離婚調停、裁判で夫に住所を知られたくない

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2013.11.9mf
質問
私(29歳)は、夫(32歳)とは離婚するつもりで、昨年7月、子供(3歳)を連れて家(東京)を出て、北海道の実家に帰りました。現在は、東京に住み、働いています。離婚手続きをしたいのですが、夫が離婚に同意しません。離婚調停の申立をし、離婚訴訟をする覚悟です。
夫は、私の職場も、住所も知りません。夫が私の現住所を知ると、「戻れ」と言いに来て、さらに、私の勤務先や住所を知れば、嫌がらせをするでしょう。
夫に住所を知られずに、調停、裁判ができないでしょうか。

回答
住所は生活の本拠地です(民法21条)。生活の本拠地は複数あると考えられています。住所は必ずしも、住民登録をしたところでなくともよいです。 離婚調停の申立書、訴状、裁判所で尋問を受ける際に宣誓する宣誓書などに、住所を書くことになっています。
しかし、あなたのような事情で住所を相手に知られたくない人もいます。そのような場合、弁護士に依頼する場合は、弁護士の事務所を書いてもよいです。例えば、「○○○番地○○○○法律事務所気付」と書くことも許されます。
本人尋問で、相手から勤務先や住所を尋ねられた場合、答えたくない理由を、「嫌がらせを受けるので、答えたくありません」と答えればよいでしょう。
以上の方法を使った場合でも、調停調書、判決文には、住所が記載されます。最後には、相手に住所が知られることは覚悟すべきです。
これを避けるために、実際の裁判の手続きでは、郵便が届くであろうところを、あなたの場合、北海道の両親のところを住所としてよいでしょう。住所が複数あることは認められているからです。

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