コウモリ音翻訳器の製作

人間の耳には聞こえない高い振動数の音を可聴音化する方法として、「うなり」を用いています。「うなり」とは、ギターの調音などで知られるように、発した音と基準音の差の振動数の音が聞こえる現象です。基準音を約40kHzとして、超音波センサでとらえて増幅したコウモリの発するクリック音と混ぜることで、40kHz付近の超音波を可聴音としています。

回路は、50円のゲートIC1個によって超音波の増幅や局部発振を行っているため、1セットは二千円ほどで作製できると思います。

回路図

基板配置図(部品面)

青線はハンダ面での結線(部品の足などを利用するとよい)

赤線は部品面でのジャンパー線

パーツリスト
R1 120kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R2 470kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R3 2kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R4 2MΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R5 2MΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R6 10kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R7 9.1kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R8 10kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R9 10kΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R10 1MΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
R11 2MΩ 炭素皮膜抵抗(1/4W)
C1 100pF セラミックコンデンサ
C2 100pF セラミックコンデンサ
C3 1000pF セラミックコンデンサ
C4 1000pF セラミックコンデンサ
C5 2000pF セラミックコンデンサ
C6 0.01μF 積層セラミックコンデンサ
C7 0.1μF 積層セラミックコンデンサ
C8 22μF タンタル電解コンデンサ
D1 1N60 ゲルマニウムダイオード
TR1 2SC1815 シリコントランジスタ
IC1 MC4069 C-MOSゲートIC
  基板(ガラスエポキシ) Sun hayato ICB-86G
  電池スナップ 006P用
  基板用スペーサー 4本
  ICソケット 14ピン
  電池 006P(9V)
  圧電ブザー素子 京セラ KBS270B(大)
  スイッチ ON-OFF
  ケース テイシン電機 (株)TB-54
  超音波センサ ムラタ MA40L4

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yamamoto@tomonaga.u-gakugei.ac.jp