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ペン君がセロファンから抜け出た頃には、 ゆっこは、ぬいぐるみと遊ぶ事に飽き飽きしていました。(Q12) なんといっても、ぬいぐるみというものは、受け身な存在である事には変わりなく、飼い主が飽きれば、それでおしまいな訳です。 ペン君は、にゃも君、くま君達と共に、 段ボール箱に押し込められました。 ペン君にとって、段ボール内は最悪でした。 ペン君はご承知の通り、暑さが苦手なのです。 ムレと暑さの戦いは、人間で言えば熱湯風呂と同じなのです。 そして、まだ打ち解けていない、くま君、にゃも君との共同生活。 それはとてもとてもツライ時代でした。 段ボール時代の事は、今でもペン君はゆっこに語ろうとはしません。 硬く口を閉ざしたままです。(Q13) 現在ゆっこは、ペン君が騒いでうるさい時は必ず、 段ボール時代の話を持ち掛けます。 案の定、ペン君は静かになるのです。 ゆっこにとって、段ボール時代はペン君の謎の時代でもありますが、 ペン君が辛かった時代である事は想像がつき、それなりに反省しています。(Q15) |
知りたい 知りたくない