WWW サービスのレジストリ エントリ

サービス固有のレジストリ エントリ」に記載されているパラメータに加えて、WWW サービスでは、次のパラメータが保持されます。

レジストリ パス

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM
\CurrentControlSet
 \Services
  \W3SVC
   \Parameters

AcceptByteRanges
REG_DWORD
範囲 : 1、0
既定値 : 1 (有効)
この値は、HTTP サーバーが "bytes:" タイプの "Range" ヘッダーを処理するかどうかを指定します。値を有効にした場合、サーバーは "Accept-Range: bytes" ヘッダー フィールドを送信し、範囲指定要求を受け付けていることを通知します。"Range: bytes" ヘッダー フィールドが指定された要求を受け取ると、サーバーはインターネット ドラフトの "Byte range extension to HTTP"に従って処理を行います。

 

AllowSpecialCharsInShell
REG_DWORD
範囲 : 0、1
既定値 : 0 (無効)
この値は、バッチ ファイル (.bat ファイルおよび .cmd ファイル) の実行時に、コマンド ラインで Cmd.exe の特殊文字 [ | ( , ; % < and > ] を使用できるかどうかを指定します。これらの特殊文字は、重大なセキュリティ リスクを招くおそれがあります。このエントリの値を 1 に設定すると、悪意のある第三者がサーバー上でコマンドを実行できるようになります。したがって、この設定は、既定の 0 のままにしておくことを強くお勧めします。既定では、これらの特殊文字を、スクリプトにマップされた CGI アプレットに渡すことはできません。値を 1 に設定すると、これらの特殊文字をスクリプトにマップされた CGI アプレットに渡すことが可能になります。ただし、コマンド プロセッサにとって特別な意味を持つ、パイプ文字 (|) および標準 I/O リダイレクト文字の "<" と ">" は除きます。

 

DLCSupport
REG_DWORD
範囲 : 0、1
既定値 : 0 (無効)
この値は、ダウンレベルのクライアントのサポートを有効にするかどうかを示します。旧バージョンのブラウザの中には、HOST ヘッダーをサポートしないものがあります。HOST ヘッダーは、1 つの IP アドレスを共有する複数の Web サイトにクライアントからアクセスする場合に使われます。値を 0 に設定すると、ダウンレベルのクライアントのサポートが無効になり、値を 1 に設定すると、ダウンレベルのクライアントのサポートが有効になります。

 

DLCCookieNameString
REG_STRING
範囲 : 文字列
既定値 : なし
この値は、サーバーが、ダウンレベルのクライアントに送信する HTTP cookie の名前を指定します。ダウンレベルのクライアントに送られる cookie は、"疑似" HOST ヘッダーとして機能します。サーバーは、これを使ってクライアントの HTTP 要求を適切な Web サイトにルーティングすることができます。

 

DLCHostNameString
REG_STRING
範囲 : 文字列
既定値 : なし
この値は、DLCCookieMenuDocumentString に格納されている、ダウンレベル ホスト メニューを含む Web サイトの名前を示します。ダウンレベル ホスト メニューは、HTML ファイルや .asp ファイルなど、1 つの IP アドレスを共有するすべての Web サイトの一覧が記載されたドキュメントです。ユーザーは、このメニューから適切なサーバー インスタンスを選びます。

 

DLCCookieMenuDocumentString
REG_STRING
範囲 : 文字列
既定値 : なし
この値は、cookie をサポートし、HOST ヘッダーをサポートしていないクライアントのためのホスト メニューのファイル名を指定します。cookie は、"疑似" HOST ヘッダーとして機能し、ホスト メニューには 1 つの IP アドレスを共有するすべての Web サイトの一覧が表示されます。この cookie は、ブラウザのセッションが終了するまで、ホストに対するすべての要求にアタッチされます。ただし、ブラウザのセッションが終了しても cookie は削除されません。

 

DLCMungeMenuDocumentString
REG_STRING
範囲 : 文字列
既定値 : なし
この値は、cookie をサポートしていないクライアントのためのホスト メニューのファイル名を指定します。このファイルは、URL にホスト名を埋め込むことによって、ダウンレベルのクライアントから要求された URL を解決するために使われます。

 

DLCMenuString
REG_STRING
範囲 : 文字列
既定値 : なし
この値は、ダウンレベルのクライアントから要求される URL の特別な接頭語を指定します。サーバーは、ダウンレベルの要求をすべてこの文字列と照合します。

 

LogSuccessfulRequests
REG_DWORD
範囲 : 0、1
既定値 : 1 (有効)
正常に終了したアクティビティをログ ファイルに記録するかどうかを指定します。値を 1 に設定すると、正常に終了したアクティビティの記録が有効になり、0 に設定すると、無効になります。

 

SSIEnableCmdDirective
REG_DWORD
範囲 : 0、1
既定値 : 0 (有効)
シェル コマンドを実行するには、サーバー側インクルードの #exec cmd ディレクティブを使用します。セキュリティを重視するサイト、特に信頼できるユーザー以外のユーザーがサーバーにファイルを書き込めるようになっているサイトの場合には、セキュリティ強化のためにこの値を 0 に設定し、#exec cmd ディレクティブを無効にすることをお勧めします。既定では、この値はレジストリに存在しません。このディレクティブにシェル コマンドの実行を許可する場合は、まずこの値を作成し、次に値を 1 に設定します。

 

TryExceptDisable
REG_DWORD
範囲 : 0、1
既定値 : 0 (無効)
このパラメータは、ISAPI アプリケーションの HttpExtensionproc() を呼び出すときの例外キャッシングを無効にします。TryExceptDisable を 1 に設定すると、ISAPI アプリケーションの誤動作によって例外が発生した場合、サーバーが停止します。これによって、開発者は、その場ですぐにデバッグを行うことができます。このパラメータは、ISAPI アプリケーションのデバッグをするときだけ 1 に設定します。

 

UploadReadAhead
REG_DWORD
範囲 : 0 〜 0x80000000
既定値 : 48 KB
クライアントがサーバーにデータをポストすると、サーバーは既定でこのサイズのデータを読み込んだ後、アプリケーションに制御を渡します。アプリケーションは残りのデータを読み込みます。このサイズを増やす場合は、サーバーの RAM の容量を大きくする必要があります。

 

UsePoolThreadForCGI
REG_DWORD
範囲 : 1、0
既定値 : 1 (有効)
既定では、IIS は、サーバー プール スレッドを使って CGI の処理を行います。つまり、時間のかかる CGI 要求では、サーバー プール スレッドを消費することがあります。

 


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