義務者が住宅ローンを支払っている場合の婚姻費用(婚費)の計算方法

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2015.5.28mf
制作:弁護士河原崎弘

相談:別居している夫が住宅ローンを払っている

夫が家で出て(別居)3年経過しました。夫は年収2000万円、私は、120万円です。子供1人(6歳)います。
私と子供が住んでいる自宅は夫名義ですが、この住宅ローン(残3000万円)の支払いが月にすると、25万円あり、夫が支払っています。 夫は、離婚を求めていますが、私は離婚を拒否しています。
現在、夫は私に生活費として月額15万円送ってくれます。少ない感じがするのですが、いかがでしょう。

回答:支払い中のローン金額を考慮する

算定表の金額は、住居費を含んでいます。 義務者が住宅ローンを支払い、その住宅に権利者が居住している場合は、算定表の金額を、そのまま適用すると、義務者は、二重の負担をすることになります。
他方、算定表の金額から、毎月のローン金額を差引く方法は、住宅ローンの返済は、義務者の資産形成の面がありますので、適切ではありません。
この問題を解決する確定した計算方法はありませんが、次の修正計算方法があります。 なお、養育費支払い義務者が、義務者居住用の住宅ローンを支払っている場合は、本件とは別です。算定表の金額をそのまま使います。
相談者の場合、適正な婚姻費用は、現在の金額より高いです。家庭裁判所に婚姻費用の増額を求める調停を申立ててください。

判決

登録 2010.5.3
港区虎ノ門3丁目18-12-301(神谷町駅1分)河原崎法律事務所 弁護士河原崎弘 03-3431-7161