  1. 福岡家庭裁判所小倉支部平成11年6月8日審判
    離婚により未成年者の親権者となった母が死亡した後、未成年者(小学6年生)の父から親権者変更の申立てがされた事案において、申立人に親権者を変更するよりも、亡親権者母の母を後見人に選任することが相当であると認め,申立てを却下

  2. 福岡家庭裁判所小倉支部昭和55年5月6日審判
    離婚の際定められた親権者である父死亡後、子(小学四年生)について父方伯母から後見人選任の申立てがされたことを知った母が親権者変更を申し立てたケースでは、母は親権者として欠けるところはないものの、子とは生後7か月から全く交渉がないのに対し、生後7か月目以降を監護養育している伯母と子との間は真実の母子同様の情愛で結ばれており、右伯母との別離により子の受ける精神的外傷は極めて大きいと考えられること等を考慮すると、当分の間右伯母の養育を受けることが最も子の福祉に沿うものとして申立てを却下

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2006.9.20