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2015.4.14mf
弁護士河原崎弘

警察の強制採尿

質問

覚せい剤事件で、警察が強制的に採尿する行為は合法ですか。その手続きは。

回答

これも、電話相談です。 弁護士会の担当弁護士の回答は次の通りです。
カテーテルにを使用しての強制採尿は、個人の尊厳への干渉(身体に対する侵入行為であり、身体に危険を生じさせ、屈辱感を与える)であるが、他方で覚せい剤事犯など重大な犯罪捜査では必要な方法でありました。従前、学説、判例上でも、合法と違法とに分かれていました。
最高裁の決定(昭和55年10月23日)は、次の要件で、合法としています。 しかし、カテーテルでの強制採尿は、 個人の尊厳の保障(憲法13条)および適正手続きの保障(憲法31条)に違反するとの学説もあります。

さらに、被疑者が病院まで同行に同意しない場合には、強制採尿令状の効力として(身体を拘束されていない)被疑者を最寄の場所まで連行できるとされています(付随的効力説、平成6年9月16日最高裁決定)。

判決


登録 1994.9.24
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