横軸:時間

サウンドのプラグインで音声が聞けます。

観察されたク直線水平飛行時のクリック音の間隔はおよそ100m秒で、繰り返し頻度は約10Hz程度でした。音速を340m/sとすると、障害物による反響音が次のクリック音より前に到達できる距離は、この間隔より約17mです。

横軸:時間(秒)

横軸:時間(秒) 縦軸:周波数(Hz)

クリック音の持続時間は約10m秒程度でした。従って、この場合には、約1.7mより短い距離の反響音は検出不能です。翻訳音は、もとのクリック音の周波数成分の多くが失われているものの、スペクトルで見ると、このコウモリは、短いクリック音の間に大きく周波数を変化させるFM(周波数変調)コウモリであることがわかります。

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yamamoto@tomonaga.u-gakugei.ac.jp